キンタナ「TTのタイムロスを最小限に留めたい。デュムランの走りは予想以上」

ジロ・デ・イタリアに訪れた2度目の休息日に、マリアローザを着るナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）が記者会見を実施。本日開催される個人タイムトライアルに向けて、そしてライバルについてコメントしています。

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スプマンテを開けるナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター）
「脚質的に明日の個人TTでタイムを失うのは明らかなこと。才能あるTTスペシャリストのデュムラン、そしてTTを得意としているピノが相手となるので、間違いなく彼らはタイム差を詰めてくるはずだ。だから自分の目標はタイムロスを最小限にとどめること。もちろんマリアローザをキープできれば御の字だが、難しいことも理解している。どのくらいの差で止めておけば良いのかまだ推し量ることはできないが、明日を待って脚の感触を確かめたい。

個人TTを終えた後はすぐにミーティングを行い、それからの戦略を決めていくつもりだ。ライバルの良い点と悪い点を洗い出しながら、どう立ち回るかを練っていきたい。作戦については話せないけれど、ライバルたちにも聞いてみたいところさ（笑）。一つ言えることは、モビスターはこれまで通り積極的に攻めていくということ。

マリアローザを着たナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター） photo:CorVos「デュムランの走りは想像以上だった」


ニーバリは真のファイターであり、彼の闘争心は決して消えることがない。どこからでもアタックを仕掛けてくるし、遅れてからといって彼から目をそらすことはできない。それに彼はブロックハウスでそこまでタイムを失っていないんだ。さっきもコメントした通りピノは強いクライマーで、かつTTも速い。そしてデュムラン。率直に言って彼のブロックハウスでの走りは素晴らしかった。これまでにも山岳で強さを見せつけてきたので驚きはしないが、それでも昨日は自分の予想以上の走りだった。彼はマイペースを刻みつつ上手く立ち回った。アメイジングだったね。

僕個人としては、100%の仕事ぶりを発揮してくれるチームのサポートを受けているので心強く思っている。ここまでのシーズンは昨年よりも好調だし、チーム創設以来最高の出来なんじゃないかとすら思っている。このジロも好調のまま運んでいるし、それがこれからのステージへ向けての僕のモチベーションに繋がっているよ」。

コメントはチーム公式サイトより。

text:So.Isobe