パナレーサーのロード用レーシングタイヤ「RACE」シリーズに、高剛性化を図ったプロスペックのチューブラーモデル「RACE TEAM Edition 1」が数量限定で登場。現行の「RACE EVO3」シリーズをベースに、構造を見直すことで、レースシーンで求められるあらゆる性能を高めている。



パナレーサー RACE TEAM Edition 1 TUBULARパナレーサー RACE TEAM Edition 1 TUBULAR (c)パナレーサー
今回、数量限定で登場した「RACE TEAM Edition 1」は、パナレーサーのロード用レースタイヤのスタンダードである「RACE EVO3」シリーズをベースに、更なる高性能化を図ったプロスペックのチューブラータイヤ。宇都宮ブリッツェンをはじめとしたサポートライダーからのリクエストに応えるべく、使用する素材をそのままに、構造を見直している。

パナレーサーのタイヤを使用する宇都宮ブリッツェン(写真はチャレンジサイクルロードレースで優勝した堀孝明)パナレーサーのタイヤを使用する宇都宮ブリッツェン(写真はチャレンジサイクルロードレースで優勝した堀孝明) photo:Satoru KATOパナレーサーのサポートを受ける那須ブラーゼンパナレーサーのサポートを受ける那須ブラーゼン photo:Hideaki TAKAGIパナレーサーの開発スタッフによると「RACE TEAM Edition 1」が目指したのは、「レスポンスの向上」と「エネルギーロスの低減」。このため、一般的にチューブラーに求められるしなやかさはなく、路面からのインフォメーションがダイレクトに伝わってくるソリッドな乗り味に仕上がっているという。

同時に、グリップ力の向上も図られており、「ZSGデュアルコンパウンド」が持つ性能を最大限に発揮できるように最適化。また、高性能化のために無駄を徹底的に省いた副産物として軽量化も実現しており、スタンダードモデルの「RACE A EVO3」から10g減の260gをマークしている。

耐久性は「RACE EVO3」シリーズに対して低下しているものの、1シーズンは問題なく使用できるほどとしており、ケーシング内の「ProTite belt」によって耐パンク性を確保。チューブは、軽さや路面追従性などに優れる「R’AIR」とした。

販売は前後セットで行われ、サイズは700Cx23mmのみ。限定数は150ペアで、これは通常のライン検査に加え、サポートチームに供給する場合と同様に2次検査を実施するなど、通常品よりも製造に手がかかるためだ。カラーはブラックの1色となる。

なお、高剛性化に伴って、装着が困難なほど硬くなっており、装着は技術力のあるプロショップで行うことが推奨されている。装着作業を行う場合にはパナレーサーのHP内で公開されている取付方法を参照のこと。装着の際には、リムセメントを使用しなくてはならない。



パナレーサー RACE TEAM Edition 1 TUBULAR(前後セット販売)
形 式:チューブラー
トレッド:マイクロファイルパターン
コンパンド:ZSGデュアル
耐パンクベルト:ProTite belt
インナーチューブ:R’AIR(2ピース仏式/バルブ長52mm)
サイズ:700Cx23mm
重 量:260g(平均)
カラー:ブラック
限定数:150セット
価 格:26,500円(前後セット、税抜)

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