トレーニングマシンやストレージなどを手がけるジャパニーズブランド、ミノウラから、フロントフォーク固定式の「FG540 ハイブリッドローラー」が登場した。固定ローラーのような安定感と、3本ローラーのいいところを合わせ持つホームトレーナーだ。



ミノウラ FG540 ハイブリッドローラーミノウラ FG540 ハイブリッドローラー
フロントフォークを固定し、リアは3本ローラーの様にフリーな状態としておく固定ロ―ラー「FG540 ハイブリッドローラー」。この固定方式を採用することで、固定ローラーのような安定感と3本ローラーの実走感の両立を実現していることが特徴のローラー台だ。

ローラーは、フライホイールが備えられた直径79mmというスペックとなっており、2本ともに滑らかな回転となっている。ペダリングとタイヤの回転がダイレクトにローラーを回すため、気持ちよく乗れるはずだ。マグネット式の負荷装置も備えられている。ハンドルバーに取り付けるダイヤルによって7段階で調節が可能だ。

ホイールと同様にクイックリリースで固定するため、準備や片づけをしやすいホイールと同様にクイックリリースで固定するため、準備や片づけをしやすい ミノウラ定番の負荷調節ダイヤル。7段階の負荷変化によってトレーニングの幅をもたせることができるミノウラ定番の負荷調節ダイヤル。7段階の負荷変化によってトレーニングの幅をもたせることができる フォーク台座とローラー部のスライダーを繋ぐのはクイックリリース。左手前のダイヤルはホイールベース調整用フォーク台座とローラー部のスライダーを繋ぐのはクイックリリース。左手前のダイヤルはホイールベース調整用 頑丈なベルトを採用しているため、耐久度は高そうだ頑丈なベルトを採用しているため、耐久度は高そうだ


フォークマウントは5段階で最大10%の勾配を再現できる高さ調節機能が備えられており、実走に近いポジションで練習が行える。取り付け部のシャフト周りにはエラストマーが搭載され、バイクが多少傾くようになっているため、ダメージを与える心配も少ない。もちろんフレームのリアバックにもダメージはなく、固定ローラー台よりバイクに優しいトレーナーとなっているといえるだろう。

FG540 ハイブリッドローラーに取付できるフォークは9mmのクイックリリースと15mmのスルーアクスルの2種類。ホイールベースは950~1,200mmまで伸ばせ、ロードバイクはもちろんのこと、シクロクロスバイク、29インチのMTBまで使用できる。

MTBにも対応可能なミノウラ FG540 ハイブリッドローラーMTBにも対応可能なミノウラ FG540 ハイブリッドローラー
スルーアクスルを取り付けるときはQR用のシャフトなどを外すスルーアクスルを取り付けるときはQR用のシャフトなどを外す 赤いシャフトは9mmQR用。15mmスルーアクスルの場合は取り外す赤いシャフトは9mmQR用。15mmスルーアクスルの場合は取り外す


そして、携帯性、収納性に優れていることもFG540 ハイブリッドローラーの特徴の1つだ。フォークマウントとローラー部は別体となっており、使用しない時はコンパクトに折り畳める。重量は10kgあるため輪行での持ち運びは難しいが、車であればスペースを取らずにバイクと一緒に持ち運べるはずだ。

セッティングも手軽にできるため、日々のトレーニングから、レース前のアップなどで気軽に使用できるだろう。ロードからCX、MTBまで出場するレーサーから、ローラー台でトレーニングを行いたいビギナーにオススメのローラー台だ。価格は47,685円(税抜)。



― 編集部インプレッション

ハイパワーで踏んだ時やダンシングした時でも3本足による安定感は高いハイパワーで踏んだ時やダンシングした時でも3本足による安定感は高い
編集部に届いた箱が想像以上に小さいことにまず驚く。フォークを固定する部分とローラー部が別体となっており、使用しない時は非常にコンパクトに収めることができるのだ。そして、箱から取り出してみるとローラー台自体は、更にコンパクトにまとまっている。加えて、フォーク固定台座とローラー部が別れているため、収納場所や収納方法の自由度が高そうだ。

組み立て作業数も少なく、フォーク固定台座の足を広げ、ローラー部と連結させるだけ。1分もあれば準備完了だ。フォークの固定は慣れ親しんだクイックリリースなので、困ることはないもない。ホイールベースの調整も行う必要があるが、乗るバイクが決まっているならばマーキングしておけば作業はぐっと楽になるはずだ。

フォークを支えるポールを5段階で高さ(斜度)調整できるため、ヒルクライムトレーニングにはうってつけだフォークを支えるポールを5段階で高さ(斜度)調整できるため、ヒルクライムトレーニングにはうってつけだ いよいよロードバイクをセットし走行してみる。今回は3本ローラーにはまだ乗れない編集部員が挑戦してみた。結果から言うと固定ローラーかと思わせるほど、バランスを意識しなくても安定感が強い。ケイデンスの高低にかかわらず、両手を離して乗っても、ダンシングしても後輪が暴れることはない。

安定感は恐らく、びくともしない3本足のフォーク固定台座によるものが大きいだろう。シャフト部分のダンパーが程よい硬さに味付けされており、ダンシングでバイクを振った時でも力を程よくいなしてくれる。フォークの負担となる力を逃がしてくれているため、後輪フリーな構造と合わせてバイクに優しいローラー台と言えるはずだ。激しくもがいても落車する心配も、バイクへの負担も少ないので、インターバルトレーニングにもぴったりと感じる。

音の発生の仕方は、ローラー部が3本ローラーと同じ構造が採用されているため、3本ローラーのよう。高ケイデンスでペダリングをすると高音になり、部屋に響くようなイメージだ。

FG540は9mmクイックから15mmスルーアクスルへの切り替えも簡単に行える。また、タイヤを押し付けないのでブロックタイヤが必要以上に摩耗しないのも、CXやMTBライダーにとってはメリットとなる。すでにシクロクロスのレース会場で多く見かけるのもそういった理由からだろう。

加えて、斜度を0%、3%、6%、8%、10%とつけることができ、ヒルクライムを想定したトレーニングを行えることもメリットだ。自転車競技ならなんでもやってしまうというマルチライダーにぴったりなローラー台といえるだろう。




ミノウラ FG540 ハイブリッドローラー
負荷ユニット:7段階負荷調整可能、マグネット式磁気抵抗器
対応フォーク:9mmクイックリリース、15mmスルーアクスル
適合ホイールサイズ:650c~700c、26インチ~ 29インチ(ホイールベース 950~ 1,200mm)
重 量:10.1 kg
価 格:47,685円(税抜)

text:Gakuto.Fujiwara

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