8月30日、別府史之とトレック・セガフレード(UCIワールドチーム)が契約延長の発表を行った。契約期間は2018年までの2年間だ。



現在ブエルタ・ア・エスパーニャに出場中の別府史之(トレック・セガフレード)現在ブエルタ・ア・エスパーニャに出場中の別府史之(トレック・セガフレード) photo:Kei Tsuji


現在ブエルタ・ア・エスパーニャに出場している別府史之。茅ヶ崎出身の33歳は来年、再来年も現在のチームで走ることになる。

チームプレスリリースの中で「彼のカリスマ性とプロフェッショナル精神はチームに欠かすことのできない存在」と紹介された別府。2005年にディスカバリーチャンネルでプロ入りし、2008年にスキル・シマノへ。2009年にツール・ド・フランスに初出場し、最終ステージで敢闘賞を獲得した。2011年はレディオシャックジャージでジロ・デ・イタリアを完走。同年ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベを完走し、日本人選手として初めて「モニュメント(五大クラシック)」全完走を達成。

オリカ・グリーンエッジに移籍した2012年に再びジロを完走し、2014年に現チーム入りした後も2014年、2015年(ジロ)、2016年(ブエルタ)とコンスタントにグランツアーへと出場。日本人選手として現在のプロトン内での経験値は随一だ。自身のウェブサイトの中では以下のように語っている。

「トレック・セガフレードと2年の契約を結ぶことができて、とてもハッピーです。このチャンスをくれたチームに感謝しています。これまで12年間プロサイクリストとして、たくさんの経験をしてきました。さらに2年間、このトレック・セガフレードとともに、また新たなチャレンジを試みたいと思っています。グランツールやモニュメントで、今までよりも上のレベルで走れるよう、トレーニングはハードに、レースはさらに積極的に走り、また新たな自分を見つけ出したいです。」

ルカ・グエルチレーナ(チームゼネラルマネジャー )のコメント

「強いチームには強固な土台が必要である。フミは重要な場面でしっかりと実力を発揮してくれる選手であり、とても多才なロードキャプテンでもある。彼がいることはチームにとって大きな意味を持ち、私も彼とまた2年間一緒に戦っていけることを嬉しく思っている。」

コメントは公式サイト「 http://www.fumy.jp 」から。

text:So.Isobe