Jプロツアー第18戦のまえばし赤城山ヒルクライムは、ルビーレッドジャージを着るホセ・ビセンテがコース後半を独走して優勝。2位に田窪賢次が入り、マトリックスパワータグがワン・ツーフィニッシュ。前橋2連戦を完全制覇した。



赤城の大鳥居をくぐる集団はマトリックスパワータグが引く赤城の大鳥居をくぐる集団はマトリックスパワータグが引く photo:Hideaki TAKAGI
ステージでは太鼓演奏が披露されたステージでは太鼓演奏が披露された photo:Satoru Katoイベント広場には地元グルメの屋台が並んだイベント広場には地元グルメの屋台が並んだ photo:Satoru Kato

今年7回目の開催となる赤城山ヒルクライムは、3000人以上の参加者が集まるヒルクライムイベント。関東圏のヒルクライマーは目標としている人も多い大会だ。昨年からはJプロツアーも併催され、前日のクリテリウムと併せて群馬県前橋市での2連戦としている。

コースは、距離21.5km、平均勾配6.4%、最大勾配9.4%、ゴール地点の標高は1433m。上に行くほど傾斜が厳しくなり、特に終盤はつづら折れが連続する数字以上に厳しいコースだ。

この日は朝から晴れ。スタート地点の前橋市の最高気温は28℃を記録するほどになったが、ゴールの赤城山の山頂は早朝のレースと言う事もあって16℃ほど。それでも日差しがあるため寒いと言うほどではないものの、長袖の上着は必用な気候だ。

P1 ホセ・ビセンテが他を圧倒 田窪賢次とワン・ツーフィニッシュ

スタートアタックを決め3kmを逃げた川田優作(群馬グリフィン・レーシングチーム)スタートアタックを決め3kmを逃げた川田優作(群馬グリフィン・レーシングチーム) photo:Hideaki TAKAGIマトリックスパワータグが引く集団は人数が絞られていくマトリックスパワータグが引く集団は人数が絞られていく photo:Hideaki TAKAGI


朝7時前にスタートしたP1クラスタ。パレード走行ののち、地元チーム群馬グリフィンの川田優作のスタートアタックでレースが始まる。川田は単独でしばらく先行したのち集団が吸収。そこからはマトリックスパワータグが集団先頭に集まってコントロールを始める。

コース中盤までは、前日に優勝した吉田隼人が牽引。その後を佐野淳哉と土井雪広が引き継ぐと、集団は20から30人ほどに絞られる。

13km地点でホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がアタック13km地点でホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がアタック photo:Hideaki TAKAGI
ラスト4kmの追走集団、先頭はほぼ米谷隆志(リオモ・ベルマーレ)が引くラスト4kmの追走集団、先頭はほぼ米谷隆志(リオモ・ベルマーレ)が引く photo:Hideaki TAKAGIラスト6km地点の第2追走集団ラスト6km地点の第2追走集団 photo:Hideaki TAKAGI


残り9km付近で、ルビーレッドジャージを着るホセ・ビセンテがアタック。吉岡直哉(那須ブラーゼン)、米谷隆志(リオモ・ベルマーレ)、田窪賢次(マトリックスパワータグ)、湊諒(シマノレーシング)の順に追走するが、ビセンテの強烈な加速にはついて行けず、一気に20秒から30秒の差がつく。

「吸収されるのがイヤだったので、自分が8割方引くつもりで行った」と米谷が言う通り、追走の4人は米谷がほぼ先頭固定で進む。その後吉岡、湊が遅れて追走は2人。終盤に田窪が仕掛けると、米谷はついて行けない。

ラスト2km、先頭を走るホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)ラスト2km、先頭を走るホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) photo:Hideaki TAKAGIラスト4kmで追走集団からアタックした米谷隆志(リオモ・ベルマーレ)ラスト4kmで追走集団からアタックした米谷隆志(リオモ・ベルマーレ) photo:Hideaki TAKAGI

後半を独走してゴールするホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)後半を独走してゴールするホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) photo:Satoru Katoワン・ツーフィニッシュした2人が握手ワン・ツーフィニッシュした2人が握手 photo:Satoru Kato


そうした後方のやり取りをよそに、ビセンテは独走を続けてそのままゴール。56分31秒は、昨年優勝のオスカル・プジョル(チーム右京)のタイム56分29秒に迫る好タイムだ。2位に田窪賢次が入ってマトリックスパワータグはワン・ツーフィニッシュを達成。前橋2連戦を完全制覇した。

ビセンテは「とても良いレースが出来ました。チームが立てた作戦通りにいったし、チームメイトもその通りに動いてくれました。田窪さんが2位に入ってくれたので最高の結果でした。56分31秒というタイムはとても良い記録だと思います。調子が良くなかったらこのタイムは出なかったでしょう」と、コメント。

2位の田窪も、チームの作戦通りのレースが出来た事を強調し、「昨日のクリテリウムも今日のヒルクライムも、ミーティングで話した通りに出来ました。チーム全員が調子良いので、残り4戦もこの勢いでまだ行けます」と語った。

3位の米谷隆志(リオモベルマーレ)を囲んで3位の米谷隆志(リオモベルマーレ)を囲んで photo:Hideaki TAKAGIP1クラスタ表彰式 地元名産品の副賞が贈られたP1クラスタ表彰式 地元名産品の副賞が贈られた photo:Satoru Kato

一方、Jプロツアー初表彰台となった米谷は、「自分は吉岡選手をマークしていて、ホセ選手が行ったのを吉岡さんが追いかけていったので自分もついて行き、湊さんと田窪さんがついて来て4人になりました。一度アタックしてみたのですが田窪さんだけは離れなくて、逆に田窪さんがアタックしたらついて行けませんでした」と、レースを振り返る。

「3位という結果は嬉しいのですが、ホセ選手をはじめ国内トップ選手との力の差を感じました。これからまだ輪島とかジャパンカップとか厳しいレースがあるので、もっと上の結果を出せるようにしたいです」と、残りのシーズンに向けて気持ちを新たにした。

第2回JBCFまえばし赤木山ヒルクライム 結果
P1
1位ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)56分31秒
2位田窪賢次(マトリックスパワータグ)+39秒
3位米谷隆志(レオモ・ベルマーレレーシングチーム)+51秒
4位湊 諒(シマノレーシング)+1分1秒
5位吉岡直哉(那須ブラーゼン)+1分17秒
6位佐野千尋(イナーメ信濃山形)+1分21秒
7位鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)+1分23秒
8位柴田雅之(那須ブラーゼン)+1分24秒
9位桐野一道(VC Fukuoka・サイクルフリーダム)+1分39秒
10位野口悠真(FITS GRODEN日本ロボティクス)+2分8秒
ルビーレッドジャージ:ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
ピュアホワイトジャージ:大前翔(東京ヴェントス)
F(女子)
1位唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間5分46秒
2位近藤民子(晴嵐サイクリングクラブ)+2分35秒
3位樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)+7分26秒
F 唐見美代子(弱虫ペダルサイクリングチーム)は、昨年のタイムを約2分縮めて優勝F 唐見美代子(弱虫ペダルサイクリングチーム)は、昨年のタイムを約2分縮めて優勝 photo:Satoru KatoFクラスタ 表彰Fクラスタ 表彰 photo:Hideaki TAKAGI
E1
1位高橋利尚(チーム・ウォークライド)1時間0分39秒
2位増田弘誠(SPADE・ACE)+0秒
3位狩野 敦(上毛レーシング)
4位中井雄策(TRC PANAMAREDS)+3秒
5位浜田大雅(EQADS)+8秒
6位海藤 颯(ブラウブリッツェン)+12秒
E1 ネクストイエロージャージ:岩崎晶雲(グランペールサイクリングチーム)
E1 表彰式E1 表彰式 photo:Satoru KatoE2 表彰式E2 表彰式 photo:Satoru Kato
E2
1位濱野功勝(BREZZA-KAMIHAGI)1時間0分45秒
2位奈良祥吾(サイタマサイクルプロジェクト)+8秒
3位斉藤佑生(エルドラード・エスペランサ)+10秒
4位目崎才人(チームフィンズ)
5位平田匡史(VC VELOCE)+2分3秒
6位阿部孝寛(チームウォークライド)+2分34秒
Photo:Hideaki TAKAGI,Satoru Kato
text:Satoru Kato
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