逃げるマシュー・ロイド(オーストラリア、オメガファーマ・ロット)とルーベンス・ベルトリアーティ(スイス、アンドローニ・ジョカトーリ)逃げるマシュー・ロイド(オーストラリア、オメガファーマ・ロット)とルーベンス・ベルトリアーティ(スイス、アンドローニ・ジョカトーリ) (c)CorVosマシュー・ロイド(オーストラリア、オメガファーマ・ロット)
ラスト2kmで涙が出てきて何も見えなくなってしまって、ただ前の赤いクルマを目で追って走った。ラスト200mでなにか特別な感情が湧き出てきた。ジロ・デ・イタリアは僕にとってエモーショナルなレースなんだ。ジロはロマンチックなんだ。このレースは他のどのレースよりも難しいから。

たぶん、今日のコースの特徴が、それに合っている僕を勝者にしてくれただけなんだ。もし自分から動かなければこんなことになはらなかった。こんな逃げの99%は成功しないんだ。一緒に逃げたルーベンス・ベルトリアーティが遅れだすのを感じていた。ヴィノクロフやバッソと上りで闘うのはハードだけど、今日はルーベンスだけが相手だった。僕は上りが得意だけど、下りが下手なんだ。

オーストラリアナショナルチャンピオンをとったときも、カデル(エヴァンス)が一番最初に祝福してくれた。今回もそうだった。感慨深いよ。


マリアローザを守りきったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)マリアローザを守りきったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ) (c)CorVosヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
僕らにとっては安楽な一日だった。チームは集団をよくコントロールしたし、マリアローザを守るためにそれほどエネルギーを使う必要もなかった。明日何が起こるかは誰にも分からないよ。トスカーナを渡るコースは僕に良くフィットしている。ジャージを守る走りをして、日曜の山岳、テルミニッロで何が起きるか楽しみにしている。


アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィーニ)
今日のコースの終盤は知り尽くしていた。でも、気管支炎のおかげで今日の足の調子は最高じゃなかった。トライしてみたけど、引き戻された。でもまだ諦めないよ。チームに問題があるんじゃないかって? そんなこと全く無いね。そのうちすごいことができるさ。これからの数日を見ていて欲しい。


パンクしたがチームメイトに助けられたカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)パンクしたがチームメイトに助けられたカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム) (c)CorVosカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
雨が降り出して路面状態がとても危険になってからはひとときも気を抜ける瞬間がなかったね。とにかくクラッシュがあちこちでおきた。15人から20人は転んだだろうね。落車しなかっただけで十分ラッキーだったと言えるよ。パンクはしたけれどね。パンクした時、チームメイトがいて、何の苦労もなくすぐ集団に復帰することができた。ジロを失わなくてよかったよ。



ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。