アジア選手権ロードレース5日目の午後に行われた女子ジュニアで、下山美寿々を含む8名が逃げ切り。好位置からスプリントを開始した下山だったが、2位銀メダルに甘んじた。



下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)、細谷夢菜(浦和工業高校)、石上夢乃(横浜創学館高校)、成海綾香(南大隅高校)下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)、細谷夢菜(浦和工業高校)、石上夢乃(横浜創学館高校)、成海綾香(南大隅高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF
1周12.8kmのコースを5周回する64kmで争われた女子ジュニア1周12.8kmのコースを5周回する64kmで争われた女子ジュニア photo:Kenji NAKAMURA/JCF逃げにブリッジを試みる細谷夢菜(浦和工業高校)逃げにブリッジを試みる細谷夢菜(浦和工業高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF




成海綾香(南大隅高校)成海綾香(南大隅高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF石上夢乃(横浜創学館高校)石上夢乃(横浜創学館高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF女子ジュニアロードレースに出状した日本チームのメンバーは、下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)、細谷夢菜(浦和工業高校)、石上夢乃(横浜創学館高校)、成海綾香(南大隅高校)の4名。

1周12.8kmのコースを5周回する64kmで争われる中、レースを積極的に動かしたのはここまで金メダルを量産しているカザフスタンや中国。しかしエスケープは3周目まで決まらず、やがて下山を含む8名の逃げが形成された。

先頭グループに複数名乗せるべく後続でも細谷と石上が追撃を続けたものの、結局差は縮まらず、下山は自分自身の展開に切り替えてレースを進めた。

そのままゴールまで8名が逃げ切り、下山は良い番手でラスト300mのコーナーを曲がったものの、最後は後ろから唯一2名の選手を送り込んだ中国のチャン・ユエにパスされて2位。柿木コーチは「今回の日本チームは複数名を先頭集団に送り込むだけの力があるチームであったが、チーム力を生かす戦いとはならなかった」とレースを振り返っている。



逃げグループに乗った下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)逃げグループに乗った下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF
悔しい表情を見せる下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)悔しい表情を見せる下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校) photo:Kenji NAKAMURA/JCF


アジア自転車競技選手権大会2017 女子ジュニアロードレース結果
1位 チャン・ユエ(中国)           1h53’18”
2位 下山美寿々(大阪教育大学附属天王寺高校)
3位 チャニポーン・バトリヤ(タイ)
10位 細谷夢菜(浦和工業高校)
17位 石上夢乃(横浜創学館高校)
22位 成海綾香(南大隅高校)           +2’44”

text:So.Isobe
photo:Kenji NAKAMURA/JCF