9月19日、新城幸也が2017年度の所属チームを発表。バーレーンメリダプロサイクリングチームと2年契約を結んだ。ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)のチームメイトとして走る。



新城幸也(ランプレ・メリダ)新城幸也(ランプレ・メリダ) photo:Kei Tsujiブエルタ・ア・エスパーニャを完走し、エネコツアー出場を控えた新城が2017年度の所属チームを発表。中東バーレーンに拠点を置き、ニーバリらを中心に新たに発足するバーレーン・メリダと2年契約を結んだ。

同チームにはニーバリや新城の他にもジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)やエンリーコ・ガスパロット(イタリア)、ハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア)、ニッコーロ・ボニファツィオ(イタリア)、カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ)、マヌエーレ・ボアーロ(イタリア)、フェン・チュンカイ(台湾)らの加入が決まっている。現在UCIワールドツアーライセンス獲得に向けて続々と戦力を増強している状態だ。



以下はTeamユキヤ通信より。

新城幸也(ランプレ・メリダ)新城幸也(ランプレ・メリダ) photo:Kei Tsuji2016年シーズンを過ごして参りましたランプレ・メリダとの契約を2016年12月31日で終える新城は、2017年から始動致しますバーレーン・メリダプロサイクリングチームとの2017、2018の2年間の契約に合意致しましたことをご報告致します。

ランプレメリダのスポンサー分裂により、2017年からは中国企業をメインスポンサーとしての活動となるなど、大きなチーム体制の変動に伴い、新城はシーズン半ばより移籍の意思を示しておりましたところ、ありがたいことに複数のワールドツアーチームからオファーをいただき、話し合い検討を重ねて参りました。現チームであるランプレからも契約更新のお話をいただきましたが、その現チームのランプレメリダのゼネラルマネージャーが発足致しました新チーム、バーレーン メリダから新城に対する選手としての大きな評価をいただき、2年契約に至りました。

バーレーン メリダは現在UCIにワールドツアーライセンスを申請中ですが、すでにチームとの契約を交わしている選手の中には2010年ヴエルタ、2013年ジロ、2014年にはツールと3大グランツールを制したイタリアのスーパースター、ヴィンツェンツォ ニーバリなどの名前があり、新城が信頼を寄せる監督、スタッフ陣もすでに新チームへの加入が決まっております。

ゼネラルマネージャー ブレント・コープラント氏からのコメント

ランプレ・メリダのブレント・コープランドGMとランプレ・メリダのブレント・コープランドGMと photo:Makoto.AYANOバーレーン・メリダゼネラルマネージャー、ブレント・コープランド新城幸也と契約を発表する。ユキヤとの契約はバーレーン・メリダにとって大きな喜びだ。まず第一に、彼はこれまでとても明確なレースで走り(結果)を見せてきた、それは素晴らしい成績と言えるレベルの選手だ。たとえば今年だけでも、シーズン序盤の落車による大腿骨骨折から非常に短期間でトレーニングを再開し、驚いたことにわずか数ヶ月でレースに復帰さえした。これは彼が真のプロ選手であり、選ばれたアスリートであることを表す見事な一例である。また彼の安定した成績は、優れたチームメイト(エース)がもし彼を必要とすれば、同じだけの能力で仕事を全力でこなしている証である。

第二に、日本の選手と契約することによってバーレーン・メリダは国際的なチームであることを示すことができる。そしてそれはチームにとって極めて重要なことでもあるのだ。我々は来年、ユキヤがバーレーン・メリダのウエアに身を包むのを楽しみにしている。

新城幸也のコメント

私の経験と仕事に多大な評価をいただき、ありがとうございます。自分のスキルと経験はきっとバーレーンメリダに貢献できると思います!それは私の大きな喜びです。そのために私は全力で期待に応えます。私は全く何も心配していません。新しいチーム、新しいチームメイト、スタッフのすべて信頼によって結ばれています。

そこにはさまざまな国籍のライダーが所属します。しかし、言語は重要ではありません。私たちはプロですからチームの勝利のために同じ目標を持っています。私たちは、チームの明るい未来を作っていきます。