カヴを擁するアスタナがロースター確定　金色模様の入った新ジャージを公開

来シーズンに向け14名を入れ替えたアスタナ・カザフスタンが、2024年シーズンのロースターを確定。同時に新しいジャージデザインを公開し、またホイールスポンサーをヴィジョンに変更したと発表した。

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2022年はチーム通算5勝と低迷したものの、今年は13勝と復活の兆しを見せたアスタナ・カザフスタン。12月17日、29名で2024年のロースター確定を明らかにした。

来年もチームの中心はカザフスタンのロード＆TT王者アレクセイ・ルツェンコと、現役引退を撤回してプロ18年目のシーズンを迎えるマーク・カヴェンディッシュ（イギリス）という2人。そんな中、ベテランのルイスレオン・サンチェス（スペイン）やJCLチーム右京の監督に就任するマヌエーレ・ボアーロ（イタリア）らが引退し、ジャンニ・モスコン（イタリア）がスーダル・クイックステップへ移籍するなど15名がチームを去った。

しかしアスタナは、カヴェンディッシュのツール・ド・フランス区間優勝記録を更新するべくリードアウト職人ミケル・モルコフ（デンマーク）をスーダル・クイックステップから獲得。更にスピードに長けたリュディガー・ゼーリッヒ（ドイツ、ロット・デスティニー）やマックス・カンター（ドイツ、モビスター）、ダヴィデ・バッレリーニ（イタリア、スーダル・クイックステップ）らをメンバーに加え、リードアウトトレインを強化した。

また、ロースター確定と共にアスタナは新しいジャージデザインを公開した。ジャージサプライヤーはジョルダーナから、イタリアの老舗ウェアブランドであるビエンメに変更。ベースとなるカザフスタンの国旗である青色は変わらず、ジャージの下部に鉱石の鉱脈や黄金の太陽をイメージした模様が入った。

更にチームは2011年から13年に渡り使用したフランスのコリマから、ホイールサプライヤーをイタリアの名門ブランドFSAヴィジョンにチェンジ。アレクサンドル・ヴィノクロフGMは「FSAヴィジョンは最高品質と高い基準を有し、細部までこだわっている。それが我々を勝利へと導く、パズルのピースとなる」とコメントした。