”着るサプリメント”としてコンプレッションウェアの先駆けとなったスキンズ。2009年からサイクリング用のウェアを日本でも発売することになった。ビブショーツを長期間試してみた。

スキンズ male bib shortsスキンズ male bib shorts 背面 背中はメッシュで汗を蒸発させやすくなっている背面 背中はメッシュで汗を蒸発させやすくなっている






スキンズのロゴは反射材になっているスキンズのロゴは反射材になっている

機能紹介



スキンズは、自転車業界では初のバイオアクセレレーション(段階的着圧)を搭載したサイクリングウェアだ。
メイルビブショーツに搭載されたパッドには、イタリアで開発されたMulti DM Elastic Interface Technology Pads(動体4次元裁断パッド)を使用し、さらに3D構造による臀部の筋肉や皮膚の動きを妨げることなく、サイクリングに適したパフォーマンスと快適性を持っている。


スキンズバイオフィット

スキンズのサイクルモデルは、ライディングポジションをベースに、姿勢、動き、摩擦等を解剖学的に考えられており、さらにスキンズのアンダーウェアに使用されている独自の素材(マイクロファイバー)により、肌触りとフィット感を向上させ、ユーザーへの走行中におけるウェアによるズレ等のストレスをまるで感じさせないようになっている。

スキンズBMIサイジング

スキンズのウェアは人間身体測定学を元に、スキンズウェアの着用による効果を十分に発揮できるサイジング手法を使っている。従来の曖昧なサイジング(S・M・Lのような)では、
ウェアの能力を100%引き出せていないことに着目し、独自の体重と身長の組み合わせによってユーザーにあったウェアのサイズを選択することが可能になった。

BMIサイジングによる表BMIサイジングによる表 (c)skins

マルチDコンフォート

身体測定学を用いてイタリアで開発された男性専用&女性専用パッドに、動体4次元裁断設計を加えることによって、サドルの上で常に動く臀部へのフィット感と快適性を高めている。

スキンズがリリースするサイクル専用ビブショーツ。実際に使ってみた印象を紹介しよう。

ライディングポジションでも圧迫感を感じさせないライディングポジションでも圧迫感を感じさせない


フィット感が高いのでライディング用バイクパンツとしても優秀フィット感が高いのでライディング用バイクパンツとしても優秀

インプレッション



コンプレッションウェアの火付け役といっても過言ではないスキンズ。インプレを行った私自身、他社のコンプレッションウェアは数枚持っているが、スキンズのウェアを着るのは初めてだった。

まず第一に感じたことは、着ているときの快適性の高さだ。
他社のコンプレッションウェアは、いかにも”圧迫されているな”という感じの窮屈感があり、窮屈すぎたり熱がこもるような印象を持っていた。

しかしスキンズのウェアはコンプレッションウェア特有の圧迫感は多少あるものの、窮屈さや熱が篭るようなことをまったく感じない、とても快適なウェアだった。

実際に乗ってみると、コンプレッションによって動きが制限されるのかと思いきや、まったくそんなこともなく。とてもスムーズにペダリングが出来る。むしろ、足が楽に上がるような印象まで得る。

また、コンプレッションのおかげなのか、ペダリングによるパッドのズレが生じず、走行中にパッドの位置修正やウェアのしわを取る作業はまったく必要ない。
さらにパッド自体の出来がよく、自分はほとんど臀部への痛みがでなかった。また、腰を支えるという意味でも、最適なパッドだったと感じる。

ただ、ユーザーが気になるのは値段だと思う。値段は約26,000円と、確かに高い。しかし自分が実際に使ってみて、値段とパフォーマンスのバランス考えたとき、この性能なら買ってもいいと思う。それに見合った性能は充分持ち合わせていると思う。
ウェアに多少お金をかけてでも勝ちたい、楽に走りたいユーザーにはオススメだと思う。

パッドのフィット感もよく、締め付ける構造のためズレが少ないパッドのフィット感もよく、締め付ける構造のためズレが少ない


スキンズ male bib shorts


価格 26,250円
サイズ XS・S・M・L
カラー ブラックイエロー