10月10日に行われたロード世界選手権ジュニア女子個人タイムトライアルでカルリン・スウィンケルス(オランダ)が優勝。下山美寿々(大阪教育附属高校)は35位でレースを終えた。



18分21秒のトップタイムで優勝したカルリン・スウィンケルス(オランダ)18分21秒のトップタイムで優勝したカルリン・スウィンケルス(オランダ) photo:Kei Tsuji


2位:7秒差 リーザ・モルゼンティ(イタリア)2位:7秒差 リーザ・モルゼンティ(イタリア) photo:Kei Tsujiロードレースでも使用される「ザ・パール」の周回コースで行われるタイムトライアル(エリート男子を除く)。気温が36度まで上昇する中、ジュニア女子の40名の選手たちが平坦な13.7kmコースに挑んだ。

3位:21秒差 ジュリエット・ラブー(フランス)3位:21秒差 ジュリエット・ラブー(フランス) photo:Kei Tsuji中間計測(7.4km地点)でスカイラー・シュナイダー(アメリカ)の暫定トップタイムを14秒も更新したスウィンケルスがそのままハイペースをキープする。後続のリーザ・モルゼンティ(イタリア)とジュリエット・ラブー(フランス)も好走したが届かず、スウィンケルスがヨーロッパチャンピオンのモルゼンティを7秒差で下した。スウィンケルスの平均スピードは44.764km/h。

35位:2分37秒差 下山美寿々(大阪教育附属高校)35位:2分37秒差 下山美寿々(大阪教育附属高校) photo:Kei Tsuji「先週木曜日に現地入りして金曜日はリカバリーライド。そして土曜日に周回コースを10周ほど走って、完璧に自分向きなコースだと確信した。とは言っても勝てるとは思っていなかったので、まさに夢がかなった気分」と、アルカンシェルに袖を通したスウィンケルスは話す。

6月に開催されたオランダ選手権ジュニア女子タイムトライアルでスウィンケルスはマイケ・ボーハールト(この日12位)に1秒差で敗れて2位。ヨーロッパ選手権では6位の成績を残していた。オランダ人によるジュニア女子タイムトライアル制覇は初。ジュニア女子カテゴリーでのアルカンシェル獲得は2004年のマリアンヌ・フォス以来となる。

日本からはアジア選手権女子ジュニアロードレースで優勝した下山が出場し、35位のタイムとなる20分59秒でフィニッシュ。優勝者スウィンケルスとのタイム差は2分37秒(スピードにして約5km/hの差)だった。金曜日のロードレースには下山と細谷夢菜(浦和工業高校)が出場する。



アルカンシェルと金メダルを獲得したカルリン・スウィンケルス(オランダ)アルカンシェルと金メダルを獲得したカルリン・スウィンケルス(オランダ) photo:Kei Tsujiアルカンシェルに袖を通したカルリン・スウィンケルス(オランダ)アルカンシェルに袖を通したカルリン・スウィンケルス(オランダ) photo:Kei Tsuji


ロード世界選手権2016ジュニア女子個人タイムトライアル結果
1位 カルリン・スウィンケルス(オランダ)     18’21”(Ave 44.764km/h)
2位 リーザ・モルゼンティ(イタリア)        +07”
3位 ジュリエット・ラブー(フランス)        +21”
4位 スカイラー・シュナイダー(アメリカ)      +30”
5位 ハンナ・アレンスマン(アメリカ)        +34”
6位 フランシスカ・ブラウス(ドイツ)        +34”
7位 シモーネ・エグ(デンマーク)          +38”
8位 アレッシア・ヴィジリア(イタリア)       +42”
9位 マドレーヌ・ファスナフト(オーストラリア)   +43”
10位 エレーナ・ピッローネ(イタリア)       +43”
35位 下山美寿々(大阪教育附属高校)       +2’37”

text&photo:Kei Tsuji in Doha, Qatar

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