2015年7月のジロ・ローザでステージ優勝の快挙を成し遂げた萩原麻由子が、所属するウィグル・ホンダと2年間契約を更新。同チームで2017年シーズンまで合計5年間走ることが発表された。



表彰台でスプマンテを開ける萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)表彰台でスプマンテを開ける萩原麻由子(ウィグル・ホンダ) photo:CorVos


独走でゴールに飛び込む萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)独走でゴールに飛び込む萩原麻由子(ウィグル・ホンダ) (c)tanakasonoko「麻由子の契約更新は私にとってもチームにとってもとてもスペシャルなこと。これまで3年間ともに戦い、不可能を可能にしてきた。私を含め、多くの人にインスピレーションを与えてくれるのが麻由子。夢を信じ続ければ夢が叶うことを体現している選手であり、彼女が私たちのチームを選んでくれたことを嬉しく思う」とチームマネージャー兼オーナーのロシェル・ギルモアは萩原の契約についてコメントしている。

萩原とチームの契約は2016年から2年間。つまり2017年末まで萩原はウィグル・ホンダジャージで走ることが決まった。

2010年、2011年、2012年、2014年、そして2015年に全日本チャンピオンに輝き、2013年からウィグル・ホンダで走る29歳の萩原。同チームで3年目を迎えた2015年、女性版ジロ・デ・イタリアのジロ・ローザ第6ステージで逃げ、日本人初となるステージ優勝の快挙を成し遂げた。その後ツール・ド・ブルターニュでもステージ優勝を飾るなど、自身にとってブレークスルーなシーズンとなった。

「2016年もウィグル・ホンダで走ることを嬉しく思います。この好きなチームで引き続き仕事に励みたい。強い選手も加わるので、今年以上の結果を残せるようにチームとして走ることが楽しみです。チーム内で自分のポジションを見つけられるよう、力を尽くしたいと思います」と萩原はプレスリリースの中で語っている。

2016年、チームには北京五輪ロード銀メダリストのエマ・ヨハンソン(スウェーデン)や、若手オールラウンダーのアミー・ピータース(オランダ)、過去にジュニア世界選手権ロードで2連覇している21歳のルーシー・ガーナー(イギリス)らが加わる。エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)やジョルジャ・ブロンジーニ(イタリア)、ダニエーレ・キング(イギリス)、ヨリエン・ドール(ベルギー)らがチームの要だ。

text:Kei Tsuji