ツール・ド・ルクセンブルク初日の短距離プロローグで、ダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)が優勝。小石祐馬と窪木一茂も順当に初日を終えている。



プロローグ名物の石畳登坂を駆け上がるダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)プロローグ名物の石畳登坂を駆け上がるダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)
ツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.HC)は、その名の通りジロ・デ・イタリアでマリアビアンカを獲得したボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ)やシュレク兄弟などを輩出しているルクセンブルク全土を舞台にした5日間のステージレース。

難関山岳が無く、アップダウンが続く丘陵地帯でのステージが続くため、毎年総合優勝は10秒以内で決する本レース。今年はUCIワールドチームは地元のジャンピエール・ドリュケールやグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)を抱えるBMCレーシングのみで、ベルギー系のプロコンチネンタルチームが後に続く。NIPPOヴィーニファンティーニからは窪木一茂と小石祐馬の日本人選手2名がエントリーしている。

ステージ2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)ステージ2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) ステージ3位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)ステージ3位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)


石畳の急登坂が勝負を分ける2100mの初日プロローグでトップタイムをマークしたのは、フランス陸軍チーム(エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)のダミアン・ゴダン(フランス)だった。ユーロップカーやAG2Rラモンディアールを経て今年からコンチネンタルチームに所属しているゴダンは今年既に4勝目。

総合首位に立ったダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)総合首位に立ったダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール) わずか1秒差の2位は「あまり体調が良くなかったが自分向きのコースだった」と振り返るヴァンアーヴェルマートで、続く4秒差の3位はドリュケール。2位と3位に入ったBMCレーシングはチーム総合成績でも首位に立っている。

「基本的にスピードレースになることが予想されるので、自分のスピードを生かして、勝負の局面ではチームメイトとともに上位に絡んでいきたい」と語る窪木は21秒遅れの73位、3週間ぶりのレース復帰となった小石は34秒遅れの102位で初日を終え、「きっちりと練習ができ、コンディションを整えてきた。コースレイアウトも自分に向いてると思うので精一杯、頑張りたい」と語っている。



ツール・ド・ルクセンブルク2017プロローグ結果
1位 ダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)       3’00”
2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)           +01”
3位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)          +04”
4位 ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)        +05”
5位 ベンジャミン・トマ(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)
6位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+06”
7位 ベンジャミン・デクレルク(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
8位 セバスティアン・デフロッシュ(ベルギー、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+08”
9位 ベルト・ヴァンレルベールへ(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
10位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)
73位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)                    +21”
102位 小石祐馬(NIPPOヴィーニファンティーニ)                   +34”

個人総合成績
1位 ダミアン・ゴダン(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)       3’00”
2位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)           +01”
3位 ジャンピエール・ドリュケール(ルクセンブルク、BMCレーシング)          +04”
4位 ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)        +05”
5位 ベンジャミン・トマ(フランス、エキップシクリズム・アルメ・ド・テール)
6位 アレックス・キルシュ(ルクセンブルク、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+06”
7位 ベンジャミン・デクレルク(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
8位 セバスティアン・デフロッシュ(ベルギー、WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト)+08”
9位 ベルト・ヴァンレルベールへ(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ)
10位 アンドレア・パスカロン(イタリア、ワンティ・グループグベルト)

ヤングライダー賞
ピエト・アレガールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) 

チーム総合成績
BMCレーシング

text:So.Isobe
photo:CorVos

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