Coupe du Japon(クップ ドュ ジャポン)第2戦、勢和多気で絶好調の前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が2連勝。女子エリートは小林可奈子(MTBクラブ安曇野)が制した。



男子エリートがスタート。平林安里(スペシャライズド・ジャパン・レーシング)がホールショット男子エリートがスタート。平林安里(スペシャライズド・ジャパン・レーシング)がホールショット photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
Coupe du Japon(クップ ドュ ジャポン)第2戦の舞台は、三重県多気町にある勢和の森マウンテンバイクコース。谷を飛び越える「キャニオンジャンプ」や急斜面を一気に駆け下りる「猪落」などが含まれ、そうしたテクニカルセクションを平坦区間で繋ぐレイアウトが特徴だ。

男子エリートは1周4.8km、獲得標高540mのコースを6周する28.80km。スタートダッシュから抜け出したのは平林安里(スペシャライズド・ジャパン・レーシング)で、2周目までに前戦で勝利した前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田時(ブリヂストンアンカー)が追いつき、3人の先頭グループができあがる。

先頭パックで岩清水を下る前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田時(ブリヂストンアンカー)先頭パックで岩清水を下る前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田時(ブリヂストンアンカー) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMzぶっつけ本番でニューバイクを投入した竹之内悠(東洋フレーム)は5位ぶっつけ本番でニューバイクを投入した竹之内悠(東洋フレーム)は5位 photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz

独走でラップを重ねた前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)独走でラップを重ねた前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz後半に上げる走りで2位に入った恩田祐一(ミヤタ・メリダバイキングチーム)後半に上げる走りで2位に入った恩田祐一(ミヤタ・メリダバイキングチーム) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz

暫くすると平林がドロップし、「前田選手が走りに一番余裕があり、自分は付いて行くのに必死な状況」と言う沢田を見た前田は「自分が先行する時間が長く、時が辛そうに見えたので一発踏んでみることにした」とレース中盤にアタック。ここからゴールまで続く独走が幕を開けた。

「ミスをしてペースを崩さないように冷静に、かつリズムを作りながら距離を消化した」。そう振り返る前田は終始独走をキープし、後半に掛けて順位を上げた恩田祐一(ミヤタ・メリダバイキングチーム)に対して8秒差でフィニッシュ。UCIレースで嬉しい勝利を掴み取った。

淡々とペースを刻んだ平野星矢(ブリヂストンアンカー)は3位に淡々とペースを刻んだ平野星矢(ブリヂストンアンカー)は3位に photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz男子ジュニアで勝利した北林力(ProRide)。エリートの2分後にスタートしたものの、レース時間を終えるまでは全体の15位ほどを走った男子ジュニアで勝利した北林力(ProRide)。エリートの2分後にスタートしたものの、レース時間を終えるまでは全体の15位ほどを走った photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz

CJシリーズ2連勝を飾った前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)CJシリーズ2連勝を飾った前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
絶好調をキープしている前田の目標はもちろん全日本選手権。「自分で思っている以上に調子が良いので、全日本選手権で失速しないようピーキングには気をつけたいですね。非常に暑いレースでしたが、水分をこまめに補給するよう走りをマネジメントできたことも大かったと思います」と語っている。

3位には沢田を交わした平野星矢(ブリヂストンアンカー)が入り、沢田はぶっつけ本番でニューバイクを投入したという竹之内悠(東洋フレーム)を最終周回に交わして4位にとどまった。

3カテゴリー混走の女子レースがスタート3カテゴリー混走の女子レースがスタート photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
好スタートを切った今井美穂(チームスコット)は路面に対応できず2位好スタートを切った今井美穂(チームスコット)は路面に対応できず2位 photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz猪落としをエスケープする佐藤寿美(drawer THE RACING)猪落としをエスケープする佐藤寿美(drawer THE RACING) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz


各カテゴリーの混走となった女子レースは、アジア選手権ジュニア王者に輝いた川口うらら(Sonic-Racing)が自身のレースを終える3周目まで先頭を譲らない、圧倒的な走りを見せるカテゴリー優勝で離脱。続いた今井美穂(チームスコット)だったが不慣れな路面に対応できず、登りで小林可奈子(MTBクラブ安曇野)の先行を許した。

「最初の出遅れはなかなか縮まりませんでしたが、基本に忠実に、一つ一つを大切に、とにかく安全にゴールを目指した」と言う小林は後続を引き離して独走勝利。3位には転倒でリズムを崩した武田和佳(Liv)をパスした佐藤寿美(drawer THE RACING)が滑り込んだ。

序盤の転倒を挽回し、中盤に先頭に出た小林可奈子(MTBクラブ安曇野)序盤の転倒を挽回し、中盤に先頭に出た小林可奈子(MTBクラブ安曇野) photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
CJシリーズの次戦は今週末に開催される富士見パノラマ。その後に白山一里野、妙高杉ノ原と続き、7月末の全日本選手権に向けて熱を高めていく。



Coupe du Japon 勢和多気国際クロスカントリー結果
男子エリート

1位 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)  1h19’13”
2位 恩田祐一(ミヤタ・メリダバイキングチーム)  +8”
3位 平野星矢(ブリヂストンアンカー)       +56”
4位 沢田時(ブリヂストンアンカー)        +1’18”
5位 竹之内悠(東洋フレーム)           +1’22”

女子エリート
1位 小林可奈子(MTBクラブ安曇野)      1h08’58”
2位 今井美穂(チームスコット)          +1’44”
3位 佐藤寿美(drawer THE RACING)       +3’47”
4位 武田和佳(Liv)                +5’47”
5位 橋口陽子(Team轍屋)            +5’55”

男子ジュニア
1位 北林力(ProRide)  55’53”
2位 神永真一(ProRide)  +1’18”
3位 小林勇輝(TEAM GRM)+1’37”

女子ジュニア
1位 川口うらら(Sonic-Racing) 50’02”
2位 山田夕貴(TEAM BG8)    +5’12”

男子ユース
1位 山口創平(ProRide)        42’32”
2位 中島渉(Lmited Team 846/Team-K) +48”
3位 上野悠佑太(TEAM GRM)      +2’29”

男子マスター
1位 酒居良和(マウンテン☆ポテト) 1h01’54”
2位 塩見学(B・B・Q )        +38”
3位 田村竜樹(サッサーズ )      +1’38”

男子アドバンス
1位 小坂正則(スワコレーシング)   43’51”
2位 山根大輔(Kochi CTC)      +4’47”
3位 和田良平(Team RINGO ROAD) +5’57”

男子チャレンジ
1位 山中集平(PAX CYCLE)     32’22”
2位 川久保夏貴(高知CTC)      +1’18”
3位 大類正洋(TORQUE NOZAC)   +1’38”

女子ユース
1位 小林あか里(MTBクラブ安曇野)  35’28’

女子マスターズ
1位 辻瑞穂(PAX PROJECT)     43’38”
2位 北島優子(パワースポーツ・SICK) +8’55”

女子チャレンジ
1位 水谷有紀子(BUCYO COFFEE.CLT) 40’39”
2位 宮永侑香 (シマノドリンキング XC C) +2’34”

text:So.Isobe

最新ニュース(全ジャンル)