ジャパンカップクリテリウム後のトークショーにおいて、今日のオープンレースを制した岡篤志が弱虫ペダルサイクリングチームから宇都宮ブリッツェンへと移籍することが発表された。



岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)が宇都宮ブリッツェンに加入することが発表された岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)が宇都宮ブリッツェンに加入することが発表された photo:Makoto.AYANO


岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)と清水裕輔宇都宮ブリッツェン監督岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)と清水裕輔宇都宮ブリッツェン監督 photo:So.Isobeオープン男子1組で独走勝利した岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)オープン男子1組で独走勝利した岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Hideaki TAKAGI発表が行われたのは、ジャパンカップクリテリウム直後にオリオンスクエアにて開催された「弱虫ペダルトークショー」の最中。原作者の渡辺航先生からサプライズとして発表が行われ、岡と清水裕輔宇都宮ブリッツェン監督が壇上に上がった。

1995年9月3日生まれの岡は現在21歳。キャノンデール・スペースZEROPOINTやEQAなどに所属する一方ナショナルチームのメンバーとしても活動し、海外経験も多く積んできた。今年はスランプを理由に弱虫ペダルサイクリングチームの一員としてJBCFエリートツアーに主戦場を移したが、その中で勝利を量産し「勝ち方」を身につけてきたと言う。

今日のオープンレースでも最終周回の古賀志林道で飛び出し、得意の勝ちパターンで勝利を収めた岡。新チームについて「鈴木真理さんや清水監督など気心知れた方々が多く、すべてを信頼できるチームです」とコメントする。「最初はアンダーでプロになれなければ競技の第一線から退こうと考えていました。でも、もっと力をつける必要性を感じ、それを実現できる環境を欲していたんです」。

アンダーカテゴリーとして走る時期はあと1年。「その中ではU23全日本タイトルは必ず獲らなければならないもの。力をつけて外国人選手と互角以上に戦うことができるように、そしてJPTで結果を残せるようになりたいですね。今は国内サーキットのレベルも上がっていますし、ヨーロッパ挑戦も頭にありますが、まずは国内で成績を出したいと考えています」と目標を語る。

清水監督は「ブリッツェンに留まることなく、もっと上を目指して欲しい。Jプロツアーのチーム総合成績を取るための要として期待している。U23カテゴリーとしては雨澤と小野寺選手が在籍していますが、3人で切磋琢磨してくれれば良いですね。元々鈴木真理選手とは練習相手ですし、彼のような登れるスプリンターに育ってくれることを期待しています」とコメントした。

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