2011年、ドイツのバイクブランド"FOCUS"がロシアのチームカチューシャのテクニカルスポンサーとなる

フォーカスは再び来シーズン、プロツアーのスタートラインに立つことになる。ロシアのチームカチューシャにバイクを提供するテクニカルスポンサーとして3年契約を結んだ。



フォーカスの最高経営責任者であるマシウス・シドラーとチーム・カチューシャの監督、アンドレイ・チミルは、いくつかの話し合いと交渉を経て、最終的に合意に達した。2011年の8月初めまでにチームを世界ランキング3位まで押し上げたチミルの目標は、確実に世界最強チームを育てることである。

この目的を達成する為に、彼は今後3年間に渡り"ドイツ製"の高い品質を誇るフォーカス製最新型バイクを選択したのだ。シドラーはスポーツバイクの発展に尽力しており、フォーカスも過去2年間、世界中の最も重要なレースで活躍してきた。

フォーカスにとって、ドイツのチームミルラムとのパートナーシップは国際的な市場への道を切り開いた。今、シドラーとフォーカスはこの道をより広く切り開くことを切に願っている。 

シドラーは語る「我々の目標は、過去の2年以上に渡った国際的なプロツアーでの実績を、さらに発展させることを可能にする長期に渡るパートナーシップを結ぶことなのです。」

ロシアのチーム、インターナショナルクラスのライダー

話し合いを重ねたトピックの1つに、チームを「創り上げる」というものがあった。フォーカスは2011年に向け、中心選手をロシアから呼ぶことに同意した。さらに、既に国際的に活躍しているライダーも多く在籍する。例えば2009年のイタリアロードチャンピオンであるフィリッポ・ポッツァートは引き続きームカチューシャで走る。

今年のツール・ド・フランスの山岳ステージで、先頭を走るコンタドールとシュレックに果敢に挑むことができた唯一のライダー、スペインのホアキン・ロドリゲスもカチューシャで引き続き走る。

フォーカスのマーケティングディレクター、ヘルウィグ・ルースは語る。「我々は国際的な強いチームを作ることを意識しているのです。このチームとともにスポーツシーンで大成功を収め、我々のバイクの優秀性を疑いのないものにしようと思っています。海外マーケットを拡大し、フォーカス製品の需要を増やすことを言うまでもなく期待しています」。


チームカチューシャはフォーカス・イザルコに乗る

カチューシャは来シーズンよりフォーカス・イザルコ カチューシャモデルで、世界トップレベルのステージレースとワンデイレースに参戦します。
最新の情報によると、チームバイクのフォーカス・イザルコのフレームには、プロロゴ製サドル、スラム製コンポーネント、コンチネンタル製タイヤ、FSA製のパーツがアッセンブルされる予定だ。

フォーカス・イザルコ2011モデルフォーカス・イザルコ2011モデル (c)FOCUS-BIKES

フォーカス・イザルコのフレームは、チームカラーであるレッド・ブルー・ホワイトに塗られる。その中でもレッドは、ジャージとマシンに共通する主要カラーとして位置づけられ、将来的にフォーカスのイメージカラーとマッチするようにしていく。

タイムトライアルでは、タイムトライアルマシン製作の権威であるアンドレアス・ウォルサー氏とのコラボレーションであり、最新カラーをまとったフォーカス・イザルコクロノを使用する。


コンチネンタルとU23チームはフォーカス・カヨをチョイス

チームカチューシャは元プロ選手であり現チーム監督であるアンドレイ・チミルにより2008年に創られ、驚くべき短期間で、強豪チームとしての地位を確立した。チームはレースで成功することだけではなく、サイクリングの存在をより広く世に知らしめ、サイクリングがロシアでもっと人気を博することを目指している。

プロツアーチームに加えて、他のロシアチームもフォーカスのマシンでレースに参戦する。コンチネンタルチームとU23の両チームはチームバージョンのカーボンバイク"フォーカス・カヨ"を馳せる。長年にわたりスポーツ自転車界を担う存在であるフォーカスとともに、カチューシャにはプロジェクトを将来的にマウンテンバイクやシクロクロスにまで広げる意向がある。