カーボン、アルミ、チタン、スチールなど各種自転車用チューブを生産しているイタリアのデダチャイ社。同社のレーシングフレームブランド、デダチャイストラーダから、快適性とエアロ性を高めたエンデュランスロード「VERTIGINE」が新規リリースされる。



デダチャイストラーダ VERTIGINEデダチャイストラーダ VERTIGINE
ツール・ド・フランスをはじめ、幾多の勝利を生み出してきたデダチャイ社の各種チューブ。そのノウハウを最大限に発揮して生産されるのがデダチャイストラーダのフレームであり、今回紹介する「VERTIGINE(ヴェルティージネ)」は、同ブランドで久々となる完全新作のエンデュランスモデルだ。

デダチャイストラーダらしい直線的なフレームデザインを持つVERTIGINE。シートチューブとの接合位置を下げたシートステイと、緩やかにカーブしたダウンチューブによって、またカーボンの種類をフレーム前後で変えることで、エントリーモデルながら優れた振動吸収性を実現している。フレームセット価格169,000円(税抜)と買い求めやすい価格に設定されていることも特徴だ。

振動吸収性能の要を担うシートステー振動吸収性能の要を担うシートステー 緩やかに曲線を描くダウンチューブ緩やかに曲線を描くダウンチューブ フロントフォークはストレート形状。エアロ断面で高速時の抵抗削減にも配慮しているフロントフォークはストレート形状。エアロ断面で高速時の抵抗削減にも配慮している


フレーム素材には東レのハイモジュラスカーボンを採用し、フロントフォークやダウンチューブなどフロントセクションは空気抵抗に配慮したデザインを纏う。どんなユーザーでも乗りやすいよう剛性と重量がバランスされており、フレーム重量は980gと不安の無い数値に設定されている。

フレームは機械式/電動式コンポ両方に対応し、付属のアウター受けを交換することで仕様切り替える。ケーブルルーティングも内装とされ、バッテリーはダウンチューブ下・シートチューブ内どちらにも配置できる。汚れやすいBB下にはカバーが設けられることでケーブルの露出を防ぎ、各種パーツの寿命を長くとっている。ヘッドチューブはやや長めに設定され、リラックスしたポジショニングが可能だ。

汚れやすいBB下にはカバーが設けられることでケーブルの露出を防ぐ汚れやすいBB下にはカバーが設けられることでケーブルの露出を防ぐ (c)インターマックスヘッド規格は上1-1/8、下1-1/2と現在のスタンダードヘッド規格は上1-1/8、下1-1/2と現在のスタンダード

デダチャイストラーダ VERTIGINE(ブラック)デダチャイストラーダ VERTIGINE(ブラック) (c)インターマックスデダチャイストラーダ VERTIGINE(レッド)デダチャイストラーダ VERTIGINE(レッド) (c)インターマックス


ヘッドベアリングは上1-1/8、下1-1/2で、ボトムブラケット規格はプレスフィット30。積載時や輪行の際、またホイールの着脱による傷を防ぐため、前後のエンドはアルミワッシャー処理が行われていることも扱いやすさに貢献する部分だ。リアハンガーはアルミ製で、フロントディレイラーは35mm径のバンド式取付となる。



デダチャイストラーダ VERTIGINE(フレームセット)
カラー:レッド、ブラック
サイズ(C-T長):XS(475)、S(495)、M(530)、L(545)
重量:フレーム980g、フロントフォーク370g
BB規格:PF30
ヘッドセット:上1-1/8、下1-1/2
付属品:専用フロントフォーク、専用ヘッドパーツ
価格:169,000円(税抜)