ヘント〜ウェヴェルヘムで落車し、後続のモーターバイクに衝突されたアントワーヌ・デモアティエ(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)が治療の甲斐なく亡くなった。



E3ハーレルベーケを走るアントワーヌ・デモアティエ(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)E3ハーレルベーケを走るアントワーヌ・デモアティエ(ベルギー、ワンティ・グループグベルト) photo:Tim de Waeleレース中盤、フランスのサント=マリー=カペルを走行中にデモアティエは落車。その後、後続のモーターバイクに衝突された。モーターバイクが落車の原因ではないとされるが、事故の詳細は明らかにされていない。

ワンティ・グリープグベルトの発表によると、イーペルの病院に搬送されたデモアティエは、極めて重篤な状態にあるとしてすぐさまリールの大学病院に移送。ICU(集中治療室)にて救命治療が施された。しかし治療の甲斐なく、妻や家族が見守る中でデモアティエは息を引き取った。ノール=パ・ド・カレー地域圏のジャンダルマリー(国家憲兵隊)のスポークスマンがAFPに明らかにした。

デモアティエはベルギー・リエージュ生まれの25歳(1990年10月16日生まれ)。スプリンターとしてワンデークラシックを中心に活躍し、2015年のハンザムクラシック(UCI1.1)とGPスタッドゾテヘム(UCI1.1)で2位に。2016年にUCIコンチネンタルチームのワロニー・ブリュッセルからUCIプロコンチネンタルチームのワンティ・グループグベルトに移籍した。

謹んで哀悼の意を表します。

text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele

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