自転車競技のメッカであるベルギー・フランドル地方を拠点とするバイクブランド、リドレー。エントリーグレードのアルミロードバイク「FENIX AL」に、小柄な女性サイクリストやキッズレーサーに最適な3XSサイズが追加された。



リドレー FENIX AL 3XS(ブルー(FLAN16s-BLU))リドレー FENIX AL 3XS(ブルー(FLAN16s-BLU)) (c)ジェイピースポーツグループ
今回紹介する「FENIX AL 3XS」は、国内限定で展開されるスモールサイズのアルミロードバイク。「小柄な女性サイクリストやキッズレーサーでも安全かつ適切なポジションで乗ることのできるバイクを」という声に応え、リドレーの国内総輸入代理店を務めるジェイピースポーツグループが独自に企画した1台である。

リドレー FENIX AL 3XS(ホワイト/レッド(FLAN16s-WHT))リドレー FENIX AL 3XS(ホワイト/レッド(FLAN16s-WHT)) (c)ジェイピースポーツグループリドレー FENIX AL 3XS(ブラック/イエロー(FLAN16m))リドレー FENIX AL 3XS(ブラック/イエロー(FLAN16m)) (c)ジェイピースポーツグループジオメトリーにおける最大の特徴は、シートチューブを可能な限り短くし、トップチューブのスロープ角を大きくしたこと。これまでのFENIX ALの最小サイズであるXXSとの比較でシートチューブを60mm短縮の350mmとしており、小柄なライダーでも跨がりやすいようになっている。

同様にFENIX ALのXXSサイズとの比較でトップチューブは15mm短縮の500mm、ヘッドチューブは20mm短縮の110mmに。これまで適合するサイズがないことからリドレーを諦めていた小柄な女性サイクリストやキッズレーサーにとっては福音と言えるだろう。

フレーム素材には強度、軽量性、加工性に優れる6061-T6アルミ合金を採用。トップチューブやダウンチューブは、ハイドロフォーミング加工によって、リドレーのアイデンティティともいえる「エッジチュービング」に成型し剛性を高めている。一方で振動吸収性を確保するために、シートチューブとシートステーを細身とし、柔軟性を持たせた。

組み合わせるカーボン製フロントフォークは、上位機種である「FENIX SL」と共通。ヘッドチューブを下側1-1/2インチのテーパード仕様とすることで安定性を高めており、初心者でも安心してハンドリングすることができる。シフトケーブルは、トラブルのリスクを低減し、擦れによる塗装の傷つきを防止するためにフレーム内蔵(ヘッドチューブ~ダウンチューブ)とした。

埼玉サイクルエキスポで展示されたFENIX AL 3XSのプロトタイプ埼玉サイクルエキスポで展示されたFENIX AL 3XSのプロトタイプ
販売は完成車で行われ、コンポーネントは発表されたばかりのシマノ新型SORA。スモールサイズのフレームにあわせて、クランク長は165mm、ハンドル幅は360mm、ステム長は60mmとされている。カラーはブラック/イエロー(FLAN16m)、ホワイト/レッド(FLAN16s-WHT)、ブルー(FLAN16s-BLU)の3種類。発売開始は2016年7月の予定で、現在正規ディーラーにて予約受付中だ。



リドレー FENIX AL 3XS
サイズ:3XS
フレーム素材:6061-T6 Triple butted aluminum
カラー:ブラック/イエロー(FLAN16m)、ホワイト/レッド(FLAN16s-WHT)、ブルー(FLAN16s-BLU)
コンポーネント:シマノ3000系SORA
価 格 :139,000円(税抜)

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