和歌山県および三重県、愛知県と広域を拠点とするキナンサイクリングチームは11月19日、愛知県名古屋市でファン感謝祭を開催。熱い応援でチームを支えてくれるファンに日頃の感謝を述べると同時に、2016年シーズンの活動報告を行った。チームからのレポートで紹介。



発足2年目となった今年、キナンサイクリングチームは目標としていたUCIアジアツアーでの継続的なポイント獲得のほか、最大のターゲットだったツール・ド・熊野でチーム総合1位を収めるなど、初年度以上の成果を残した。こうした活動の支えとなったのは、レース会場やSNSを通じて声援を送ってくださるファンの存在であり、今シーズンの戦いが一段落ついたこの時期に、選手・スタッフがそろって感謝の気持ちを届ける場を設けた。

キナンファン感謝祭 選手・スタッフ・参加者一同で記念撮影キナンファン感謝祭 選手・スタッフ・参加者一同で記念撮影 photo:Syunsuke FUKUMITSU
現役引退する伊丹健治にファンから花束が贈られる現役引退する伊丹健治にファンから花束が贈られる photo:Syunsuke FUKUMITSUファン手作りの横断幕を手に記念撮影する阿曽光佑ファン手作りの横断幕を手に記念撮影する阿曽光佑 photo:Syunsuke FUKUMITSU

選手ではキャプテンのジャイ・クリフォードを筆頭に、リカルド・ガルシア、マルコス・ガルシア、野中竜馬のほか、今年限りで引退・退団する伊丹健治、中西重智、阿曽光佑が出席(阿曽圭佑は欠席)。そのほか、チームスタッフも顔をそろえた。

会は、加藤康則ゼネラルマネージャーによる乾杯の音頭に始まり、食事をしながらしばしの歓談。その間、ホスト役の選手・スタッフは各テーブルを回って、参加者との交流に努めた。

ジャパンカップがラストレースとなった伊丹健治ジャパンカップがラストレースとなった伊丹健治 photo:Makoto.AYANOツール・ド・熊野ではチーム総合と個人総合山岳賞を獲得ツール・ド・熊野ではチーム総合と個人総合山岳賞を獲得 photo:Hideaki TAKAGI


後半には、今シーズンの活躍の軌跡をまとめたムービーが上映され、選手たちの勇姿にたびたび歓声が上がった。そして、お楽しみの抽選会ではフルクラムやフィジークのカワシマサイクルサプライ様から提供されたアイテムや、チームグッズ、今年出場した大会の記念品などが出品され、出席したファンを喜ばせた。

さらには、石田哲也監督とのジャンケンに勝った人には、チーム主催レースである 「KINAN COUPE DE AACA」来シーズン分の随行車両乗車権や、最終周回の合図であるジャンを鳴らす権利が授与されるなど、ユニークなプレゼントも用意された。

スピーチするマルコス・ガルシアスピーチするマルコス・ガルシア photo:Syunsuke FUKUMITSUスピーチする野中竜馬スピーチする野中竜馬 photo:Syunsuke FUKUMITSU

石田哲也監督(左)自ら参加者に鍋を振る舞う石田哲也監督(左)自ら参加者に鍋を振る舞う photo:Syunsuke FUKUMITSU抽選会での当選品を手に笑顔の参加者抽選会での当選品を手に笑顔の参加者 photo:Syunsuke FUKUMITSU

終始和やかに行われたチームとファンの交流イベント。参加者からはファンクラブ開設を熱望する声や、広報へのリクエストも多く寄せられ、2017年シーズンでのチーム活動の活性化を約束する場ともなった。

text:Syunsuke FUKUMITSU