3月12日(日)に開催される、日本学生自転車競技連盟の主催する第11回明治神宮外苑大学クリテリウム。都心で開催され、観戦にも足を運びやすいこのレースの見どころを紹介しよう。



神宮クリテリウム名物銀杏並木の折り返し神宮クリテリウム名物銀杏並木の折り返し photo:Hideaki.Takagi
今週末の3月12日(日)に開催される第11回明治神宮外苑大学クリテリウム、通称”神宮クリテ”。今年度80周年を迎えた日本学生自転車競技連盟が、2007年に70周年記念行事大会として54年ぶりの都心部サーキットロードレースとして本大会を開催し、今年で11回目。多くの方が観戦可能な都市部での大会として、毎年注目の集まるレースとなっている。

明治記念館前をスタート/ゴールとし、国立競技場、神宮球場、秩父宮ラグビー場などの学生スポーツの中心地を横目に走る明治神宮外苑周回コース(1周1.5km)で争われる。メインイベントの男子大学対抗戦をはじめ、小中学生タイムトライアルからマスターズまでの全8カテゴリーとなるレースが行われ、総勢約300名がエントリーする大規模なイベントに成長し続けている。それでは今年の見どころを紹介していこう。

今年度のRCS年間総合優勝を決めるシリーズ最終戦

大学生の熱い走りが都内で見られる神宮クリテ大学生の熱い走りが都内で見られる神宮クリテ photo:Hideaki.TakagiRCS年間リーダーを意味するイエロージャージは誰の手にRCS年間リーダーを意味するイエロージャージは誰の手に photo:Hideaki.Takagi日本学生自転車競技連盟が主催する「ロードレースカップ」(通称:RCS)の最終戦となる神宮クリテは、今シーズン1年間を通して10数戦のレースを各地で開催。今大会は獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式の戦いの最終戦となる。

昨年のインカレロードチャンピオン野本空(明治大学)昨年のインカレロードチャンピオン野本空(明治大学) photo:Hideaki TAKAGI今シーズンRCSは全13戦で、12戦終了時のランキングリーダーは昨年インカレロード優勝の野本空(明治大学) 。初RCS年間王者に向けて、2位以下と大きなポイント差を付けてリーダーを維持している。しかし、1年生ながら現在ランキング2位の石原悠希(順天堂大学)にも逆転優勝の可能性は残っており、最後までわからない展開となるだろう。

トップカテゴリのグループ1は大学対抗戦

U23ロードアジアチャンピオンとして本大会に出場する岡本隼(日本大学)U23ロードアジアチャンピオンとして本大会に出場する岡本隼(日本大学) photo:Kenji NAKAMURA/JCF各大学から3名の選手がエントリー可能なグループ1大学対抗戦は、今年の学連ロードレースで活躍した選手たちが一堂に会する注目のクリテリウムレースである。海外からも招待選手として出場するオーストラリアのメルボルン大学チームと、韓国のギョンウン大学校チームからも目が離せない。

注目の大学を挙げていけば、3月1日にバーレーンで開催されたアジア選手権ロードU23男子で優勝し、2016学生選手権クリテリウム優勝、RCSクラス1のレースでも優勝している岡本隼を筆頭に、日本大学のメンバーは強力な選手を揃えている。

また、RCS総合リーダーを目指すインカレ2016男子ロード優勝の野本空の所属する明治大学、TRS総合優勝をした中距離トラックを中心に活躍する荒井の法政大学、レースの駆け引きを得意とする中央大学の原井・今村、昨年の神宮クリテでグループ2優勝経験のある岡部祐太の日本体育大学、今シーズン、ロード・トラックともに活躍が目立った安田の京都産業大学、アジア大学選手権のクリテリウム優勝ワンツーの黒枝・徳田のいる鹿屋体育大学など、学連を代表する大学生自転車ロード選手の戦いは必見だ。

グループ2・3や女子オープンも例年以上にハイレベル

昨年、高校生ながら女子オープンにて優勝した岡本二菜(当時スミタエイダイパールイズミラバネロ)も日体大より出場昨年、高校生ながら女子オープンにて優勝した岡本二菜(当時スミタエイダイパールイズミラバネロ)も日体大より出場 photo:Satoru.Katoグループ2も今シーズン成績を残している選手たちが揃っており、例年よりもハイレベルになることが予想される。2015RCSランキング年間王者となった小林和希(明治大学)、今年のインカレロードで3位に入った中川拳(早稲田大学)、トラック中距離を得意とする松本憲斗(鹿屋体育大学)など多くの有望な選手がエントリーしている。また、グループ3も今年度最後のRCSクラス昇格のチャンスとなるため、各選手の熱い走りが期待できる。

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてパラサイクリングにも注目が集まる2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてパラサイクリングにも注目が集まる photo:Satoru KATO昨年、女子オープンに高校生として出場して優勝した岡本二菜は、今年度日本体育大学に加盟。全日本学生選手権クリテリウムでも優勝しており、今大会も優勝候補といえる。ほかにも大学女子トラック短距離で成績を残す清水知美(八戸学院大学)も神宮クリテ初出場、2016インカレロード3位の中井彩子(鹿屋体育大学)などに加え、学連OGのロード選手である樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING、駒澤大学OG)も参加し、ハイレベルなレースになりそうだ。

今年はパラサイクリング・ロードレースも開催

小中学生タイムトライアルも同日開催小中学生タイムトライアルも同日開催 photo:Satoru.Kato視覚障がいの選手が参加するBカテゴリーは、タンデム自転車(二人乗り用自転車)を使用し、視覚障がいの選手は後ろに、「パイロット」と呼ばれる晴眼の選手が前に乗り競技を行う。2016リオデジャネイロパラリンピックでは、視覚障がいBクラス・女子・ロードタイムトライアルで鹿沼由理恵(パイロット:田中まい(女子ケイリン所属、日本体育大学OG)が銀メダルを獲得するなど、このカテゴリーでは日本の選手が国際的に活躍している背景がある。本大会のパラサイクリング・ロードレース(タンデム)は、国際自転車競技連合(UCI)公認C1グレードレースとして国内外の選手が集まる予定だ。

「⼤学自転車フォーラム」をレース前日に開催

⼤会開催のみにとどまらず全国から競技者の集まる機会を活用して、レース前日3月11日(土)の14:30よりに「ユニバーシティ・フォーラム」を開催。今年は「タンデムを通じたパラリンピック・オリンピックのインテグレーション」という題目で開かれ、2020年東京オリンピック・パラリンピックがその後の日常生活にもたらすであろう、あるいはもたらすべき変⾰を、パラサイクリングを軸に考えていく内容となっている。



第11回明治神宮外苑大学クリテリウム
開催日:3月12日(日)
開催場所:明治神宮外苑周回コース 1周1.5km(東京都新宿区・港区)
主なレーススケジュール
10:00 開会式
10:20 オープン&ウォームアップライド
10:50 小中学生タイムトライアル・マスターズタイムトライアル
11:15 男⼦大学生 グループ3 A組
     男⼦大学生 グループ3 B組
     男⼦大学生 グループ3 C組
12:00 マスターズクリテリウム
12:20 表彰式(午前の部)
13:00 男⼦大学生 グループ2 A組
13:25 男⼦大学生 グループ2 B組
13:50 女子クリテリウム(学連登記選手+JCF登録競技者)
14:20 パラサイクリングロードレース(タンデム)
15:10 男⼦大学生 グループ1(大学対抗)
16:00 表彰式・閉会式(午後の部、大学対抗、シリーズ総合)

text:日本学生自転車競技連盟
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