2019/04/29(月) - 10:18
「アンディ(シュレク)の勝ち方がインスピレーションになった」というヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)のアタック。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを制したフルサングを始め、主役選手たちのコメントを紹介します。
1位 ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)
アルデンヌ3連戦を最高の形で締めくくることができた!今までどうして勝てなかったのか分からないけど、今シーズンは全てが上手く進んでいて、チームも素晴らしい状態にある。今日もチームメイトに完璧な形でリードアウトされてラ・ロッシュ・オ・フォーコンに挑むことができたんだ。
2009年と2010年にチームメイトだったアンディ(シュレク)の勝ち方がインスピレーションになったんだ。自分は彼と似た脚質の選手。逃げ切れると信じて挑んだ。仮に集団内に埋もれてしまうと勝機はないので、ラ・ロッシュ・オ・フォーコンの山頂がフィニッシュだという気持ちでアタックした。だから、ウッズが脱落して、続いてフォルモロと数メートルの差が生まれたところで、そのまま全開で行こうと決めた。
そこまで差が生まれるような下りではなかったので、オールオアナッシングの気持ちで突っ込んだ。後輪を滑らせてヒヤリとするシーンもあったけど何とか持ちこたえることができた。この先、まだあと数年は良いシーズンを送れると思う。
2位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
モニュメントではチーム全体のパフォーマンスが成績に直結する。今日はパトリック・コンラッドが残り40kmでアタックを仕掛けてくれたおかげでマックス(シャフマン)と自分は終盤に向けて脚を溜めることができた。そして最後の登り(ラ・ロッシュ・オ・フォーコン)で本命たちによる勝負が始まると、フルサングのアタックにすぐ反応することができた。彼に食らいつく形で頂上を通過したものの、その後で脱落してしまった。チームとして良いレースを展開したと思うけど、今日はフルサングが最強だった。
3位 マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
顔を覆いたくなるような天候だった。自分のキャリアの中で一番酷い天気だったけど、良い結果をつかむことができたよ。バストーニュで折り返してからのペースアップで集団から脱落してしまったので、もう終わりかもしれないと思う瞬間もあった。でもチームメイトと協力して集団に復帰することができ、そこから力を溜めながら走ることができたよ。
チームは賢明に立ち振る舞ったと思う。重要な展開には全て反応できていたし、終盤までメンバー5名を残していた。ダヴィデ(フォルモロ)が最後の登りで素晴らしい走りを見せ、自分は追走グループの中で力を温存。そのおかげで最終スプリントで3位を射止めることができたんだ。リエージュのようなモニュメントで2位と3位に入ったことは大きな成功を意味している。
4位 アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
1日中ずっと雨が降るタフな1日。終盤にかけて良い走りができていたけど、今日は自分よりも強い選手が3名いた。数年前の8位から順位を上げて今回は4位。今日の展開の中で4位は最良の結果だったと思う。そして将来的にもっと良い成績を狙えるという手応えを得ることができた。
最も勾配のあるポイントでフルサングがアタック。誰もが限界に達している状態からの飛び出しだった。一種の賭けのような走りだったけど、今日は彼が最強だった。
8位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
調子は良かった。でも今日は自分よりも調子の良い選手がいた。勝敗を分けたのはラ・ロッシュ・オ・フォーコン。狙い通り集団前方で登りに挑むことができたけど、フルサングのペースアップに対応できなかったんだ。ディラン(トゥーンス)と自分が追走グループに入ったものの、フルサングとのタイム差を詰めることができなかった。チームとしての走りは完璧だった。ただ、今日は自分たちよりも速い選手がいた。
10位 ワウト・プールス(オランダ、チームスカイ)
チームとして表彰台に登りたいと願っていたけど、10位という結果が精一杯だった。朝から気温が低くて雨が降りしきる天候。今日のような長いレースでは悪天候が終盤の走りに大きく響く。とにかく暖かく着込んで、補給を怠らないように心がけていた。でも終盤の激しい展開についていけなかった。
限界を迎えながらも何とか追走グループ内で最後の登りをクリア。前の(ニバリやイェーツの)グループに追いつきたかったけど、叶わなかった。だから残り2kmでアタックして、グループから飛び出した状態でフィニッシュしたんだ。
16位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
悪天候の影響でとてもタフな1日だった。チームは責任感を持ってレースをコントロールしたけど、最後の登りでライバルたちのアタックに反応できず。完全に出し切った状態でフィニッシュしたので、失望はしていないし後悔はない。こんなにもタンクが空っぽの状態でフィニッシュするのは久しぶりだ。とにかくチームメイトたちを賞賛したい。今日も彼らは素晴らしい働きぶりを見せてくれたし、このチームの一員であることを誇りに思う。
ここまで信じられないようなシーズンを送ることができている。この数ヶ月のレースはどれも一生忘れることがないと思う。それもこれもチームメイトたちのおかげなんだ。今から短い休息期間を挟んで、シーズン後半に向けて動き出したい。そしてまた美しい勝利を目指したい。
52位 グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)
周りの選手たちと協力して先行するグループを追いかけていたのに、不運にも最終コーナーで目の前を走るマイケル・マシューズが落車。避けることができずに自分も落車してしまった。そこでレースが終わった。最初はもっと酷い怪我を負ってしまったと思ったけど、再スタートしてしばらくして大した怪我じゃないとわかってホッとしたよ。
クラシックシーズンを落車という結果で締めくくることになってしまった。良い結果を出せると予想していただけに、チームが得るべき結果につなげることができずに残念だ。チームとして良い走りができていたことを好意的に捉えたい。とにかく落車が残念だ。
DNF アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
木曜日のトレーニング中に落車して仙骨を痛めてしまった。何とかスタートに持ち込めたものの、やはり痛みは消えず、リタイアという結果に終わってしまった。
1位 ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)
アルデンヌ3連戦を最高の形で締めくくることができた!今までどうして勝てなかったのか分からないけど、今シーズンは全てが上手く進んでいて、チームも素晴らしい状態にある。今日もチームメイトに完璧な形でリードアウトされてラ・ロッシュ・オ・フォーコンに挑むことができたんだ。
2009年と2010年にチームメイトだったアンディ(シュレク)の勝ち方がインスピレーションになったんだ。自分は彼と似た脚質の選手。逃げ切れると信じて挑んだ。仮に集団内に埋もれてしまうと勝機はないので、ラ・ロッシュ・オ・フォーコンの山頂がフィニッシュだという気持ちでアタックした。だから、ウッズが脱落して、続いてフォルモロと数メートルの差が生まれたところで、そのまま全開で行こうと決めた。
そこまで差が生まれるような下りではなかったので、オールオアナッシングの気持ちで突っ込んだ。後輪を滑らせてヒヤリとするシーンもあったけど何とか持ちこたえることができた。この先、まだあと数年は良いシーズンを送れると思う。
2位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
モニュメントではチーム全体のパフォーマンスが成績に直結する。今日はパトリック・コンラッドが残り40kmでアタックを仕掛けてくれたおかげでマックス(シャフマン)と自分は終盤に向けて脚を溜めることができた。そして最後の登り(ラ・ロッシュ・オ・フォーコン)で本命たちによる勝負が始まると、フルサングのアタックにすぐ反応することができた。彼に食らいつく形で頂上を通過したものの、その後で脱落してしまった。チームとして良いレースを展開したと思うけど、今日はフルサングが最強だった。
3位 マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
顔を覆いたくなるような天候だった。自分のキャリアの中で一番酷い天気だったけど、良い結果をつかむことができたよ。バストーニュで折り返してからのペースアップで集団から脱落してしまったので、もう終わりかもしれないと思う瞬間もあった。でもチームメイトと協力して集団に復帰することができ、そこから力を溜めながら走ることができたよ。
チームは賢明に立ち振る舞ったと思う。重要な展開には全て反応できていたし、終盤までメンバー5名を残していた。ダヴィデ(フォルモロ)が最後の登りで素晴らしい走りを見せ、自分は追走グループの中で力を温存。そのおかげで最終スプリントで3位を射止めることができたんだ。リエージュのようなモニュメントで2位と3位に入ったことは大きな成功を意味している。
4位 アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
1日中ずっと雨が降るタフな1日。終盤にかけて良い走りができていたけど、今日は自分よりも強い選手が3名いた。数年前の8位から順位を上げて今回は4位。今日の展開の中で4位は最良の結果だったと思う。そして将来的にもっと良い成績を狙えるという手応えを得ることができた。
最も勾配のあるポイントでフルサングがアタック。誰もが限界に達している状態からの飛び出しだった。一種の賭けのような走りだったけど、今日は彼が最強だった。
8位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
調子は良かった。でも今日は自分よりも調子の良い選手がいた。勝敗を分けたのはラ・ロッシュ・オ・フォーコン。狙い通り集団前方で登りに挑むことができたけど、フルサングのペースアップに対応できなかったんだ。ディラン(トゥーンス)と自分が追走グループに入ったものの、フルサングとのタイム差を詰めることができなかった。チームとしての走りは完璧だった。ただ、今日は自分たちよりも速い選手がいた。
10位 ワウト・プールス(オランダ、チームスカイ)
チームとして表彰台に登りたいと願っていたけど、10位という結果が精一杯だった。朝から気温が低くて雨が降りしきる天候。今日のような長いレースでは悪天候が終盤の走りに大きく響く。とにかく暖かく着込んで、補給を怠らないように心がけていた。でも終盤の激しい展開についていけなかった。
限界を迎えながらも何とか追走グループ内で最後の登りをクリア。前の(ニバリやイェーツの)グループに追いつきたかったけど、叶わなかった。だから残り2kmでアタックして、グループから飛び出した状態でフィニッシュしたんだ。
16位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
悪天候の影響でとてもタフな1日だった。チームは責任感を持ってレースをコントロールしたけど、最後の登りでライバルたちのアタックに反応できず。完全に出し切った状態でフィニッシュしたので、失望はしていないし後悔はない。こんなにもタンクが空っぽの状態でフィニッシュするのは久しぶりだ。とにかくチームメイトたちを賞賛したい。今日も彼らは素晴らしい働きぶりを見せてくれたし、このチームの一員であることを誇りに思う。
ここまで信じられないようなシーズンを送ることができている。この数ヶ月のレースはどれも一生忘れることがないと思う。それもこれもチームメイトたちのおかげなんだ。今から短い休息期間を挟んで、シーズン後半に向けて動き出したい。そしてまた美しい勝利を目指したい。
52位 グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)
周りの選手たちと協力して先行するグループを追いかけていたのに、不運にも最終コーナーで目の前を走るマイケル・マシューズが落車。避けることができずに自分も落車してしまった。そこでレースが終わった。最初はもっと酷い怪我を負ってしまったと思ったけど、再スタートしてしばらくして大した怪我じゃないとわかってホッとしたよ。
クラシックシーズンを落車という結果で締めくくることになってしまった。良い結果を出せると予想していただけに、チームが得るべき結果につなげることができずに残念だ。チームとして良い走りができていたことを好意的に捉えたい。とにかく落車が残念だ。
DNF アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
木曜日のトレーニング中に落車して仙骨を痛めてしまった。何とかスタートに持ち込めたものの、やはり痛みは消えず、リタイアという結果に終わってしまった。
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