熟練の職人による高い組立精度とコストパフォーマンスで人気を集めるオランダのホイールブランド、ファストフォワード。45mmハイトの定番シリーズ「F4R」より、リムブレーキ用フルカーボンクリンチャーモデルに、リーズナブルな価格を実現したDTスイス350ハブ仕様が数量限定で登場した。



ファストフォワード F4R FCC DT350ハブ(ホワイト)ファストフォワード F4R FCC DT350ハブ(ホワイト) (c)ジェイピースポーツグループ
豊富なバリエーションを取り揃えるファストフォワードのホイールラインアップの中でも、オールラウンドな性能で人気を集める「F4」シリーズ。そのリムブレーキ用フルカーボンクリンチャーモデルが「F4R FCC」だ。今回登場した、リーズナブルな価格のDTスイス350ハブ仕様は、ファストフォワード社の日本正規輸入代理店を務めるジェイピースポーツの企画よるもので、販売されるのは国内だけとなる。

DRACテクノロジーによって空力性能を高めたカーボンリムDRACテクノロジーによって空力性能を高めたカーボンリム (c)ジェイピースポーツグループストレートプル仕様のDTスイス350ハブをスペックインストレートプル仕様のDTスイス350ハブをスペックイン (c)ジェイピースポーツグループ45mmハイトのカーボンリムには、FFWD独自のエアロテクノロジー「DARC(ダルク)」を採用。サイドウォールの中央部分を内側に湾曲させることで、走行中にリムにかかる空気の圧力を増大させ、ホイール上の気流を速め、空気抵抗を減少させている。また、リム面に沿うように空気が流れるため、斜めからの風に対しても抵抗が少ないという。

リム幅は22.4mmとすることで、昨今主流となっている23~25mm幅のタイヤを装着した状態での空気抵抗を低減。同時にタイヤが持つグリップ力や衝撃吸収性を最大限に引き出すことを可能とした。タイヤの最大空気圧は、一般的なフルカーボンクリンチャーが8barなのに対して、F4R FCCでは9barとした。

リムブレーキ面にはフルカーボンクリンチャーの弱点である強度や耐熱性を高める「CBT(Confidence Brake Technology)」を採用。1.5Kカーボンと、ガラス転移温度の高い特殊なレジンを組み合わせることで、同社の従来型フルカーボンクリンチャーとの比較で30%優れた制動力を実現し、ブレーキング時のノイズも軽減させた。

ハブは、DTスイスのベーシックグレード「350」。ハブボディの切削加工を省略し、ベアリングを日本製から台湾製へと変更することでコストダウンを図ったモデルだ。今回登場した国内限定仕様ではストレートプルスポーク仕様とすることで、ホイールの組立剛性を高めている。

ファストフォワード F4R FCC DT350ハブ(レッド)ファストフォワード F4R FCC DT350ハブ(レッド) (c)ジェイピースポーツグループ
前後ペア重量は1,540gで、体重制限は100kg。カラーはレッドとシルバーの2種類で、落ち着いた印象のアウトラインデザインとしている。価格は、フルカーボンクリンチャーとしてはお求めやすい185,000円(税抜)。入荷は9月末から10月の予定だ。取り扱いはジェイピースポーツグループ。



ファストフォワード F4R FCC DT350ハブ(リムブレーキ用)
リム形式:クリンチャー
リム高さ:45mm
リム幅:22.4mm
フロントスポーク:ラジアル/20本
リアスポーク:2クロス(左右共に)/24本
ハ ブ:DTスイス 350(ストレートプル仕様)
カラー:Red、Silver
重 量:1,540g
付属品:ホイールバック、QRレバー、バルブエクステンダー、ブレーキパッド、リムテープ
価 格:185,000円(税別)
入荷予定:9月末~10月