ツール・ド・フランスを運営するA.S.O.(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)が、2019年大会のグランデパール(開幕地)を発表。ベルギーの首都ブリュッセルが第106回大会の幕開けを迎える場所となる。



マイヨジョーヌ誕生から100年、エディ・メルクス初優勝の年から50年という節目となる2019年。ベルギーの英雄”カンニバル”に敬意を表して第106回大会はベルギーの首都ブリュッセルで動き出す。同市がグランデパールを迎えるのは1958年に続く2回目だ。

ベルギー、ブリュッセルで開幕する2019年ツール・ド・フランスベルギー、ブリュッセルで開幕する2019年ツール・ド・フランス photo:A.S.O.1958年にグランデパールを努めたブリュッセル1958年にグランデパールを努めたブリュッセル photo:A.S.O.


ツールがフランス国外でグランデパールを迎えるのは23回目。極めて自転車競技熱が高いベルギーでの開催であるため、熱狂と興奮、そして厳重な警備下でプレゼンテーションや初日ステージが行われると見られる。

リオ五輪金メダリストのグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)は「ブリュッセルがグランデパールの地に選ばれてとても嬉しい。ベルギーのサイクリングシーン、そしてメルクスをトリビュートするのにこれ以上は無い」と語っている。

1ヶ月以内に迫った2017年大会は7月1日にドイツのデュッセルドルフで開幕。翌2018年大会は初日のスタートすぐにフランス、ヴァンデ県のノワールムティエ島を結ぶ干潟の道「パサージュ・デュ・ゴワ」を通過する。



歴代グランデパール開催場所
2019年 第106回 ブリュッセル(ベルギー)
2018年 第105回 ヴァンデ(フランス)
2017年 第104回 デュッセルドルフ(ドイツ)
2016年 第103回 マンシュ(フランス)
2015年 第102回 ユトレヒト(オランダ)
2014年 第101回 リーズ(イギリス)
2013年 第100回 ポルトヴェッキオ(フランス)
2012年 第99回 リエージュ(ベルギー)
2011年 第98回 パサージュ・デュ・ゴワ(フランス)
2010年 第97回 ロッテルダム(オランダ)
2009年 第96回 モナコ(モナコ)
2008年 第95回 ブレスト(フランス)
2007年 第94回 ロンドン(イギリス)
2006年 第93回 ストラスブール(フランス)
2005年 第92回 フロマンティーヌ(フランス)
2004年 第91回 リエージュ(ベルギー)
2003年 第90回 パリ(フランス)
2002年 第89回 ルクセンブルク(ルクセンブルク)
2001年 第88回 ダンケルク(フランス)
2000年 第87回 フュテュロスコープ(フランス)
1999年 第86回 ピュイ・デュ・フォー(フランス)
1998年 第85回 ダブリン(アイルランド)
1997年 第84回 ルーアン(フランス)
1996年 第83回 スヘルトーヘンボス(オランダ)
1995年 第82回 サンブリュー(フランス)
1994年 第81回 リール(フランス)

text:So.Isobe