香港政府観光局が主催するUCIワンデーレースで、序盤から積極的に動いたマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が2年連続勝利。追走した新城幸也(日本ナショナルチーム)が3位に入り、小野寺玲が新人賞を獲得した。



香港のベイサイドエリアを横目に走る集団香港のベイサイドエリアを横目に走る集団 photo:www.discoverhongkong.com
香港で開催された「サンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ」は、香港政府観光局が主催するサイクルイベント「SHKP 香港サイクロソン」の一部として開催されたワンデーレース。繁華街である九龍半島のチムサアチョイを起点に、世界で一番長い道路鉄道併用の吊り橋として有名な青馬大橋を含む3つの橋と3つのトンネルを横断する市民イベントが人気で、昨年は2回目の開催ながら4600名という参加者を集めたという。

今年からUCI1クラスとなったプロレースも九龍の大通りを封鎖し、ビクトリア・ハーバーなどを横目に駆け抜ける大規模なもの。レースは一周5.15kmのサーキットコースを20周する103km。ハーバー沿いのソールズベリーロードは、道幅の広さを生かし、車線ごとに仕切りを付け迷路のようなコンパクトなコースを作り上げており、180度ターンが頻発する。コースの東側のバイパスに向かう上りと、アンダーパス以外には上りのない、ほぼ平坦コースだ。

UAEチームエミレーツとオリカ・スコットという2つのUCIワールドチームを筆頭に、フランスのプロコンチネンタルチームであるデルコ・マルセイユKTMも参戦。昨年パリ〜ルーベを制したマシュー・ヘイマン(オーストラリア、オリカ・スコット)らが注目株で、アジアやオセアニアから多くの選手が集結した。

新城幸也をエースに望んだ日本ナショナルチーム新城幸也をエースに望んだ日本ナショナルチーム photo:www.discoverhongkong.comオリカ・スコットが集団をコントロールするオリカ・スコットが集団をコントロールする photo:www.discoverhongkong.com

積極的に攻撃に打って出るマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)積極的に攻撃に打って出るマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:www.discoverhongkong.com全日本王者の畑中勇介(チーム右京)全日本王者の畑中勇介(チーム右京) photo:www.discoverhongkong.com


新城幸也を筆頭にUCIポイント獲得を目標に据える日本ナショナルチーム(新城、中根、小野寺、入部、山本、石上)と愛三工業レーシング(岡本、住吉、黒枝、原田)、チーム右京(アベラストゥリ、中井、畑中、平井、徳田)も参戦したレースは出入りの激しい展開でフィニッシュまで進む。

展開の中心となったのは昨年覇者のマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)だった。アタック合戦の末にモホリッチ、新城、U23アジアTT王者の小野寺、徳田、住吉が入る19名の逃げが形成。U23アジアロード王者の岡本を含む4人が長い追走の末に追いつく頃に集団はストップ。前に入った選手たちに勝負は委ねられた。

九龍の高層ビルの合間を駆け抜けるサンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ九龍の高層ビルの合間を駆け抜けるサンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ photo:www.discoverhongkong.com
大きな逃げグループをコントロールするマシュー・ヘイマン(オーストラリア、オリカ・スコット)大きな逃げグループをコントロールするマシュー・ヘイマン(オーストラリア、オリカ・スコット) photo:www.discoverhongkong.com逃げるマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)と逃げるマテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)と photo:www.discoverhongkong.com


モホリッチと新城が積極的にアタックを繰り返し、先頭集団も徐々に分裂。モホリッチとロビー・ハッカー(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)が抜け出し、新城はミッチェル・ドッカー(オーストラリア、オリカ・スコット)と共に2人で追走を強いられた。

しかし先頭二人の背中は徐々に小さくなり、最終的にゴール前でロングスパートを仕掛けたモホリッチが2年連続勝利。1分14秒離された3位グループでは新城がスプリントでドッカーを下し、3位を確保した。

先頭集団でしっかりと役目を果たした小野寺は12位でフィニッシュし、新人賞を獲得。同じく粘りを見せた岡本が14位となり、新人賞2位に。日本人勢では先頭集団で健闘した住吉、中根、徳田までが完走。ラップアウトとはなったが、黒枝士揮(愛三工業)、畑中勇介(UKYO)までがUCIポイントを獲得し、日本人勢は合計102のUCIポイントを獲得した。

サンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ1017表彰台サンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ1017表彰台 photo:www.discoverhongkong.com
レース後にインタビューを受ける新城幸也(日本ナショナルチーム)レース後にインタビューを受ける新城幸也(日本ナショナルチーム) photo:www.discoverhongkong.com新人賞を獲得した小野寺玲(日本ナショナルチーム)と、同3位の岡本隼(愛三工業レーシング)新人賞を獲得した小野寺玲(日本ナショナルチーム)と、同3位の岡本隼(愛三工業レーシング) photo:Kinuyo


新城幸也コメント:
風も強く、亜熱帯の気候で、ヨーロッパから来て、時差ぼけもある自分にはキツいレースだった。折り返しの多い箇所はあったけど、出走は90名と少なくコースレイアウトは特にレースをキツくするようなものではなかった。先頭が決まった時点で、メンバーは各チームの足があるメンバーが揃っていて、絶対にここから(レースが決まる)という確信はあった。あとは足をためて、有力どころのUAE、オリカの動きに注意しながら、最後に備えました。

浅田顕監督コメント:
今回は来年のアジア選手権を見据え、来年度の初回のレースという位置付けでこのレースに臨んだ。目的はUCIポイントを獲得すること。1クラスのレースにしては、レベルもそう高くないということで、新城にも頼んで、レースに出てもらった。今回は今後に向けた「チーム作り」という要素も織り込んでいる。小野寺、岡本は来年エリートに上がるが、今回ポイントを獲得、経験も積むことができ、この先につながる参戦になったと思う。



市民イベントに参加した絹代さんのレポートは後日紹介する予定です。
サンフンカイプロパティーズ・香港チャレンジ2017
1位マテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)2h35’57”
2位ロビー・ハッカー(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)+05”
3位新城幸也(日本ナショナルチーム)+1’14”
4位ミッチェル・ドッカー(オーストラリア、オリカ・スコット)
5位サム・クローム(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)+1’43”
6位ハリー・タンフィールド(イギリス、バイクチャンネル・キャニオン)+1’53”
7位マイケル・ヘップバーン(オーストラリア、オリカ・スコット)+2’21”
8位クェンティン・パハー(フランス、デルコ・マルセイユKTM)
9位トラヴィス・サムエル(カナダ、H&Rブロックプロサイクリング)+2’23”
10位ポリクロニス・ツォルザキス(ギリシャ、RTSモントンレーシング)+2’39”
text:絹代,So.Isobe
photo:www.discoverhongkong.com
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