沖縄県がサイクリストに向けて環境整備を進めている。各地にサイクリングに適したルートを創設し、県内約85箇所のサイクルステーションを新設するなど、サイクリストやランナー歓迎のための準備を進めていることが発表された。以下、沖縄県からのプレスリリースより紹介する。


サイクリングルートとして整備が進む羽地内海ルートサイクリングルートとして整備が進む羽地内海ルート (c)沖縄県
沖縄県内外のサイクリストやランナー歓迎
沖縄本島一周コース(全長約337Km)等整備のお知らせ
約85か所のサイクルステーションの創設


沖縄県では、近年全国的に増加傾向にあるサイクリストやランナーの受け入れ、その環境整備の一環として、ホテルや公園、道の駅などを利用した約85か所のサイクルステーションやサイクリング・ランニング・ウォーキング周遊ルートを創設しました。

上級者向けの本島一周コースの他、レベルや地域毎に複数のコースを用意しており、本島一周(約337Km)コースには約85か所のサイクルステーションを設置しております。サイクルステーションとは、休憩時に自転車を立てかけるサイクリングラック(※1)の設置や工具の貸し出し、そのほかレベルに合わせたコース紹介や周遊ルートマップの無料配布などを行う場所のことです。また、気軽にサイクリング体験ができるようレンタサイクル可能な施設やシャワー利用の施設なども紹介しております。

この取組みは、本県の温暖な気候とスポーツ資源を活用した「観光客の受け入れ環境整備」と、「沖縄県民の健康増進」を目的としております。
歴史・文化などの観光名所を含めた、誰もが気軽に体験可能な「サイクリング」、「ランニング」、及び「ウォーキング」の周遊コースを観光客や地域住民に活用していただくことで、スポーツツーリズムの促進や健康増進及び地域の魅力の再発見につなげていきたいと考えております。

また、これらのコンテンツを活用した観光メニューの商品化を行うことで、交流人口の拡大を促し、「住んでよし、訪れてよし」のスポーツアイランド沖縄の形成を図ります。

※1サイクリングラック 長距離を走行する「ロードバイク」などの自転車は、休憩時に自転車を止めるためのスタンドがないものが多く、立てかけるためのラック等が必要となります。

各地に設置されるサイクリングラック各地に設置されるサイクリングラック (c)沖縄県ガイドによる観光やランニングの説明ガイドによる観光やランニングの説明 (c)沖縄県


ランニングギアレンタルの実証実験ランニングギアレンタルの実証実験 (c)沖縄県沖縄に沈むサンセットの様子沖縄に沈むサンセットの様子 (c)沖縄県


整備予定コース
・沖縄本島北部|羽地内海周遊コース   
・沖縄本島中部|リゾートエリアコース      
・沖縄本島南部|パワースポットコース
・沖縄本島一周コース 

サイクルステーション(一部)
国頭村:ゆいゆい国頭(道の駅)/道の駅レストランくいな(レストラン)
大宜味村:道の駅おおぎみ(道の駅)
宜野座村:かりゆしカンナタラソラグーナ(タラソテラピー)
恩納村:マエダブリーズ(カフェ)/おんなの駅(道の駅)
東村:福地川海浜公園(公園)/サンライズひがし(売店)
名護市:古民家café 喜色(カフェ)/ホテルゆがふいんおきなわ(ホテル)
今帰仁村:リカリカワルミ(道の駅)/今帰仁あいあいファーム(宿泊・レストラン)等

沖縄 北部〜羽地内海サイクリングコースMAP沖縄 北部〜羽地内海サイクリングコースMAP (c)沖縄県
詳細については今後「スポーツアイランド沖縄」のサイトなどを通じて順次発表される見込みだ。


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