山口市きらら浜で行われたクリテリウム。E1クラスタは今春高校に入ったばかりの日野泰静(松山城南高等学校自転車競技部)がラストで抜け出して優勝。女子は棟近陽子(BH ASTIFO)が制した。JCF登録者の部はヴィクトワール広島がワン・ツーを飾った。



E1 会場は山口きらら博記念公園E1 会場は山口きらら博記念公園 photo:Hideaki TAKAGI
小学4年から6年のキッズと小学3年以下のバンビーノがスタート小学4年から6年のキッズと小学3年以下のバンビーノがスタート photo:Hideaki TAKAGIユースとレディースがスタートユースとレディースがスタート photo:Hideaki TAKAGI

毎年複数回行われる山口市きらら浜でのクリテリウム。JBCFとしては春と秋の2回が行われ5月1日のこの大会は5回目になる。併催される山口県自転車競技連盟が行うきらら浜サイクルミーティングはそれ以外にも行われ、この大会は2005年から数えて第35回になる。当初は2011年の山口国体へ向けた強化のための大会だったが、その後も根強く継続している。

朝から快晴に恵まれた会場のきらら浜は、いつもの強い風よりは幾分弱め。だが午後になるにつれ次第に強くなる。この風により普段はどのクラスも分断されるがこの日は集団ゴールが多くみられた。コースは広大な駐車場を使った1周2.3kmの完全フラットなもの。風をいかに使うかがポイントだ。

高校1年の日野泰静が優勝のE1クラスタ

E1クラスタは絶えず逃げのできる展開。序盤は田典幸(Coraggio Kawanishi Cycling Team)と藤川淳(Team Kermis Cross)が逃げ、単独となった田が吸収後は石堂大悟(ヴィクトワールしまなみ)がアタック。これに田と茂越龍哉(モジュマエリアゼロナナゴ)の3人で逃げるがこれも吸収される。その後も李正明(VC Fukuoka)、田仲康矢(チームGINRIN熊本)、内山靖樹(湘南ベルマーレサイクル)らが逃げるが終盤に向けてすべて吸収される。

E1 田典幸(Coraggio Kawanishi Cycling Team)が積極的に動くE1 田典幸(Coraggio Kawanishi Cycling Team)が積極的に動く photo:Hideaki TAKAGIE1 メイン集団前方は有力選手が動くE1 メイン集団前方は有力選手が動く photo:Hideaki TAKAGI

E1 日野泰静(松山城南高等学校自転車競技部)が優勝E1 日野泰静(松山城南高等学校自転車競技部)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
メイン集団で活発に動くのは高校選抜ロード覇者の大町健斗(安芸府中高校)やリーダージャージの松木健治(クラブシルベスト)ら。ラスト1kmを切ってから日野泰静(松山城南高等学校自転車競技部)アタックして独走、これを大町らが追う。日野は後続を引き離したままフィニッシュし優勝。チームは今春に創部し日野は4月入学の高校1年生。他クラスでも優勝や入賞などあり、2017年の愛媛国体へ向けて強化が順調に進んでいる。

県内選手権・エキスパートはヴィクトワール広島がワン・ツー、日野も2勝目

JCF競技登録者の部である県内選手権と、エキスパートは同時スタートで行われ、Jプロツアー選手や他クラスの選手も参加して実質この日の最もレベルの高い戦いに。1周目後半のアタックで数人が先行しそのまま逃げが決まる。ヴィクトワール広島からハビエル・サルダ・ペレス、マルコ・ファビアン・フローレンス、西川昌宏が、そして佐藤信哉(VC Fukuoka・サイクルフリーダム)の4人の逃げ。最後はペレスとフローレンスが抜け出しペレスが優勝した。エキスパートは日野が再び優勝した。

県内選手権 ハビエル・サルダ・ペレス(ヴィクトワール広島)が優勝県内選手権 ハビエル・サルダ・ペレス(ヴィクトワール広島)が優勝 photo:Hideaki TAKAGIスポーツ 塩崎隼秀(松山城南高校)が優勝スポーツ 塩崎隼秀(松山城南高校)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI

山口県下では初のJプロツアーが8月27、28日に藩庁門タイムトライアルinやまぐち、維新やまぐちクリテリウムとして行われる。前者は山口県庁敷地内を、後者は山口県庁前の道路を使う計画。コースやスケジュールなど近日中に明らかになる予定だ。

結果

F 棟近陽子(BH ASTIFO)が優勝F 棟近陽子(BH ASTIFO)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI4月10日に急逝した選手に黙祷をささげる4月10日に急逝した選手に黙祷をささげる photo:Hideaki TAKAGIE1 32.2km
1位 日野泰静(松山城南高等学校自転車競技部)47分15秒
2位 中田拓也(VC Fukuoka)
3位 松木健治(クラブシルベスト)+01秒
4位 萬谷和志(岡山大学自転車競技部)+02秒
5位 廣田力也(VC Fukuoka)+04秒
6位 田仲康矢(チームGINRIN熊本)
E2 片山弘基(VC Fukuoka)が優勝E2 片山弘基(VC Fukuoka)が優勝 photo:Hideaki TAKAGIE3-1組 皿谷宏人(WILD PIGs)が優勝E3-1組 皿谷宏人(WILD PIGs)が優勝 photo:Hideaki TAKAGIE3-2組 岩切弘輝(津末レーシング)が優勝E3-2組 岩切弘輝(津末レーシング)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
Jエリートツアーリーダー 松木健治(クラブシルベスト)

F 23.0km
1位 棟近陽子(BH ASTIFO)40分16秒
2位 渕上記理子(クラブシルベスト)
3位 矢野智子(モジュマ エリアゼロナナゴ)+03秒

Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

E2 23.0km
1位 片山弘基(VC Fukuoka)33分47秒
2位 塩崎隼秀(松山城南高等学校自転車競技部)
3位 長谷川彰浩(Team UKYO Reve)
4位 藤井倫洋(モジュマ エリアゼロナナゴ)
5位 日野凌羽(松山城南高等学校自転車競技部)
6位 深谷英治(Teamまんま)
今年創部で初戦のきらら浜で活躍の松山城南高等学校自転車競技部今年創部で初戦のきらら浜で活躍の松山城南高等学校自転車競技部 photo:Hideaki TAKAGI
E3-1組 16.1km
1位 皿谷宏人(WILD PIGs)23分40秒
2位 森田正徳(ナカガワAS.K'デザイン)
3位 犬塚貴之(松山城南高等学校自転車競技部)
4位 白川幸希(鷲羽レーシング)+01秒
5位 廣畑和愛(TEAM NEXT STAGE)
6位 湧川将樹(Blue Grass)

E3-2組 16.1km
1位 岩切弘輝(津末レーシング)23分26秒
2位 山根真吾(ヴィクトワールしまなみ)
3位 後藤東洋士(ネクストリーム・うどん棒)+05秒
4位 山本修司(Sakatani Racing)
5位 大谷剛史郎(ヴィクトワールしまなみ)+06秒
6位 中村邦男(ウィズラン)

きらら浜サイクルミーティング

マスターズ 13.8km
1位 藤田宏平 20分39秒
2位 原直人(サイクルピット240)+12秒
3位 田口隆博(パラボラ)+15秒

スポーツ 13.8km
1位 塩崎隼秀(松山城南高校)20分35秒
2位 日野凌羽(松山城南高校)
3位 白井隆之 +02秒

県内選手権(JCF競技登録者) 23.0km
1位 ハビエル・サルダ・ペレス(ヴィクトワール広島)32分57秒
2位 マルコ・ファビアン・フローレンス(ヴィクトワール広島)
3位 佐藤信哉(VC Fukuoka・サイクルフリーダム)+21秒

エキスパート 23.0km
1位 日野泰静(松山城南高校)33分21秒
2位 西山信広(チームファンサイクル)+01秒
3位 小玉篤志(チームファンサイクル)

photo&text:高木秀彰
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