タイ王国を舞台とした6日間のステージレース、ツアー・オブ・タイランドが開幕。灼熱のコンディションの中行われた第1ステージは、3人によるスプリントをイェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)が制した。



タイ王国の首都バンコクを発つプロトン。これから6日間のステージレースが始まるタイ王国の首都バンコクを発つプロトン。これから6日間のステージレースが始まる (c)Tour of Thailand


アタック合戦が100km以上続くアタック合戦が100km以上続く (c)Tour of Thailand気温34℃、体をクーリングしながら走るシマノレーシング気温34℃、体をクーリングしながら走るシマノレーシング (c)Tour of Thailand大人数の逃げ集団がタイの田舎を走る大人数の逃げ集団がタイの田舎を走る (c)Tour of Thailandアラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)、入部正太朗(シマノレーシング)らが入った17名の集団が先行するアラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)、入部正太朗(シマノレーシング)らが入った17名の集団が先行する (c)Tour of Thailandタイの首都バンコクから北部の大都市チェンマイまで駆け抜けるステージレース「ツアー・オブ・タイランド」が4月1日より開幕。6日間、総距離944.7kmで開催される今年は、いずれのステージも平坦基調のコースプロフィールとなっている。一方で、第5、6ステージそれぞれに1級山岳が1箇所ずつ、距離190km以上のロングコースが3日間用意されていたりと、気を抜けないハードなステージレースだ。

UCI2.1クラスに昇格した今年は、プロコンチネンタルチームのNIPPOヴィーニファンティーニ(内間、伊藤、窪木、中根、マランゴーニ)のほか、アジア籍を中心に20チームがエントリー。日本からはツール・ド・台湾からの連戦となる愛三工業レーシング(小森、住吉、黒枝、原田、渡辺、岡本)、チーム右京(アベラストゥリ、アール、平塚、平井、徳田)に加えて、シマノレーシング(入部、木村、小山、湊、水谷、西村)がスタートラインに並ぶ。

初日は首都バンコクを出発し、190km北にあるチャイナートにフィニッシュする平坦ステージ。初日ということもあり、リアルスタートが切られてからは次々とアタックを仕掛けられ続けるハイスピードレースとなった。どのチームも逃げに選手を乗せたいという思惑が働いたことが影響し、逃げと吸収が幾度となく繰り返され、アタック合戦は100km以上にもわたって続くことに。

130kmを過ぎたところで17名の先頭グループが形成される。逃げに乗ったメンバーは、小森、住吉、入部、平井という日本勢のほかに、NIPPOのマランゴーニ、ツール・ド・ランカウイ2017のスプリントステージで勝利を上げている、今年のアジア選手権U23で2位のイェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)など有力選手たち。

この逃げに選手を送り込めなかったチームが最大1分30秒の差を詰めるべく猛追するが、逃げを吸収するまでに至らない。ラスト3km地点、逃げ切りを確信したエスケープグループからマランゴーニがアタックを仕掛けた。

フィニッシュ200m前までマ・ガントン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)と先行するが、後ろからギディッチがブリッジを成功させ、3選手によるスプリントに。後ろから追いついた勢いのまま飛び出したギディッチが伸び、ツアー・オブ・タイランド初日の勝者に輝いた。後続のスプリントでは住吉が8位、入部が10位に入っている。



3名によるスプリントを制したイェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)3名によるスプリントを制したイェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース) (c)Tour of Thailand


ツアー・オブ・タイランド2017第1ステージ結果
1位 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)    4h09’55”
2位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
3位 マ・ガンドン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)
4位 キム・デヨン(韓国、KSPO)                           +6”
5位 シャオ・ジンビャオ(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)
6位 キム・オクチョル(韓国、ソウルサイクリングチーム)
7位 ナウチ・リピョン(タイ、タイコンチネンタル・サイクリングチーム)
8位 住吉宏太(愛三工業レーシング)
9位 ウラジミール・ロペス(コロンビア、ニンシャースポーツ・ロッテリー)
10位 入部正太郎(シマノレーシング)

個人総合
1位 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)    4h09’44”
2位 アラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)         +5”
3位 マ・ガンドン(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)
4位 シャオ・ジンビャオ(中国、ヘンシャンサイクリングチーム)            +14”
5位 チャンパッド・クリツァダ(タイ、インフィニティAIS)
6位 トリン・ダクタム(ベトナム、ナショナルチーム)                 +16”
7位 キム・デヨン(韓国、KSPO)                          +17”
8位 キム・オクチョル(韓国、ソウルサイクリングチーム)
9位 ナウチ・リピョン(タイ、タイコンチネンタル・サイクリングチーム)
10位 住吉宏太(愛三工業レーシング)

ポイント賞
1位 イェフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、ヴィノ・アスタナモータース)

チーム総合成績
1位 ソウルサイクリングチーム


text:Gakuto.Fujiwara
photo:Tour of Thailand
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