レース主催団体ASO(アモリー・スポルト・アルガニザシオン)が3月17日、第96回ツール・ド・フランスの出場20チームを発表した。プロツアー18チームのうち、フジ・セルヴェットを除く17チームが出場権を獲得。プロコンチネンタルチームは、スキル・シマノ、アグリチュベル、サーヴェロ・テストチームの3チームが出場する。

ツール・ド・フランスコース全体図ツール・ド・フランスコース全体図 image:www.letour.fr大会開幕が109日後に迫った3月17日、ツール・ド・フランスの出場チームリストが発表された。18のプロツアーチームのうち、出場を逃したのはフジ・セルヴェットのみ。

同チームは、昨年大会でステージ2勝を飾ったリカルド・リッコ(イタリア)とレオナルド・ピエポリ(イタリア)のCERA(第3世代EPO)の陽性反応が発覚し、レース撤退を余儀なくされたサウニエルドゥバル・スコット(シーズン後半はスコット・アメリカンビーフ)の後継チーム。昨年アスタナが出場を逃したのと同様に、主催団体ASOの許しを請うことが出来なかった。

その一方で、昨年覇者のカルロス・サストレ(スペイン)や、マイヨヴェール経験者のトル・フースホフト(ノルウェー)擁するサーヴェロ・テストチームの出場が決定。シーズン序盤からプロツアーチームを凌駕するほどの結果を残している同チームだけに、出場は順当だと言える。

加えてスキル・シマノとアグリチュベルの出場が決まった。ツールと同じASOが主催するパリ〜ニースで、総合8位&新人賞2位に入ったジョナタン・イヴェール(フランス)擁するスキル・シマノ。別府史之と土井雪広、今西尚志スポーツディレクターが在籍しており、ツールへの日本人選手出場の可能性が出てきた。

スキル・シマノのイヴァン・スペークンブリンクGMはプレスリリースの中で「ASOが我々の組織、ビジョンに信頼をおいてくれたことに感謝したい。過去の2年間でチームは、組織、選手共に大きく成長。最もハイレベルなレースで戦えることを見せつけた」「ツールでの目標は、基本的にチームがこれまでのレースで見せてきた攻撃的で魅力的な走りを見せること」と語っている。

地元フランスのアグリチュベルからはクリストフ・モロー(フランス)やロメン・フェイユ(フランス)らが出場するだろう。

第96回大会は7月4日、コートダジュールのモナコをスタートする。

ツール・ド・フランス出場20チーム(☆はプロコンチネンタル)
ミルラム
クイックステップ
サイレンス・ロット
サクソバンク
ケースデパーニュ
エウスカルテル
ガーミン・スリップストリーム
チームコロンビア
アージェードゥーゼル
アグリチュベル☆
Bboxブイグテレコム
コフィディス
フランセーズデジュー
ランプレ
リクイガス
アスタナ
ラボバンク
スキル・シマノ☆
カチューシャ
サーヴェロ・テストチーム☆

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