2016/08/29(月) - 09:33
8月27日（土）、Jプロツアー第14戦となる「第1回JBCF藩庁門タイムトライアルinやまぐち」が開催され、ジェゾン・ヴァラド（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム）が優勝した。山口県庁の敷地内で行われたタイムトライアルの模様をレポートする。
国の重要文化財に指定されている旧山口県庁舎 photo:Satoru.Kato
村岡嗣政・山口県知事もコースを試走 photo:Satoru.Kato
大会名にもなっている「藩庁門」とは、山口県庁敷地内にある「旧山口藩庁門」の事。山口県の有形文化財に指定されている。 photo:Satoru.Kato
会場には地元の屋台も出店 photo:Satoru.Kato
MTBの全日本XC・DH2冠の末政実緒を交えてのトークショー photo:Satoru.Kato
Jプロツアー第14戦、15戦は、「サイクル県やまぐちプロジェクト」を推進する山口県と、県庁所在地の山口市の協力により実現したタイムトライアルとクリテリウムの2連戦。初日は山口県庁でのタイムトライアルが行われた。
今回限りの条件で設定された1周1.6㎞のコースは、山口県庁敷地内の道路だけでなく、県庁舎の地下駐車場も通るレイアウト。直線区間が短く、15あるコーナーが減速と加速を繰り返させる上、小高い丘に立地する事から短距離ながら斜度のある登りも含まれる。このため、出場した全ての選手がノーマルバイクを選択して出走した。
この日の天気は晴れ。Jプロツアーがスタートした午後は雲が多めになったものの、気温は30℃を超える中でのレースとなった。
100分の1秒単位の差で決まったP1クラスタ ジェゾン・ヴァラドが初優勝
P1 優勝 ヴァラド・ジェゾン（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） photo:Satoru.Kato
P1 2位 高木三千成（那須ブラーゼン） photo:Satoru.Kato
P1 3位 大久保陣（宇都宮ブリッツェン） photo:Satoru.Kato
男子のP1クラスタには75人が出走した。スタート順の序盤、水野恭兵（那須ブラーゼン）が、2分23秒台を出して暫定トップに立つ。その後しばらく2分30秒台にとどまる選手が続き、水野がホットシートに座り続ける。スタート順が中盤に入ると、今井勇太（チーム右京）がトップタイムをわずかに更新。
さらに平井栄一（チーム右京）が2分21秒台を出したものの、スタートのフライングを取られて2秒のペナルティタイムが加算され、タイム更新ならず。その直後を走っていた阿部嵩之（宇都宮ブリッツェン）は、手元の時計での途中経過は平井よりも2秒速かったものの、ラスト200m過ぎで落車してしまう。
後半に入り、高木三千成（那須ブラーゼン）が2分21秒556を記録。トップタイムを約2秒縮めて暫定トップに立つ。大久保陣（宇都宮ブリッツェン）も21秒台を出したが、高木のタイムに0.4秒届かない。
P1 最後にスタートした増田成幸（宇都宮ブリッツェン）は4位 photo:Satoru.Kato
P1 5位 畑中勇介（チーム右京） photo:Satoru.Kato
P1 上位3名のシャンパンファイト photo:Satoru.Kato
その10分後、ジェゾン・ヴァラド（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム）が、高木のタイムを100分の3秒上回る2分21秒522を出す。その後21秒台にのせる者は出ず、最後にスタートした増田成幸（宇都宮ブリッツェン）も2分22秒台にとどまり、ヴァラドのJプロツアー初優勝が確定した。
ヴァラドは、「コンディションはあまり良くなかったけれど、このレースに向けて準備してきたので、勝てて嬉しい。自分はスプリンターなので、今回のような短距離のレースは得意。明日のクリテリウムも表彰台に乗れるようなレースをしたい。」と、コメント。
一方、僅差で2位に終わった高木は、「悔しい気持ちが大きい」と話す一方、「今回のように、コーナーが多くてインターバルがかかるようなコースは得意なので、良い走りは出来たと思う。」と、自分の走りを振り返る。「明日のクリテリウムは、チームのスプリンターをアシストするか、自分が逃げに乗るか、いずれにしてもチームとして良い結果を出せるようにしたい。」と語った。
F 2位 中里友香（VICTOIREしまなみ） photo:Satoru.Kato
F 優勝 サンドラ・ドス・サントス（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） photo:Satoru.Kato
F 表彰式 photo:Satoru.Kato
E1 優勝 松木健治（クラブシルベスト） photo:Satoru.Kato
E1 表様式 photo:Satoru.Kato
E2 表彰式 photo:Satoru.Kato
E3 表彰式 photo:Satoru.Kato
P1クラスタ 結果（1.6㎞）
1位 ヴァラド・ジェゾン（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） 2分21秒522 40.70㎞/h
2位 高木三千成（那須ブラーゼン） 2分21秒556
3位 大久保陣（宇都宮ブリッツェン） 2分21秒941
4位 増田成幸（宇都宮ブリッツェン） 2分22秒122
5位 畑中勇介（チーム右京） 2分22秒199
6位 今井勇太（チーム右京） 2分23秒154
F（女子）
1位 サンドラ・ドス・サントス（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム）2分38秒976 36.23km/h
2位 中里友香（VICTOIREしまなみ） 2分43秒952
3位 小田恵利花（TEAM SPORTS KID） 2分53秒632
E1
1位 松木健治（クラブシルベスト） 2分25秒289 39.64㎞
2位 田仲康矢（チームGINRIN熊本） 2分25秒689
3位 所司純一（モジュマ エリアゼロナナゴ） 2分25秒691
4位 石堂大悟(VICTOIREしまなみ） 2分28秒877
5位 伊藤晋一（G.S.POSITIVO） 2分29秒222
6位 井上人志（クラブシルベスト） 2分29秒941
E2
1位 白井真人（Y's Road） 2分32秒694 37.72㎞
2位 深谷英治（Team まんま） 2分33秒179
3位 森本玄達（SAUCE DEVELOPMENT） 2分33秒934
4位 渡部譲二（voyAge cycling team） 2分35秒553
5位 三浦正志（チームヤーボー） 2分35秒837
6位 井上健志（チームGINRINN熊本） 2分36秒200
E3
1位 松浦正己（WILD PIGs） 2分29秒405 38.55㎞
2位 湧川将輝（Blue Grass） 2分31秒166
3位 秋嶋優佑（voyAge cycling team） 2分33秒416
4位 中村邦男（ウィズラン） 2分33秒493
5位 竹中勇登（Team Kermis Cross） 2分33秒962
6位 若林孝紀 （voyAge cycling team） 2分34秒844
国の重要文化財に指定されている旧山口県庁舎 photo:Satoru.Kato村岡嗣政・山口県知事もコースを試走 photo:Satoru.Kato大会名にもなっている「藩庁門」とは、山口県庁敷地内にある「旧山口藩庁門」の事。山口県の有形文化財に指定されている。 photo:Satoru.Kato会場には地元の屋台も出店 photo:Satoru.KatoMTBの全日本XC・DH2冠の末政実緒を交えてのトークショー photo:Satoru.KatoJプロツアー第14戦、15戦は、「サイクル県やまぐちプロジェクト」を推進する山口県と、県庁所在地の山口市の協力により実現したタイムトライアルとクリテリウムの2連戦。初日は山口県庁でのタイムトライアルが行われた。
今回限りの条件で設定された1周1.6㎞のコースは、山口県庁敷地内の道路だけでなく、県庁舎の地下駐車場も通るレイアウト。直線区間が短く、15あるコーナーが減速と加速を繰り返させる上、小高い丘に立地する事から短距離ながら斜度のある登りも含まれる。このため、出場した全ての選手がノーマルバイクを選択して出走した。
この日の天気は晴れ。Jプロツアーがスタートした午後は雲が多めになったものの、気温は30℃を超える中でのレースとなった。
100分の1秒単位の差で決まったP1クラスタ ジェゾン・ヴァラドが初優勝
P1 優勝 ヴァラド・ジェゾン（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） photo:Satoru.KatoP1 2位 高木三千成（那須ブラーゼン） photo:Satoru.KatoP1 3位 大久保陣（宇都宮ブリッツェン） photo:Satoru.Kato男子のP1クラスタには75人が出走した。スタート順の序盤、水野恭兵（那須ブラーゼン）が、2分23秒台を出して暫定トップに立つ。その後しばらく2分30秒台にとどまる選手が続き、水野がホットシートに座り続ける。スタート順が中盤に入ると、今井勇太（チーム右京）がトップタイムをわずかに更新。
さらに平井栄一（チーム右京）が2分21秒台を出したものの、スタートのフライングを取られて2秒のペナルティタイムが加算され、タイム更新ならず。その直後を走っていた阿部嵩之（宇都宮ブリッツェン）は、手元の時計での途中経過は平井よりも2秒速かったものの、ラスト200m過ぎで落車してしまう。
後半に入り、高木三千成（那須ブラーゼン）が2分21秒556を記録。トップタイムを約2秒縮めて暫定トップに立つ。大久保陣（宇都宮ブリッツェン）も21秒台を出したが、高木のタイムに0.4秒届かない。
P1 最後にスタートした増田成幸（宇都宮ブリッツェン）は4位 photo:Satoru.KatoP1 5位 畑中勇介（チーム右京） photo:Satoru.KatoP1 上位3名のシャンパンファイト photo:Satoru.Katoその10分後、ジェゾン・ヴァラド（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム）が、高木のタイムを100分の3秒上回る2分21秒522を出す。その後21秒台にのせる者は出ず、最後にスタートした増田成幸（宇都宮ブリッツェン）も2分22秒台にとどまり、ヴァラドのJプロツアー初優勝が確定した。
ヴァラドは、「コンディションはあまり良くなかったけれど、このレースに向けて準備してきたので、勝てて嬉しい。自分はスプリンターなので、今回のような短距離のレースは得意。明日のクリテリウムも表彰台に乗れるようなレースをしたい。」と、コメント。
一方、僅差で2位に終わった高木は、「悔しい気持ちが大きい」と話す一方、「今回のように、コーナーが多くてインターバルがかかるようなコースは得意なので、良い走りは出来たと思う。」と、自分の走りを振り返る。「明日のクリテリウムは、チームのスプリンターをアシストするか、自分が逃げに乗るか、いずれにしてもチームとして良い結果を出せるようにしたい。」と語った。
F 2位 中里友香（VICTOIREしまなみ） photo:Satoru.KatoF 優勝 サンドラ・ドス・サントス（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） photo:Satoru.KatoF 表彰式 photo:Satoru.KatoE1 優勝 松木健治（クラブシルベスト） photo:Satoru.KatoE1 表様式 photo:Satoru.KatoE2 表彰式 photo:Satoru.KatoE3 表彰式 photo:Satoru.KatoP1クラスタ 結果（1.6㎞）
1位 ヴァラド・ジェゾン（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム） 2分21秒522 40.70㎞/h
2位 高木三千成（那須ブラーゼン） 2分21秒556
3位 大久保陣（宇都宮ブリッツェン） 2分21秒941
4位 増田成幸（宇都宮ブリッツェン） 2分22秒122
5位 畑中勇介（チーム右京） 2分22秒199
6位 今井勇太（チーム右京） 2分23秒154
F（女子）
1位 サンドラ・ドス・サントス（ニールプライド南信スバルサイクリングチーム）2分38秒976 36.23km/h
2位 中里友香（VICTOIREしまなみ） 2分43秒952
3位 小田恵利花（TEAM SPORTS KID） 2分53秒632
E1
1位 松木健治（クラブシルベスト） 2分25秒289 39.64㎞
2位 田仲康矢（チームGINRIN熊本） 2分25秒689
3位 所司純一（モジュマ エリアゼロナナゴ） 2分25秒691
4位 石堂大悟(VICTOIREしまなみ） 2分28秒877
5位 伊藤晋一（G.S.POSITIVO） 2分29秒222
6位 井上人志（クラブシルベスト） 2分29秒941
E2
1位 白井真人（Y's Road） 2分32秒694 37.72㎞
2位 深谷英治（Team まんま） 2分33秒179
3位 森本玄達（SAUCE DEVELOPMENT） 2分33秒934
4位 渡部譲二（voyAge cycling team） 2分35秒553
5位 三浦正志（チームヤーボー） 2分35秒837
6位 井上健志（チームGINRINN熊本） 2分36秒200
E3
1位 松浦正己（WILD PIGs） 2分29秒405 38.55㎞
2位 湧川将輝（Blue Grass） 2分31秒166
3位 秋嶋優佑（voyAge cycling team） 2分33秒416
4位 中村邦男（ウィズラン） 2分33秒493
5位 竹中勇登（Team Kermis Cross） 2分33秒962
6位 若林孝紀 （voyAge cycling team） 2分34秒844
