11月25日、UCI(国際自転車競技連盟)がキャノンデールプロサイクリング、ディメンションデータ、エティックス・クイックステップ、カチューシャ、ランプレ・メリダ、ロット・ソウダル、ティンコフのUCIワールドツアーライセンスを承認。世界トップカテゴリーで走る18チームが出揃った。



2016年、ディメンションデータとして活動するMTNキュベカ2016年、ディメンションデータとして活動するMTNキュベカ photo:Tim de Waeleチームの競技性と財政状況、選手登録状況、そして倫理性を審査していたUCIのライセンス委員会UCIライセンス委員会は、新たに申請を行ったディメンションデータ(MTNキュベカ)のライセンスを承認した他、すでにライセンスを保有していたキャノンデールプロサイクリング、エティックス・クイックステップ、カチューシャ、ランプレ・メリダ、ロット・ソウダル、ティンコフのUCIワールドツアーチームとしての活動を認めた。

こうして2016年度のUCIワールドツアーチームが確定。ルール上の上限である18チームが出揃った。ディメンションデータが加わったことで前年比で1チーム増加する。

2016年は5つあるUCIコンチネンタルサーキット(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)全てにUCIワールドツアーチームが存在。国別ではアメリカが最多3チームで、次いでフランスとベルギー、ロシアが2チームずつ。伝統国イタリアやスペインは1チームにとどまっている。

ディメンションデータの他、キャノンデール・ガーミンがキャノンデールプロサイクリングに、ティンコフ・サクソがティンコフにチーム名称を変更している。



UCIワールドツアーチーム(UCIコード/登録国)
AG2Rラモンディアール(ALM/フランス)
アスタナプロチーム(AST/カザフスタン)
BMCレーシング(BMC/アメリカ)
キャノンデールプロサイクリング(CPT/アメリカ)※キャノンデール・ガーミン
ディメンションデータ(DDD/南アフリカ)※MTNキュベカ
エティックス・クイックステップ(EQS/ベルギー)
FDJ(FDJ/フランス)
IAMサイクリング(IAM/スイス)
ランプレ・メリダ(LAM/イタリア)
ロット・ソウダル(LTS/ベルギー)
モビスター(MOV/スペイン)
オリカ・グリーンエッジ(OGE/オーストラリア)
ジャイアント・アルペシン(TGA/ドイツ)
カチューシャ(KAT/ロシア)
ロットNLユンボ(TJL/オランダ)
チームスカイ(SKY/イギリス)
ティンコフ(TNK/ロシア)※ティンコフ・サクソ
トレックファクトリーレーシング(TFR/アメリカ)



加えてUCIはロース・シュコダとクルトエナジー・ストルティンググループのUCIプロコンチネンタル登録を承認。11月25日時点で19チームが登録を済ませているが、バルディアーニCSF、CCCスプランディポルコウィチェ、ディレクトエネルジー(現ユーロップカー)、サルコール(現サウスイースト)の4チームに関しては引き続き審査が行われている。審査の結果は12月中に発表される予定だ。



UCIプロコンチネンタルチーム(UCIコード/登録国)
アンドローニジョカトリ(AND/イタリア)
ボーラ・アルゴン18(BOA/ドイツ)
カハルーラル・セグロスSA(CJR/スペイン)
コフィディス・ソリュシオンクレディ(COF/フランス)
クルトエナジー・ストルティンググループ(CST/デンマーク)
デルコ・マルセイユプロヴァンスKTM(DMP/フランス)※マルセイユ13KTM
ドラパックプロサイクリング(DPC/オーストラリア)
フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト(FVC/フランス)※ブルターニュ・セシェ
ファンビクソールサイクルズ・カルフール(FSC/ブラジル)
NIPPOヴィーニファンティーニ(NIP/イタリア)
ワンプロサイクリング(ONE/イギリス)
ルームポット・オラニエ(ROP/オランダ)
ロース・シュコダ(ROT/スイス)
ルスヴェロ(RVL/ロシア)
ノボノルディスク(TNN/アメリカ)
トップスポートフラーンデレン・バロワーズ(TSV/ベルギー)
ユナイテッドヘルスケア(UHC/アメリカ)
ヴェルヴァ・アクティブジェット(VAT.ポーランド)※アクティブジェット
ワンティ・グループグベルト(WGG/ベルギー)

text:Kei Tsuji