イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)の圧勝で幕を下ろした難関山岳モンテ・ゾンコランステージ。バッソにとっては2006年以来のジロ制覇へ向けての主導権を取れる勝利だった。また復帰後もっとも価値ある勝利と言えそうだ。

ゾンコラン山頂に先頭で姿を現したイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)ゾンコラン山頂に先頭で姿を現したイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス) photo:Kei Tsuji

イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)  
僕にとっては素晴らしい一日だった。復帰してから最高の日だった。今日僕がやり遂げたことに本当に満足している。チームに感謝している。ずっと僕を引っ張ってくれたのは本当に素晴らしい仕事だった。

モンテゾンコランのような登りでは、ただ集中して闘うだけで、他に何も考えることはできない。ゾンコランは春にチームで下見に来ていたんだ。

まずこの勝利を祝うことを楽しみたいね。そして休息日に回復だ。再充電したら、まだこれから苦しいことはたくさん続くんだ。また翌週からマリアローザを着て走れるというのはいいね。今日の後はやる気充分だよ。

今日の僕の勝利はライバルたちへの強い警告だね。もちろんチームメイトたちにとってもいいシグナルだ。本当に今日のチームは素晴らしかった。150キロ、ずっとエネルギーをセーブせずに、自分を還りみずに走り続けてくれたんだ。

復帰してからというもの、僕はただ仕事をこなしてきた。その記録はすべてオンライン上にある(バッソはトレーニング記録をサイト上に公開している)。
誰もが自分の目で観てそれを調べることができる。あなた方それぞれがジャッジすることができるんだ。
何km走ったか、ヘマトクリット値の推移はどうかをチェックすることができる。ただ僕のウェブサイトに行って見るだけだよ。

この勝利は僕にとって大きい。ただひとりのサイクリストとしてだけでなく、僕を個人的に支えてくれた人にとって大きなものだ。僕には今まで難しい時期があった。僕を信じてサポートしてくれた人には本当に感謝している。彼らはまた僕が結果を出せると信じてくれていた。


カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシング) 
バッソは僕を驚かせてくれた。彼は今日すべての選手の中でベストだった。彼は自分のリズムを保ち、僕も自分のペースで行った。彼の方がちょっと速かった。これからの数日間で何が起きるか見ていて欲しい。

バッソから1分19秒遅れでゴールに向かうカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)バッソから1分19秒遅れでゴールに向かうカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) photo:Kei Tsuji

ダビ・アローヨ(スペイン、ケスデパーニュ)
今日の僕のゴールはマリアローザを守ることだった。ゾンコランを登るのはとても難しいことになるということはわかっていた。昨日強い選手たちを目の当たりにした。とくにリクイガスだ。彼らは一日中仕掛けてきた。先のことは考えられなかった。今日マリアローザを守りたかったんだ。そしてこれからも一日一日闘っていく。

バッソから3分50秒失ったマリアローザのダビ・アローヨ(スペイン、ケースデパーニュ)バッソから3分50秒失ったマリアローザのダビ・アローヨ(スペイン、ケースデパーニュ) photo:Kei Tsuji

ショーン・イェーツ監督(チームスカイ)
ブラドレーはそんなに調子が良くなかった。昨日の疲れがあったんだろう。総合はこれでもう終わり。昨日言ったようにジロの険しすぎる登りはブラッドには向いていないんだ。

ゾンコランの登りはハードすぎてほとんどバカバカしいね。ツール・ド・フランスの登りは全く違う。我々はより大きな目標であるツールを見据えている。それがブラッドにとっての究極のゴールだ。

25分32秒遅れのステージ104位に沈んだブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)25分32秒遅れのステージ104位に沈んだブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) photo:Kei Tsuji

ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。

text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI, CorVos

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