9月28日、ブリヂストンサイクルの60周年記念事業の一つとして、バイクフォーラム青山が東京都渋谷区神宮前、外苑西通りにオープンした。

ギャラリー風の室内は自転車関連の書籍や検索用のパソコンが備えられ、シャワールームも完備。もちろん最新のバイクの展示や試乗車もあるので、プロショップが苦手なアナタでも気軽に入ることができそう!

バイクフォーラム青山のオープニングレセプション。2Fのオフィスにも窓際にバイクが飾られているバイクフォーラム青山のオープニングレセプション。2Fのオフィスにも窓際にバイクが飾られている photo:Hitoshi Omae
地下鉄銀座線外苑前駅の3番出口を出て、外苑前の交差点を渡り、次の南青山三丁目の信号を右折。150mほどで左にあるのが「バイクフォーラム青山」だ。駅からは徒歩6分といったところ。付近は流行の最先端を行く企業やブティックなどが建ち並ぶ地域だが、ちゃんとバイクラックが用意されているので、サイクリストは遠慮なくクリートをカチカチいわせて入っていこう。

トークショーなどのイベントにぴったりの空間が現れるトークショーなどのイベントにぴったりの空間が現れる photo:Hitoshi Omaeこれがコスミックテーブル(?)。もちろんタイヤはブリヂストン・エクステンザこれがコスミックテーブル(?)。もちろんタイヤはブリヂストン・エクステンザ photo:Hitoshi Omae

1FのショールームにはRHM9 RSを初めとするロードバイクや、トラックレーサーPHM9の北京五輪モデル(飯島誠が使用したもの)、MTBはXHM9の同じく北京五輪モデル、山本幸平が使用した実車が展示されている。

試乗車は人気の高いRFX8 EPカーボンロードやRHM9 RS、そして女性用のRA5W EXが用意されているので、試乗がてら都内散歩としゃれこんでみるのもいいかも(なお、これらのバイクはときどき入れ替えられるようだ)。都市型カジュアルシリーズである「リラクシーバイク」も展示中だ。

2Fへの階段壁面に造作された本棚。新旧取り混ぜ、漫画を含めてズラリと揃う2Fへの階段壁面に造作された本棚。新旧取り混ぜ、漫画を含めてズラリと揃う photo:Hitoshi Omaeリラクシーバイクのディスプレイ。こういったタイプの試乗もできると、自転車好きの層はより広がるだろうリラクシーバイクのディスプレイ。こういったタイプの試乗もできると、自転車好きの層はより広がるだろう photo:Hitoshi Omae

もちろん、このスペースは新車の発表会やトークショーなどのイベントスペースとしても活用される予定なので、バイクフォーラム青山のウェブサイトは要チェックだ。

渡辺恵次ブリヂストンサイクル代表取締役社長渡辺恵次ブリヂストンサイクル代表取締役社長 photo:Hitoshi Omaeこれらフロアのデザインはチャイナエアラインの成田空港ラウンジや洞爺湖サミットの環境ショーケースなどの空間デザインで知られる丹青社が手がけ、自転車業界にあってかなりハイレベル。マヴィック・コスミックカーボンSLRを丸いガラスで閉じた(!)テーブルなど、一点もののオンパレードとなっている。これは一見の価値がありますぞ!

検索用にネット接続されたパソコン、そして洋書を含めた自転車関連書籍が無料で楽しめるのもこのバイクフォーラム青山の大きな魅力だ。長い間プランを温めていたという渡辺恵次ブリヂストンサイクル社長は、「ライフスタイルとして自転車が認識されてきた。流行の最先端である青山で、お客様のニーズを吸い上げたい」と話す。

そのため、2Fにはブリヂストンサイクルの東京オフィスが置かれ、商品企画やデザイン部門のメンバーが駐在して「青山の風を感じながら、新しいモノ作りをしてほしい」(渡辺社長)そうだ。

バイクフォーラム青山の営業時間は11時から19時まで。日祝日と年末年始、夏期休暇はお休みだが、ぜひ日曜日のオープンは検討してほしいところだ。

バイクフォーラム青山
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-26
TEL:03-6438-1971

<電車でのアクセス>
地下鉄 銀座線「外苑前」駅 3番出口徒歩6分

<営業時間>
11:00~19:00
(日曜・祝祭日・年末年始・夏期休暇除く)

text&photo:Hitoshi Omae