11月上旬の連休に伊豆大島にて、海沿いの平坦なコースを走る個人タイムトライアルと、御神火スカイラインを登るヒルクライムの両大会が2日にわたり開催された。東京都自転車競技連盟からのリリースをもとに紹介する。



つづら折れを行く、絶景を楽しめるコースレイアウトつづら折れを行く、絶景を楽しめるコースレイアウト photo:東京都自転車競技連盟
11月5日(日)に行われたのは「2017全日本マスターズ選手権個人タイムトライアルロードレース大会」(日本自転車競技連盟主催、大島町共催)。2016年のアジア選手権、全日本選手権ロード大会でもコースに使われたサンセットパームラインを使い、御神火温泉をスタート/フィニッシュにした1周11.2kmの海沿いのコース。晴天のもと、海岸を散策する恋人たちやダイバーらの目前を、各年齢カテゴリ合計30名近くの選手たちが疾風となって駆け抜けていった。

コースレコードは岡部祐太の19分42秒86コースレコードは岡部祐太の19分42秒86 photo:東京都自転車競技連盟全日本学生RCSのリーダージャージを守った岡部祐太(日体大)全日本学生RCSのリーダージャージを守った岡部祐太(日体大) photo:東京都自転車競技連盟


その前日の11月4日(土)には、今回が第一回の開催となる「2017東京都大島三原山ヒルクライム大会」(東京都自転車競技連盟主催、大島町共催)が行われた。「全日本学生ロードレースカップシリーズ(RCS)第5戦・大島三原山ヒルクライムラウンド」(日本学生自転車競技連盟主催、東京都自転車競技連盟・大島町共催)も同時開催で、同シリーズのチャンピオンジャージを争う大学生らを合わせ、合計約20名が出走。

火山博物館をスタートし、御神火スカイラインを三原山(標高758m)の山頂付近まで登る、片道6km、標高差516m、平均斜度8.6%のコースは、港や町を見下ろしながらつづら折れの道を登る、コンパクトながらヒルクライムの醍醐味が凝縮されたもの。レースはこれを2本走って良いほうのタイムで順位を競う2ヒート制で行われ、今回は岡部裕太が19分42秒86で初代コースレコードを勝ち取った。東京都自転車競技連盟はこの三原山ヒルクライムを来年も開催したい意向でおり、今後のインフォメーションに注目だ。

マスターズタイムトライアル30-39歳の部で優勝した岩島啓太(MIVRO)マスターズタイムトライアル30-39歳の部で優勝した岩島啓太(MIVRO) photo:東京都自転車競技連盟
各クラスのチャンピオンと大島町長各クラスのチャンピオンと大島町長 photo:東京都自転車競技連盟
マスターズタイムトライアル女子結果
1位 岡本愛(TEAM SANREMO) 18’53’47
2位 簑原由加利(日本ろう自転車競技協会) 19’02’80
マスターズタイムトライアル男子60歳以上
1位 小林英樹(快レーシング) 17’32’30
マスターズタイムトライアル男子50-59歳
1位 吉田勝彦(彩北ツブラーゼ) 15:44.63
2位 秋郷伸一(パインヒルズ’90) 17:26.59
3位 勝川真司(チームCB+) 17:30.16
マスターズタイムトライアルオープン2周
1位 高橋伸成(FIETS GROEN) 30:18.27
2位 香西真介(チバポンズ) 30:25.99
3位 岡部祐太(日本体育大学) 30:37.43
マスターズタイムトライアル男子40-49歳
1位 佐藤秀和(サイクルフリーダムレーシング) 30:17.55
2位 中西昭夫(竹芝サイクルレーシング) 30:59.63
3位 岩月伸夫(イナーメ信濃山形) 31:39.89
マスターズタイムトライアル男子30-39歳
1位 岩島啓太(MIVRO) 29:24.15
2位 加納篤(VC Fukuoka) 30:26.66
3位 岡本康太郎(TEAM SANREMO) 30:52.97
大島三原山ヒルクライム大会学連1+2
1位 岡部祐太(日本体育大学) 19:42.86
2位 田崎康平(明星大学) 20:24.41
3位 牧直利(京都大学) 20:53.48
大島三原山ヒルクライム大会学連3
1位 西部真生(信州大学) 20:28.19
2位 辰巳寛明(京都大学) 20:50.26
3位 櫻庭悠真(明星大学) 20:58.45
大島三原山ヒルクライム大会男子マスターズB
1位 吉田勝彦(彩北ツブラーゼ) 22:32.72
2位 高橋伸成(FIETS GROEN) 23:04.85
3位 玉本洋(群馬ロードバイククラブ) 30:47.08
大島三原山ヒルクライム大会女子
1位 簑原由加利(日本ろう自転車競技協会) 29:51.55
text&photo:東京都自転車競技連盟