現在千葉県の成田市で開催されている、サーヴェロのディーラー&メディア向け講習試乗会「サーヴェロブレインバイク」にて、新型エンデュランスロード「C5」の弟分にあたる「C3」が本国に先駆けて正式発表された。カーボン素材を変更し、コストパフォーマンスの向上を図ったモデルだ。



世界に先駆けて発表されたサーヴェロ C3世界に先駆けて発表されたサーヴェロ C3
サーヴェロ初のエンデュランスロードシリーズとして昨年12月にデビューした「Cシリーズ」。カリフォルニアでのプレスローンチでは上級グレードの「C5」のみフィーチャーされていたため、弟分の「C3」が正式に発表されたのは今回のブレインバイクが世界で初となる。

C3とC5の差異はカーボン素材を変更していること。また、C5ではサーヴェロが誇る最先端エンジニアリングチーム「プロジェクト・カリフォルニア」によって開発され、Rcaと同様の工程で生産されるフロントフォークを搭載しているが、C3はこの2点でコストカットを図ることでフレーム価格で30万円以上の差を生み出した。

フロントフォークはC5からシェイプを若干変更しているフロントフォークはC5からシェイプを若干変更している 非常に薄いシートステーを持つ特徴的なリアバック。快適性を高めるための作りだ非常に薄いシートステーを持つ特徴的なリアバック。快適性を高めるための作りだ

ヘッドチューブはRシリーズに対して延長され、リラックスしたポジションを実現ヘッドチューブはRシリーズに対して延長され、リラックスしたポジションを実現 泥つまりを考慮したワイドなクリアランス。デフォルトのタイヤ径は28mm泥つまりを考慮したワイドなクリアランス。デフォルトのタイヤ径は28mm


フレーム重量は56サイズで975g(スモールパーツと塗装込み)。C5が850gであるのに対し、その差は125g。カーボン素材を変更しながらも各剛性値はC5と同じレベルにまで仕上げられているという。

もちろんディスクブレーキやスルーアクスル、長いヘッドチューブ&ホイールベース、71.1°(56サイズ)という寝たヘッドアングル、フレーム下側のガードなど、C5に搭載された独自の機構はそのままに、どんな状況・距離にも対応する最先端のエンデュランスロードに仕上げられている。

フロントは12mmスルーアクスルを採用しているフロントは12mmスルーアクスルを採用している フラットマウントを採用したリアエンドフラットマウントを採用したリアエンド

ディレイラーハンガーはわずかな遊びを持たせ、レバーを締めると全てが固定されるという構造を持つディレイラーハンガーはわずかな遊びを持たせ、レバーを締めると全てが固定されるという構造を持つ ダウンチューブ下側やチェーンステーには傷つき防止のパーツが設けられるダウンチューブ下側やチェーンステーには傷つき防止のパーツが設けられる


C3の販売パッケージは完成車が3種類(アルテグラDi2、アルテグラ、フォースX1)と、フレームセットという計4種類。完成車はいずれも油圧ディスクブレーキを装備しており、フォースX1仕様のギア構成は前44T+後11-36T。ホイールはC5と同じHEDのアルミクリンチャー「Ardenne Plus」で、シマノ仕様のクランクセットはROTORの3D30。

C3の受注は既に開始されており、デリバリーは4月以降になる見込みだ。取り扱いは東商会。



サーヴェロ C3
サイズ:48、51、54、56
フォーク:Cervelo All-CarbonTapered C3 Folk for Disc
ヘッドセット:FSA IS2 1-1/8×1-1/2''
BB規格:BBright
ホイール:HED Ardennes Plus GP Disc
タイヤ:コンチネンタル Grand Sport 700×28c
価格:
 790,000円(アルテグラDi2完成車)
 590,000円(アルテグラ完成車)
 610,000円(フォースX1完成車)
 320,000円(フレームセット)