ツール・ド・熊野が始まった。初日のプロローグはTOJ堺で2位のニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)が制し、2位の大久保陣(宇都宮ブリッツェン)ら日本勢も上位に食い込んだ。



1位 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)50秒701位 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)50秒70 photo:Hideaki TAKAGI
2位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)+0秒532位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)+0秒53 photo:Hideaki TAKAGIUCI2クラス4日間のステージレースのツール・ド・熊野が5月28日(木)に和歌山県新宮市で始まった。初日は0.7kmの個人TT。”コ”の字型のコースでコーナーをいかにクリアするかで大きくタイムが変わる。コースレコードは2013年にマッティア・ポッツォ(現NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が出した50秒26。次は今年も出場しているアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティレーシングチーム)の50秒71。
3位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)+0秒833位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)+0秒83 photo:Hideaki TAKAGI伊丹健治(キナンサイクリングチーム)が堂々と選手宣誓伊丹健治(キナンサイクリングチーム)が堂々と選手宣誓 photo:Hideaki TAKAGI
序盤で青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)が52秒59でしばらくホットシートに座る。それを塗り替えたのはサラリーマンレーサーの中村龍太郎(イナーメ信濃山形)の52秒18。後半ほどタイムが上がり、結局50秒70とただ一人50秒台を出したニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)が優勝。

ヴァンデルプローグは10日前のツアー・オブ・ジャパン堺ステージの個人TTでも2位に入っており順当な結果。2位以下はTOJ東京ステージに続いてUCIポイントを獲得の大久保陣(宇都宮ブリッツェン)、福田真平(愛三工業レーシングチーム)をはじめ日本人選手が上位に入り、日本チームも首位争いが出来る今年の熊野になりそうだ。
リーダージャージを獲得したニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)リーダージャージを獲得したニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム) photo:Hideaki TAKAGI
スケジュール
プロローグ 5月28日(木)個人TT 0.7km
第1ステージ 5月29日(金)赤木川清流コース 114.1km
第2ステージ 5月30日(土)熊野山岳コース 109.3km
第3ステージ 5月31日(日) 太地半島周回コース 100.0km

結果 
プロローグ 個人TT 0.7km
1位 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)50秒70
2位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)+0秒53
3位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)+0秒83
4位 ティノ・ソメル(RTSサンティックレーシングチーム)+1秒26
5位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)+1秒48
6位 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)+1秒89
7位 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)+1秒90
8位 ジャマリディン・ノバルディアント(ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム)+1秒90
9位 横山航太(シマノレーシング)+1秒91
10位 吉田隼人(シマノレーシング)+2秒02

個人総合ポイント プロローグ終了時点
1位 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティレーシングチーム)10点
2位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)9点
3位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)8点

チーム総合成績 プロローグ終了時点
1位 愛三工業レーシングチーム 2分36秒
2位 ペガサスコンチネンタルサイクリングチーム +01秒
3位 宇都宮ブリッツェン

photo&text:Hideaki TAKAGI
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