日本にルーツを持つアメリカンバイクブランドFUJI(フジ)。ロングセラーのアルミロードレーサー「ROUBAIX(ルーベ)」にフルモデルチェンジが施された。先代の優れた快適性をそのままに、新設計により軽量化と高剛性化を図った1台を紹介しよう。



フジ ROUBAIX 1.3(Mystic White)フジ ROUBAIX 1.3(Mystic White)
フジ ROUBAIX 1.3(Matte Black/Red)フジ ROUBAIX 1.3(Matte Black/Red) (c)アキボウフジ ROUBAIX 1.5(Matte Black/Red)フジ ROUBAIX 1.5(Matte Black/Red) (c)アキボウ


その苛酷さから「クラシックレースの女王」とも称されるフランスのプロレース「パリ~ルーベ」。荒々しい石畳の数々を駆け抜けた先に待つゴール地点の街の名を冠したのが、今季フルモデルチェンジとなったフジのアルミロードレーサー「ROUBAIX」だ。15年に渡ってフジのラインアップに名を連ね、その時々のトレンドと共にブラッシュアップされてきたロングセラーモデルである。

アルミの可能性を最大限に引き出すことを、歴代通しての開発コンセプトとするROUBAIX。フレーム形状は先代から一新されている。ハイエンドの軽量モデル「SL」にも通じる八角形断面のダウンチューブや、BBへ向けて拡大するシートチューブの端部、扁平チェーンステーによって、剛性を強化。加えてジオメトリーを「SL」と共通に。先代から受け継ぐ快適性に加え、スプリント時の切れ味を高めた。

快適性を高めるべく、シートステーは扁平形状としている快適性を高めるべく、シートステーは扁平形状としている ヘッドチューブには、富士山を模したブランドロゴがそびえるヘッドチューブには、富士山を模したブランドロゴがそびえる C10ハイモジュラスカーボン製のフロントフォークC10ハイモジュラスカーボン製のフロントフォーク


素材は先代と同じく「A6-SL」を採用する。自転車フレーム用としても一般的な「AL6061」に対して、30%高剛性な「AL6066-T6」をべースとするアルミ合金で、新型ROUBAIXでは設計変更に合わせて肉厚の変化を最適化し、軽量化を実現。フレーム単体では、先代に対して100g以上軽量な1,080g(1.3グレード/未塗装時)をマークしている。

組み合わせるフロントフォークは、トラックバイクやTTマシンにも用いられる剛性重視の「C10」ハイモジュラスカーボン製。テーパードコラムによってフロント周りの安定感を高めつつ、ブレードを僅かにベンドさせることでステアリング剛性と振動吸収性をバランスさせている。そして、フレームサイズごとにオフセット長が変更されており、全サイズで操舵性と直進安定性を兼ね備えたハンドリングを実現した。

ケーブル類は内装(一部除く)としているケーブル類は内装(一部除く)としている SLに通じる八角形断面のダウンチューブSLに通じる八角形断面のダウンチューブ

BBへ向かって拡大するシートチューブBBへ向かって拡大するシートチューブ 扁平形状とされたチェーンステー扁平形状とされたチェーンステー


細部の造りも抜かりなく、「スムースウェルド」工法を用いることで各溶接部を滑らかに仕上げ、美観性と強度を向上。ケーブル類は内装と外装を組み合わせることで、メンテナンス性を確保しながら、トラブルのリスク低減を図っている。

サイズは46cm、49cm、52cm、54cm、56cmの5種類。販売パッケージは、コンポーネント別に2種類を用意する。「ROUBAIX 1.3」はシマノ105をフルセットで搭載し、ホイールにはWH-RS11を組み合わせる。「ROUBAIX 1.5」は、シマノTIAGRAをメインコンポーネントとし、ホイールやクランクなどはオーヴァルコンセプト製としている。取り扱いはアキボウ。



フジ ROUBAIX 1.3、ROUBAIX 1.5(完成車)
フレーム素材:A6-SLアルミ合金
フォーク素材:C10ハイモジュラスカーボン
コンポーネント:シマノ 105(1.3)、TIAGRA/オーヴァルコンセプト(1.5)
ホイール:シマノ WH-RS11(1.3)、オーヴァルコンセプト 327(1.5)
サイズ:46cm、49cm、52cm、54cm、56cm
カラー:Mystic White(1.3)、Matte Black/Red(1.3)、Matte Black/Red(1.5)
税抜価格:165,000円(1.3)、135,000円(1.5)