2016/06/07(火) - 12:05
6月5日、アメリカ・ペンシルベニア州のフィラデルフィアでフィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシックが開催され、UCIウイメンズワールドツアーレースで與那嶺恵理（ハーゲンスベルマン・スーパーミント）が11位に入った。
フィラデルフィアの市街地を走る photo:Bettini
ペンシルベニア州の州都フィラデルフィアの周回コース image:philadelphiainternationalcyclingclassic.comフィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシックはその名の通りフィラデルフィアで開催されるワンデーレース。ペンシルベニア州の州都を舞台に1985年に初開催され、2005年から2012年まではUCIカテゴリーHC（超級）レースとして開催された。2013年以降はUCI1.2レースに格下げされたものの、現在はUCI1.1レースとしてUCIアメリカツアーに組み込まれている。
チームメイトと出走サインを済ませた與那嶺恵理（ハーゲンスベルマン・スーパーミント） photo:Hagens Berman Supermint Pro Cycling Team1994年からは女子レース（2012年までリバティークラシックとして開催）も併催され、今年から全17戦あるUCIウイメンズワールドツアーレースの1レースに昇格。ツアー・オブ・カリフォルニアに並ぶアメリカ有数のロードレースという位置付けだ。
登りフィニッシュで勝利したメーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス） photo:Bettini男子レースはフィラデルフィアの街中を走る19.8km（12.3マイル）周回を9周する178.2kmで、女子レースは同周回を6周する118.7km。「マネイアンク・ウォール」と呼ばれる平均勾配8%・全長800mの登りフィニッシュが特徴だ。現在チーム右京に所属するベンジャミン・プラデスの弟で、2014年シーズン後半にマトリックスパワータグに所属したエドワード・プラデス（スペイン、カハルーラル）がこの登りで飛び出し、地元アメリカチームを引き離して優勝を飾っている。
11位でフィニッシュする與那嶺恵理（ハーゲンスベルマン・スーパーミント） photo:Hagens Berman Supermint Pro Cycling Team同様に「マネイアンク・ウォール」でライバルたちを引き離し、UCIウイメンズワールドツアーレースを制したのはメーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス）だった。カリフォルニアで総合優勝を飾り、UCIウイメンズワールドツアーチャンピオンジャージを着るグアルニエがエリーザ・ロンゴボルギーニ（イタリア、ウィグル・ハイファイブ）とアレーナ・アミアリウシク（ベラルーシ、キャニオン・スラム）を3秒差で振り切った。
グアルニエから17秒遅れでフィニッシュした與那嶺恵理は11位。カリフォルニア総合21位に続く好成績を残した與那嶺は「初めてのワンデーワールドツアーが終わりました。11位という結果については目標の10位以上に対して自分は満足していませんが、チーム、スポンサーには高く評価して頂けました」とコメントする。
また「位置取りはまだまだ改善の余地があります。改善出来れば表彰台が見えて来ています。まずは落車無く、無事にレースを終え、次につなげることが出来ました。全日本に向けて最高の状態で帰国します」と與那嶺は語っている。
フィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシック（UCI1.1）
1位 エドワード・プラデス（スペイン、カハルーラル） 3h57’37”
2位 トラヴィス・マッケイブ（アメリカ、ホロウェスコ） +01”
3位 マルコ・カーノラ（イタリア、ユナイテッドヘルスケア）
4位 ルーカスセバスティアン・アエド（アルゼンチン、チームジェイミス） +05”
5位 ジェイコブ・ラス（アメリカ、ジェリーベリー） +08”
6位 チャド・ベイヤー（アメリカ、ルプスレーシング） +09”
7位 ベンジャミン・ペリー（カナダ、シルバープロ） +10”
8位 エリック・マーコット（アメリカ、チームジェイミス）
9位 レディ・ハリライ（アルバニア、アモーレエヴィータ） +12”
10位 ロビン・カーペンター（アメリカ、ホロウェスコ） +13”
フィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシック（UCI WWT）
1位 メーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス） 2h59’22”
2位 エリーザ・ロンゴボルギーニ（イタリア、ウィグル・ハイファイブ） +03”
3位 アレーナ・アミアリウシク（ベラルーシ、キャニオン・スラム）
4位 イヴリン・スティーヴンス（アメリカ、ボエルスドルマンス） +09”
5位 ブリアンナ・ウェール（アメリカ、チームティブコ） +11”
6位 ヒーサー・フィッシャー（アメリカ、ラリーサイクリング）
7位 ダニエーレ・キング（イギリス、ウィグル・ハイファイブ） +13”
8位 エレーナ・チェッキーニ（イタリア、キャニオン・スラム） +14”
9位 クリスタ・ドーベルヒコック（アメリカ、サイレンスプロ）
10位 アリソン・ジャクソン（カナダ、トゥウェンティ16） +16”
11位 與那嶺恵理（日本、ハーゲンスベルマン・スーパーミント） +17”
text:Kei Tsuji
photo:Bettini
フィラデルフィアの市街地を走る photo:Bettiniペンシルベニア州の州都フィラデルフィアの周回コース image:philadelphiainternationalcyclingclassic.comフィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシックはその名の通りフィラデルフィアで開催されるワンデーレース。ペンシルベニア州の州都を舞台に1985年に初開催され、2005年から2012年まではUCIカテゴリーHC（超級）レースとして開催された。2013年以降はUCI1.2レースに格下げされたものの、現在はUCI1.1レースとしてUCIアメリカツアーに組み込まれている。チームメイトと出走サインを済ませた與那嶺恵理（ハーゲンスベルマン・スーパーミント） photo:Hagens Berman Supermint Pro Cycling Team1994年からは女子レース（2012年までリバティークラシックとして開催）も併催され、今年から全17戦あるUCIウイメンズワールドツアーレースの1レースに昇格。ツアー・オブ・カリフォルニアに並ぶアメリカ有数のロードレースという位置付けだ。登りフィニッシュで勝利したメーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス） photo:Bettini男子レースはフィラデルフィアの街中を走る19.8km（12.3マイル）周回を9周する178.2kmで、女子レースは同周回を6周する118.7km。「マネイアンク・ウォール」と呼ばれる平均勾配8%・全長800mの登りフィニッシュが特徴だ。現在チーム右京に所属するベンジャミン・プラデスの弟で、2014年シーズン後半にマトリックスパワータグに所属したエドワード・プラデス（スペイン、カハルーラル）がこの登りで飛び出し、地元アメリカチームを引き離して優勝を飾っている。11位でフィニッシュする與那嶺恵理（ハーゲンスベルマン・スーパーミント） photo:Hagens Berman Supermint Pro Cycling Team同様に「マネイアンク・ウォール」でライバルたちを引き離し、UCIウイメンズワールドツアーレースを制したのはメーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス）だった。カリフォルニアで総合優勝を飾り、UCIウイメンズワールドツアーチャンピオンジャージを着るグアルニエがエリーザ・ロンゴボルギーニ（イタリア、ウィグル・ハイファイブ）とアレーナ・アミアリウシク（ベラルーシ、キャニオン・スラム）を3秒差で振り切った。グアルニエから17秒遅れでフィニッシュした與那嶺恵理は11位。カリフォルニア総合21位に続く好成績を残した與那嶺は「初めてのワンデーワールドツアーが終わりました。11位という結果については目標の10位以上に対して自分は満足していませんが、チーム、スポンサーには高く評価して頂けました」とコメントする。
また「位置取りはまだまだ改善の余地があります。改善出来れば表彰台が見えて来ています。まずは落車無く、無事にレースを終え、次につなげることが出来ました。全日本に向けて最高の状態で帰国します」と與那嶺は語っている。
フィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシック（UCI1.1）
1位 エドワード・プラデス（スペイン、カハルーラル） 3h57’37”
2位 トラヴィス・マッケイブ（アメリカ、ホロウェスコ） +01”
3位 マルコ・カーノラ（イタリア、ユナイテッドヘルスケア）
4位 ルーカスセバスティアン・アエド（アルゼンチン、チームジェイミス） +05”
5位 ジェイコブ・ラス（アメリカ、ジェリーベリー） +08”
6位 チャド・ベイヤー（アメリカ、ルプスレーシング） +09”
7位 ベンジャミン・ペリー（カナダ、シルバープロ） +10”
8位 エリック・マーコット（アメリカ、チームジェイミス）
9位 レディ・ハリライ（アルバニア、アモーレエヴィータ） +12”
10位 ロビン・カーペンター（アメリカ、ホロウェスコ） +13”
フィラデルフィア・インターナショナル・サイクリングクラシック（UCI WWT）
1位 メーガン・グアルニエ（アメリカ、ボエルスドルマンス） 2h59’22”
2位 エリーザ・ロンゴボルギーニ（イタリア、ウィグル・ハイファイブ） +03”
3位 アレーナ・アミアリウシク（ベラルーシ、キャニオン・スラム）
4位 イヴリン・スティーヴンス（アメリカ、ボエルスドルマンス） +09”
5位 ブリアンナ・ウェール（アメリカ、チームティブコ） +11”
6位 ヒーサー・フィッシャー（アメリカ、ラリーサイクリング）
7位 ダニエーレ・キング（イギリス、ウィグル・ハイファイブ） +13”
8位 エレーナ・チェッキーニ（イタリア、キャニオン・スラム） +14”
9位 クリスタ・ドーベルヒコック（アメリカ、サイレンスプロ）
10位 アリソン・ジャクソン（カナダ、トゥウェンティ16） +16”
11位 與那嶺恵理（日本、ハーゲンスベルマン・スーパーミント） +17”
text:Kei Tsuji
photo:Bettini
