2017/05/05(金) - 06:03
開幕を翌日に控えた5月4日、第100回ジロ・デ・イタリアのチームプレゼンテーションが開催された。197名の選手たちの様子や開幕地アルゲーロの様子をお届けします。
地中海に浮かぶサルデーニャ島にジロ・デ・イタリアがやってきた。フランス領のコルシカ島の南に位置する四国より少し大きな島でジロが開幕するのは1991年と2007年に続く3回目。ツール・ド・フランスの「グランデパール」に対抗してジロが「ビッグスタート」と呼ぶ開幕地には同島北西部のアルゲーロが選ばれた。
開催100回目を記念する大会だが、町中がピンクに染まった前年の開幕地オランダ・アペルドールンと比較すると盛り上げ方がずっと控えめ。しかし、開幕前夜に行われたチームプレゼンテーションの会場には、何万人クラスの観客が詰め掛けた。その多くは地元の市民で、ここ数年の中では際立ってローカル率が高いチームプレゼンテーションだったと言える。
「自分の魂であるサルデーニャで開幕するジロを見逃すわけにはいかない」として、膝の故障によってジロを欠場するファビオ・アルがプレゼンに先立ってステージに登場した。ヴィンチェンツォ・ニーバリのオープンレターをはじめ、イタリア全体がアルの背中を押したが、アルは「無理をするとキャリアが終わってしまうリスクがある」として出場を見送っている。
22チームの一番最初にステージに登場したのはアスタナ。8名のメンバーの最後には2週間前に亡くなったミケーレ・スカルポーニの名前も読み上げられた。その後、スカルポーニのキャリアを振り返る数分間のムービーが流され、2011年大会のチャンピオンの死を悼んだ。
text&photo:Kei Tsuji in Alghero, Italy
地中海に浮かぶサルデーニャ島にジロ・デ・イタリアがやってきた。フランス領のコルシカ島の南に位置する四国より少し大きな島でジロが開幕するのは1991年と2007年に続く3回目。ツール・ド・フランスの「グランデパール」に対抗してジロが「ビッグスタート」と呼ぶ開幕地には同島北西部のアルゲーロが選ばれた。
開催100回目を記念する大会だが、町中がピンクに染まった前年の開幕地オランダ・アペルドールンと比較すると盛り上げ方がずっと控えめ。しかし、開幕前夜に行われたチームプレゼンテーションの会場には、何万人クラスの観客が詰め掛けた。その多くは地元の市民で、ここ数年の中では際立ってローカル率が高いチームプレゼンテーションだったと言える。
「自分の魂であるサルデーニャで開幕するジロを見逃すわけにはいかない」として、膝の故障によってジロを欠場するファビオ・アルがプレゼンに先立ってステージに登場した。ヴィンチェンツォ・ニーバリのオープンレターをはじめ、イタリア全体がアルの背中を押したが、アルは「無理をするとキャリアが終わってしまうリスクがある」として出場を見送っている。
22チームの一番最初にステージに登場したのはアスタナ。8名のメンバーの最後には2週間前に亡くなったミケーレ・スカルポーニの名前も読み上げられた。その後、スカルポーニのキャリアを振り返る数分間のムービーが流され、2011年大会のチャンピオンの死を悼んだ。
text&photo:Kei Tsuji in Alghero, Italy
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