2017/07/14(金) - 18:27
ツール・ド・フランスに合わせて各ブランドが新製品を投入してくる中、未だ詳細が明らかにされていないのがサンウェブが駆る次期型Propel。スプリントを狙うマイケル・マシューズ(オーストラリア)のバイクを見ていこう。
ジャイアントのエアロロード、Propel(プロペル)が世にデビューしたのは2013年。以来4年もの長きに渡って第一線で活躍し、特にマルセル・キッテルやジョン・デゲンコルブ(ドイツ)といったスプリンターや、ルーラーによって愛用されてきたバイクだ。
そんなPropelだが、今ツール・ド・フランスにていよいよ新型が投入された。駆るのはエーススプリンターを務めるマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)。他メンバーはオールラウンドモデルのTCR ADVANCED SLを使用している模様だ。
未だ詳細は明らかにされていないものの、Propel最大の変更点はディスクブレーキを搭載している点だろう。先代(現行モデル)ではフレームと一体化したエアロシェイプの専用サイドプルブレーキを採用していたが、マシューズのバイクには12mmスルーアクスル+フラットマウントシステムを介してR9170系DURA-ACE Di2の油圧ディスクブレーキを作動させる。
フレームは明らかに前作よりも全体的なボリュームアップを果たしており、各種剛性値も高まったと推測される。特にヘッドチューブ〜トップチューブ周辺のボリュームアップは顕著で、UCIの新レギュレーションに準拠したものだと思われる。
また、目を見張るのが非常に大きなステム。ケーブルやブレーキホースを完全内装化しており、分割式構造となっているのはメンテナンス性を高めるためだろう。シートポストはジャイアントのハイエンドモデルに採用され続けているISPを踏襲している。
コンポーネントは前述の通りR9170系DURA-ACE Di2で、クランクにはシマノ製パワーメーターFC-R9100-Pを搭載。従来はパイオニア製品を使っていたが、供給品が揃うに従って切り替わっていくはず。ホイールはチューブラーとしては市販品ラインアップには存在しない60mmハイトのWH-R9170-C60、組み合わせるタイヤはヴィットリアのCorsa(25c)だ。またサイクルコンピュータは未発表のジャイアントのneostrack。従来品よりも画面が大きくなっているため、マップ表示など各種機能が増えているものと予測できる。
なおマシューズは山岳ステージでは新型PropelではなくTCRを駆る。先代のデビュー時にはツール終了後の8月後半に情報解禁が行われたので、正式デビューは間も無くだと思われる。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
ジャイアントのエアロロード、Propel(プロペル)が世にデビューしたのは2013年。以来4年もの長きに渡って第一線で活躍し、特にマルセル・キッテルやジョン・デゲンコルブ(ドイツ)といったスプリンターや、ルーラーによって愛用されてきたバイクだ。
そんなPropelだが、今ツール・ド・フランスにていよいよ新型が投入された。駆るのはエーススプリンターを務めるマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)。他メンバーはオールラウンドモデルのTCR ADVANCED SLを使用している模様だ。
未だ詳細は明らかにされていないものの、Propel最大の変更点はディスクブレーキを搭載している点だろう。先代(現行モデル)ではフレームと一体化したエアロシェイプの専用サイドプルブレーキを採用していたが、マシューズのバイクには12mmスルーアクスル+フラットマウントシステムを介してR9170系DURA-ACE Di2の油圧ディスクブレーキを作動させる。
フレームは明らかに前作よりも全体的なボリュームアップを果たしており、各種剛性値も高まったと推測される。特にヘッドチューブ〜トップチューブ周辺のボリュームアップは顕著で、UCIの新レギュレーションに準拠したものだと思われる。
また、目を見張るのが非常に大きなステム。ケーブルやブレーキホースを完全内装化しており、分割式構造となっているのはメンテナンス性を高めるためだろう。シートポストはジャイアントのハイエンドモデルに採用され続けているISPを踏襲している。
コンポーネントは前述の通りR9170系DURA-ACE Di2で、クランクにはシマノ製パワーメーターFC-R9100-Pを搭載。従来はパイオニア製品を使っていたが、供給品が揃うに従って切り替わっていくはず。ホイールはチューブラーとしては市販品ラインアップには存在しない60mmハイトのWH-R9170-C60、組み合わせるタイヤはヴィットリアのCorsa(25c)だ。またサイクルコンピュータは未発表のジャイアントのneostrack。従来品よりも画面が大きくなっているため、マップ表示など各種機能が増えているものと予測できる。
なおマシューズは山岳ステージでは新型PropelではなくTCRを駆る。先代のデビュー時にはツール終了後の8月後半に情報解禁が行われたので、正式デビューは間も無くだと思われる。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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