2019/04/12(金) - 09:24
雨に伴う落車と3級山岳で絞り込まれた4名によるスプリント。Aイェーツやポガチャル、フルサングを振り切って、リーダージャージを着るマキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が怒涛のステージ3勝目を掴んだ。
バスク州の州都ビトリア=ガステイスからアリゴリアガまでの164kmで行われたイツリア・バスクカントリー第4ステージ。獲得標高差2,600mのアップダウンコースの最後には3級山岳サラタモ(全長3.1km/平均3.6%/最大11%)が設定されている。気温8度ほどの冷たい雨が路面を濡らした。
前日に落車し、総合争いから脱落したジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)は「アルデンヌクラシック」を見据えてスタートせず。同じく落車したミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)はスタートを切ったが、リカバリーを優先するためにステージ途中でバイクを降りている。
スリッピーなコースで逃げを打ったのはアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム)やマキシム・モンフォール(ベルギー、ロット・スーダル)、カルロス・ベローナ(スペイン、モビスター)ら7名。この日もボーラ・ハンスグローエが集団コントロールの役目を担い、リーダージャージを着るシャフマンのためにタイム差を3分前後に抑え込んだ。
降りしきる雨の中、逃げグループは人数を減らしながらも残り38km地点の1級山岳ビコツガネ(全長4.9km/平均8.5%)を1分遅れで通過。しかしステージ優勝に興味を示すミッチェルトン・スコットがペースアップを開始したため、最後まで抵抗したデマルキとベローナも残り13km地点で吸収された。
第2ステージのパンクで総合争いから脱落したアダム・イェーツ(イギリス)のステージ優勝をお膳立てすべく、ミッチェルトン・スコットが集団先頭に立ってスピードを上げる。最後の3級山岳サラタモに向けて位置どり争いが激しくなる中、雨で完全にウェットなコーナーで先頭を走るアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ)がスリップダウン。このカザフスタンチャンピオンの転倒が後続の大落車に繋がり、エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ)やペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)が巻き込まれた。
先頭では落車を免れたミッチェルトン・スコットが主導権を握って3級山岳サラタモへ。下り区間を含む不規則なこの登りでチームメイトたちにリードアウトされたAイェーツがフィニッシュまで4kmを切ったところで満を持してアタック。この動きに対応できたのは、シャフマンとタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)、ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)の3名だけだった。
雨に濡れた危険な下りを終えて、先頭4名がステージ優勝に向けたスプリント体制に入る。先頭を引き続け、そのまま躊躇することなくスプリントに持ち込んだのはポガチャル。2018年にツール・ド・ラヴニールで総合優勝し、ジャパンカップで11位の成績を残した20歳のポガチャルが2月のヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合優勝に続く金星を狙ったが、好調シャフマンの加速力がそれを上回った。
シャフマンが第1ステージと第3ステージに続くステージ3勝目。ハットトリックを達成したシャフマンは「3勝するなんて想像もしていなかった。天候は予報よりもずっと悪くて、ずっと雨が降り続く寒い1日だった。疲れ切っていたものの、勝利を渇望する気持ちも強く、完璧なポジションからスプリントを開始したんだ」と語る。
ボーナスタイムを加算したシャフマンはチームメイトのパトリック・コンラッド(オーストリア)と51秒差、ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ)と52秒差で総合首位を快走する。1級山岳の山頂フィニッシュが設定された翌日の難関ステージについてシャフマンは「ハードなステージだけど、全力を尽くして最善の成績を残すだけだ」と語っている。
バスク州の州都ビトリア=ガステイスからアリゴリアガまでの164kmで行われたイツリア・バスクカントリー第4ステージ。獲得標高差2,600mのアップダウンコースの最後には3級山岳サラタモ(全長3.1km/平均3.6%/最大11%)が設定されている。気温8度ほどの冷たい雨が路面を濡らした。
前日に落車し、総合争いから脱落したジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)は「アルデンヌクラシック」を見据えてスタートせず。同じく落車したミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)はスタートを切ったが、リカバリーを優先するためにステージ途中でバイクを降りている。
スリッピーなコースで逃げを打ったのはアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム)やマキシム・モンフォール(ベルギー、ロット・スーダル)、カルロス・ベローナ(スペイン、モビスター)ら7名。この日もボーラ・ハンスグローエが集団コントロールの役目を担い、リーダージャージを着るシャフマンのためにタイム差を3分前後に抑え込んだ。
降りしきる雨の中、逃げグループは人数を減らしながらも残り38km地点の1級山岳ビコツガネ(全長4.9km/平均8.5%)を1分遅れで通過。しかしステージ優勝に興味を示すミッチェルトン・スコットがペースアップを開始したため、最後まで抵抗したデマルキとベローナも残り13km地点で吸収された。
第2ステージのパンクで総合争いから脱落したアダム・イェーツ(イギリス)のステージ優勝をお膳立てすべく、ミッチェルトン・スコットが集団先頭に立ってスピードを上げる。最後の3級山岳サラタモに向けて位置どり争いが激しくなる中、雨で完全にウェットなコーナーで先頭を走るアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ)がスリップダウン。このカザフスタンチャンピオンの転倒が後続の大落車に繋がり、エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ)やペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)が巻き込まれた。
先頭では落車を免れたミッチェルトン・スコットが主導権を握って3級山岳サラタモへ。下り区間を含む不規則なこの登りでチームメイトたちにリードアウトされたAイェーツがフィニッシュまで4kmを切ったところで満を持してアタック。この動きに対応できたのは、シャフマンとタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)、ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)の3名だけだった。
雨に濡れた危険な下りを終えて、先頭4名がステージ優勝に向けたスプリント体制に入る。先頭を引き続け、そのまま躊躇することなくスプリントに持ち込んだのはポガチャル。2018年にツール・ド・ラヴニールで総合優勝し、ジャパンカップで11位の成績を残した20歳のポガチャルが2月のヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合優勝に続く金星を狙ったが、好調シャフマンの加速力がそれを上回った。
シャフマンが第1ステージと第3ステージに続くステージ3勝目。ハットトリックを達成したシャフマンは「3勝するなんて想像もしていなかった。天候は予報よりもずっと悪くて、ずっと雨が降り続く寒い1日だった。疲れ切っていたものの、勝利を渇望する気持ちも強く、完璧なポジションからスプリントを開始したんだ」と語る。
ボーナスタイムを加算したシャフマンはチームメイトのパトリック・コンラッド(オーストリア)と51秒差、ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ)と52秒差で総合首位を快走する。1級山岳の山頂フィニッシュが設定された翌日の難関ステージについてシャフマンは「ハードなステージだけど、全力を尽くして最善の成績を残すだけだ」と語っている。
イツリア・バスクカントリー2019第4ステージ結果
1位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 4:03:55 |
2位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | エンリコ・バッタリーン(イタリア、ユンボ・ヴィズマ) | 0:00:01 |
4位 | アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) | |
5位 | マルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ) | 0:00:09 |
6位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
7位 | パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
8位 | ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ) | |
9位 | ヴァランタン・マデュアス(フランス、グルパマFDJ) | |
10位 | ビョルグ・ランブレヒト(ベルギー、ロット・スーダル) |
個人総合成績
1位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 12:38:16 |
2位 | パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:00:51 |
3位 | ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ) | 0:00:52 |
4位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:01:07 |
5位 | ダニエル・マーティン(アイルランド、UAEチームエミレーツ) | 0:01:08 |
6位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:01:10 |
7位 | ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ) | 0:01:24 |
8位 | ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ) | 0:01:30 |
9位 | ミケル・ランダ(スペイン、モビスター) | 0:01:35 |
10位 | ミケル・ニエベ(スペイン、ミッチェルトン・スコット) | 0:01:38 |
ポイント賞
1位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 89pts |
2位 | ヨン・イサギレ(スペイン、アスタナ) | 40pts |
3位 | アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット) | 35pts |
山岳賞
1位 | ガリコイツ・ブラーボ(スペイン、エウスカディ・バスクカントリー) | 12pts |
2位 | ジュリアン・ベルナール(フランス、トレック・セガフレード) | 12pts |
3位 | アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、CCCチーム) | 11pts |
ヤングライダー賞
1位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 12:38:16 |
2位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:01:07 |
3位 | マルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ) | 0:01:49 |
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