ピナレロの新型トラックバイク「MAAT」が登場。11月29日に香港で開催されたUCIトラックワールドカップにて、イタリアナショナルチームが実戦初投入した。東京2020オリンピックでのメダル獲得を目指して開発されたマシンだ。来春には一般発売も開始される予定。



香港で開催されたUCIトラックワールドカップで公式初披露されたピナレロ MAAT香港で開催されたUCIトラックワールドカップで公式初披露されたピナレロ MAAT photo:So.Isobe
ブラドレー・ウィギンズのアワーレコード挑戦のために開発されたBOLIDE HRをベースに、さらなる性能強化を果たし登場したピナレロの新型トラックバイク「MAAT(マート)」。2016年モデルまでラインアップしていたMAATの名が復活した形だ。ピナレロと協力体制にあるイタリアナショナルチームと連携し、東京2020オリンピックでのメダル獲得を目指して開発された1台である。

チューブ形状に関する3:1ルールの撤廃により、さらにアグレッシブなデザインを獲得した新型MAAT。極太のブレード形状を持ったフォークや、横方向に伸びたヘッドなど全体的にボリュームある形状を採用することでエアロダイナミクス強化を図る。また、フォーククラウン部分がヘッドチューブ後方に完全に隠れたインテグレーテッドデザインによって、最も風が当たるフロント部分の空気抵抗を削減している。

3:1ルールに縛られないアグレッシブなエアロデザインを獲得した3:1ルールに縛られないアグレッシブなエアロデザインを獲得した photo:So.Isobeフォーククラウン部分がヘッドチューブ後方に隠れたデザインでエアロ効果を高めているフォーククラウン部分がヘッドチューブ後方に隠れたデザインでエアロ効果を高めている photo:So.Isobe

チェーンステーやシートステーなどリア三角はアシンメトリックデザインをさらに推し進めたチェーンステーやシートステーなどリア三角はアシンメトリックデザインをさらに推し進めた photo:So.Isobeショルダー部分にグリップを設けたMAATハンドルバーも新開発ショルダー部分にグリップを設けたMAATハンドルバーも新開発 photo:So.Isobe

ピナレロが信条とするアシンメトリックデザインも推し進め、リア三角やBB周辺部、シートチューブなどを左右非対称とすることでフレーム剛性およびパワー伝達を最適化。イタリアナショナルチームが注力しているマディソンとオムニアム種目に最適な性能を与えつつも、横剛性を強化することでスプリント種目でも活躍できるフレームに仕上がる。

中距離種目でも快適に、かつ高いパフォーマンスを長時間保てるよう刷新されたジオメトリーとコックピットパーツにも注目だ。トップチューブを長めにしてステムを短くすることでレーシングポジションが維持しやすいよう設計。フレームと一体化したようなフルカーボンのハンドルバーは、エアロポジションでも手首が快適なようショルダー部分にグリップを設けている。また腕を置いて上体を預けられるよう、ハンドルのバートップを扁平させている。

新型MAATは来春から一般発売も開始される予定だ新型MAATは来春から一般発売も開始される予定だ (c)ピナレロジャパン
MAATを駆りマディソンを走るイタリアナショナルチームMAATを駆りマディソンを走るイタリアナショナルチーム photo:So.Isobe
フレームはピナレロにお馴染み、東レの最高級素材であるトレカ T1100 1Kカーボンを使用。剛性強化を狙ってプレスフィットBBを採用するトラックバイクが昨今増えている中、新型MAATはイタリアンBBを採用している。最大タイヤクリアランスは700x23C。5サイズ展開で、フレームセット価格90万円(税抜)にて発売される。MAATハンドルバーはオプション品として用意され、価格は98,000円(税抜)。2020年4月上旬頃よりデリバリー開始予定だ。



ピナレロ MAAT
素材:Torayca T1100 1Kカーボン
BB規格:ITA
最大タイヤクリアランス:700x23C
フレーム重量:1350g(ペイント無し)
サイズ:425/450/470/485/500(C-C)
ハンドルサイズ:芯-芯38cm、ステム長90/100/110mm
カラー:BoB、Red/Black、Sky/Black
価格:
フレームセット 900,000円(税抜)
ハンドルバー 98,000円(税抜)
※2020年4月上旬頃よりデリバリー開始予定

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