シクロクロス全日本選手権5連覇の竹之内悠が、2016年度はパートナーであるToyo Frameの発足するチームで活動することが決まった。よりシクロクロス中心の活動にシフトする考えだ。



欧州のシクロクロスレースを中心に活動する竹之内悠(写真は2015シーズン)欧州のシクロクロスレースを中心に活動する竹之内悠(写真は2015シーズン)
Toyo FrameのジャージToyo Frameのジャージ 2013年からの3シーズン、ベルギーのコンチネンタルチーム「ベランクラシック」で活動してきた竹之内悠だが、2016年からは東洋フレームが母体となるチームにて競技に参加することが決定した。2016シーズンは本日1月1日より新体制にて活動する。

パートナーとして新チーム「Toyo Frame」を発足するのは、東洋フレーム株式会社 ( 大阪府柏原市 代表:石垣鉄也 ) 。かつてから竹之内にフレームを供給し、メカニックサポートを続けてきたフレームのジャパンブランドだ。

竹之内は、これまでのようにシクロクロス競技はヨーロッパを中心としながらも、シーズンによってレース活動を日本でも積極的に行い、国内ロードレースやマウンテンバイクレースへの参戦等、幅広い活動を予定しているという。使用するフレームは引き続き東洋フレームがサポートしていく。

Toyo Frameのチームジャージも発表された。竹之内はシクロクロスレースにおいては日本チャンピオンデザインのジャージを着用することになる。新デザインのウェアは現在竹之内選手が参戦しているベルギーでのシクロクロス、スーパープレスティージュやワールドカップにおいて、近日お披露目となる予定だ。

竹之内 悠が着るシクロクロスナショナルチャンピオンジャージ竹之内 悠が着るシクロクロスナショナルチャンピオンジャージ

5枚目のCXナショナルチャンピオンジャージに身を包んだ竹之内悠5枚目のCXナショナルチャンピオンジャージに身を包んだ竹之内悠 photo:Makoto.AYANO竹之内悠のコメント
3年間、ベルギー籍のコンチネンタルチームに所属し、夏はロードレース、冬はシクロクロスのレース活動を行ってきた。2016 年は夏の活動の場をより日本にシフトし、冬のベルギーでのシクロクロス活動にさらに力を注ぐ形にさせてもらう。
今まで自身のシクロクロス活動を積極的に支えてくださっていた東洋フレームさんのチームということで、これを機に国内にも強いパイプを持てるので、自身の目指すところ、活動する場を更に広げていきたい。

2016 年シーズンに関しては自身の怪我の完治具合により、ロードレース、マウンテンバイク共に臨機応変にやっていく予定。シクロクロスを見据えて、海外での結果に繋げていく。これからも応援よろしくお願いします。

竹之内 悠 経歴
1988 年生 京都府出身
2005 年 岡山国体個人ロードレース少年の部 優勝
2009 年 全日本選手権個人ロードレース U23 3 位
2010 年 全日本 U23 マウンテンバイク XCO 優勝
チームユーラシアのサポートを受けて拠点をベルギーに移す
2012 年 GP Bambrugge( ベルギー ) 優勝
    GP Gommegnie( フランス ) 優勝
2013-2015 年 ベルギー籍コンチネンタルチームに所属
夏期は UCI ロードレース、プロレースを転戦
2015 CITY Mountainbike Waregem( ベルギー ) 4位 (UCI ポイント獲得 )
Bpost bank trofee - Koppenbergcross( ベルギー ) 22 位
2011-2015 全日本シクロクロス選手権 優勝 ( 現在5連勝 )
その他数多くの国内シクロクロス大会において優勝