ツール・ド・台湾(UCI2.2)の第6ステージは、大会最後の山岳コースで行なわれた。最後は30名に絞られた集団によるスプリント勝負に持ち込まれ、クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)が大会2勝目をマーク。西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)は大会4度目の2位に入った。

ゴールスプリントを繰り広げる西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)ゴールスプリントを繰り広げる西谷泰治(愛三工業レーシングチーム) photo:shimano racing台北市をスタート&ゴールとする第6ステージは、全長142kmの大会最後の山岳コースで行なわれた。前半に標高300mクラスの山岳ポイントが2つ登場し、アップダウンをクリアして台北に戻る。

レースは序盤の山岳で7名が飛び出し、下りでペースの上がった集団は分裂。後続を引き離した集団は先頭に追いつき、30名ほどの先頭グループが形成される展開に。

この中にはリーダージャージのピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)を始めとする総合上位陣の他に、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)、野寺秀徳(シマノレーシング)、松尾修作(ステッグコンピュータ)らが入った。

結局後続集団はこの有力選手を含む集団に追いつかず、30名ほどの集団によるゴールスプリントへ。「4度目の正直」のスプリント勝利を狙った西谷を、第3ステージで優勝を飾っているクルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)が下して優勝。西谷は今大会4度目の2位に甘んじた。

大会最後の山岳コースでマクドナルドがリーダージャージをキープ。翌日の最終第7ステージは台北市内で行なわれる60kmのクリテリウムだ。

ツール・ド・台湾2009第6ステージ結果 142km
1位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)3h30'40"
2位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)
3位 ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)
4位 ベンジャミン・スタウデル(ドイツ、ステッグコンピューター)+02"
5位 ユ・キホン(韓国、ソウルサイクリング)
6位 野寺秀徳(日本、シマノレーシング)
7位 ハーウィン・ジャヤ(インドネシア、ポリゴン・スウィートナイス)
8位 ジェシー・アンソニー(アメリカ、チームタイプ1)
9位 マティシアク・バルトロミエイ(ポーランド、メリダヨーロッパ)
10位 ディミトリ・グルージェフ(カザフスタンナショナルチーム)

個人総合成績
1位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)17h11'20"
2位 ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)+05"
3位 ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)+09"
4位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)+10"
5位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)+15"
6位 タン・ワンイプ(香港、香港チーム)+44"
7位 ロジャー・ブーシャ(スイス、ステッグコンピューター)
8位 クアンフア・ライ(台湾、ジャイアントアジア)
9位 アレックス・クーツ(イギリス、ヘラクリオン)
10位 トーマス・キエンディース(ポーランド、メリダヨーロッパ)

ポイント賞
クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)

山岳賞
ジェシー・アンソニー(アメリカ、チームタイプ1)

アジアンライダー賞
ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)

チーム総合成績
メリダヨーロッパ

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