Jプロツアー第20戦おおいた いこいの道クリテリウムは大分駅前の市街地で行われるクリテ形式のロードレース。小野寺玲と岡篤志の宇都宮ブリッツェンコンビがゴールスプリントでワン・ツーフィニッシュを飾った。

大分駅前の好立地で開催された「おおいた いこいの道クリテリウム」P1クラスタはマトリックスパワータグがレースを支配する展開が続く大分駅前の好立地で開催された「おおいた いこいの道クリテリウム」P1クラスタはマトリックスパワータグがレースを支配する展開が続く (c)JBCF
大分県大分市のJR大分駅前の好立地に設定された公道特設周回コースで行われたJプロツアー第20戦おおいた いこいの道クリテリウム。過去3回の開催では、有力チームが集団をコントロールしてゴールスプリント勝負に持ち込む展開が定石だが、昨年は逃げ集団が逃げ切っている。

P1クラスタ、レース序盤にシエルヴォ奈良勢が積極的な動きを見せるP1クラスタ、レース序盤にシエルヴォ奈良勢が積極的な動きを見せる (c)JBCFP1クラスタ、ルビーレッドジャージのホセ・ビセンテもコントロールに加わるP1クラスタ、ルビーレッドジャージのホセ・ビセンテもコントロールに加わる (c)JBCF


レースは序盤こそアタックの応酬となったが、3分の1を消化する10周目に入る頃からチームランキングトップのマトリックスパワータグが集団前方を固めてコントロールする展開となる。

その後、シマノレーシングや宇都宮ブリッツェンがアタックを仕掛けてコントロールを崩そうと試みるも、マトリックスパワータグがすぐさま攻撃を潰し、ひとつの集団のままレースは進んでいく。

ハビエル・サラダ・ペレス(エルドラード東北)が単独アタックハビエル・サラダ・ペレス(エルドラード東北)が単独アタック (c)JBCF鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が先頭に立って最終周に入る鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が先頭に立って最終周に入る (c)JBCF


レースも終盤の25周目にハビエル・サラダ・ペレス(エルドラード東北)が単独で抜け出して一時は5秒程度のリードを奪ったが、集団が吸収。しかし、この動きで活性化した集団前方では、マトリックスパワータグと宇都宮ブリッツェンが主導権を奪い合う展開に。

小野寺玲と岡篤志、宇都宮ブリッツェンがワンツーフィニッシュを決める小野寺玲と岡篤志、宇都宮ブリッツェンがワンツーフィニッシュを決める (c)JBCF
最後は阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)の強烈なリードアウトで先頭に躍り出た小野寺玲(同)がゴールスプリントを制し、2位にも岡篤志(同)が入って、宇都宮ブリッツェンがワンツーフィニッシュを達成した。小野寺は第12戦大田原クリテリウムに続き今シーズン2勝目だ。

小野寺玲、岡篤志のコメント(両選手の公式ブログより)
「気持ちのいいスプリントだった。ゴールまで一直線。久々の1番だ。そして最後まで僕の後ろを守ってくれた篤志とワン・ツー!。前回のレース同様、アンダー欧州遠征組が存在感を見せつけることができたレースでした。でも、こういったレースはやはりチームメイトの協力があってこその勝利。特に僕みたいにクリテリウムでスプリントを任される場合、絶対に僕1人では勝つことは出来ない。最高のチームメイトに恵まれて幸せです」(小野寺)。

「今日の作戦としては、玲のスプリント勝負一択。いつも吉田選手のスプリント一択で勝負してくるマトリックスに対して、逃げを狙うブリッツェンと言う構図が多かったものの、今回はスプリントで真っ向勝負という作戦だ。僕の役割としては、リードアウトに向かない為(チビだから)玲の後ろで割り込みを防ぐブロッカー役と、最悪リードアウトが足りなくなった時に僕が出ると言う感じ。

そしてレースの方は、序盤からマトリックスに主導権を握られる展開になりましたが、プラン通り雨澤さん、譲さんと繋いで、最後はアベタカさんの漢牽きで一気に先頭へ! 残り200mまで牽引してくれたので、僕の出番は無く、玲が発射! 玲の番手にいた僕は、このまま抑えようかと迷いましたが、後ろを見ると3車進くらい離れている! これは勝った! 

踏み直してあわよくば捲ってやろうかとスプリントしましたが、玲には届かず。ともあれ、チームで掴んだ勝利、自転車レースは最高だと思えた瞬間です」(岡)。

P1クラスタ表彰式 1位小野寺玲、2位岡篤志、3位3位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)P1クラスタ表彰式 1位小野寺玲、2位岡篤志、3位3位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) (c)JBCFJプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)、U23リーダー 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)、U23リーダー 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) (c)JBCF

P1 33.0km リザルト
1位小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)44分21秒
2位岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
3位アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
4位秋田拓磨(シマノレーシング)
5位黒枝咲哉(JAPANナショナルチーム)
6位田窪賢次(マトリックスパワータグ)+1秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)



Jフェミニンツアー(JFT)
樫木祥子がスプリントを制する


15周、16.5kmで行われたFクラスタは、レース中盤に合田祐美子(BH BIORACER)が単独で逃げ続ける展開となったが、程なくして集団が吸収。最終的に集団ゴールスプリントとなり、三つ巴の争いを樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)が制した。

三つ巴のゴールスプリントを樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)が制する三つ巴のゴールスプリントを樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)が制する (c)JBCF
合田祐美子(BH BIORACER)がアタックし、単独で逃げる合田祐美子(BH BIORACER)がアタックし、単独で逃げる (c)JBCFFクラスタ表彰式 樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)が優勝Fクラスタ表彰式 樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)が優勝 (c)JBCF

F 16.5km
1位樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)24分39秒
2位野口佳子(FORCE)
3位仲村陽子(竹芝サイクルレーシング)
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)


Jエリートツアー(JET)

24周、26.4kmで行われたE1クラスタは中盤に複数人の逃げ集団が形成される場面もあったが、最終的に集団でまとまりゴールスプリントの末に渡邉正光(LinkTOHOKU)が優勝を飾った。

E1クラスタ表彰式 渡邉正光(LinkTOHOKU)が優勝E1クラスタ表彰式 渡邉正光(LinkTOHOKU)が優勝 (c)JBCFネクストイエロージャージは岩崎晶雲(グランペールサイクリングチーム)が着るネクストイエロージャージは岩崎晶雲(グランペールサイクリングチーム)が着る (c)JBCF

E1 26.4km
1位渡邉正光(LinkTOHOKU)34分27秒
2位高橋優斗(大分県選抜)
3位阿部将大(大分県選抜)
Jエリートツアーリーダー 岩崎晶雲(グランペールサイクリングチーム)


写真/レポート提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟
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出版社: エイ出版社 (2017)
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