レストロンからカッセルへと至るダンケルク4日目。アップダウンと石畳が連続するクラシックコースで、カハルーラルのオマル・フライレが優勝。総合リーダーはイグナタス・コノヴァロヴァスに移動した。



リーダージャージを明け渡したブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)リーダージャージを明け渡したブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー) photo:www.4joursdedunkerque.orgレストロンからカッセルへと至る178.8km。最後はカッセル市街地を郊外を繋げた14.6kmのコースを9周回してゴールを目指すもので、アップダウンと石畳が連続する上に、ラスト4kmからは緩やかな上り勾配というクラシックレースのようなレイアウトだ。ダンケルク4日間レース最難関コースで大きくレース展開が動くことになる。

総合リーダーに立ったイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)総合リーダーに立ったイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM) photo:www.4joursdedunkerque.org序盤の逃げは早々に吸収され、アップダウンを経るごとに集団の人数は縮小の一途をたどる。最終周回に入る頃にトップグループの人数は10名程までに減っていた。そんな中で主導権を握ったのはメンバーを残したマルセイユ13KTMや、苦しみながら食らいつく総合首位のブライアン・コカール(フランス)を擁するユーロップカー。

そこからマウリツ・ラマーティンク(オランダ、ルームポット)が勢い良く飛び出してリードを稼ぐと、追いかけた集団はバラバラとなり、コカールが遂に脱落。ラマーティンクも残り1kmまでリードしたが登りに失速し、単独で追走したオマル・フライレ(スペイン、カハルーラル)が残り400mでパス。

ワンデーレースで力を見せる24歳のフライレは石畳でもペースを維持し、先頭でフィニッシュ。登りで千切れたコカールは全力で踏み続けたものの45秒遅れとなり、イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)がコカールに代わってリーダージャージを手中に収めた。



ダンケルク4日間レース2015第4ステージ結果
1位 オマル・フライレ(スペイン、カハルーラル)
2位 マウリツ・ラマーティンク(オランダ、ルームポット)
3位 アロ・ヤキン(エストニア、オベール93)
4位 ルディ・モラール(フランス、コフィディス)
5位 フレデリック・バッカールト(ベルギー、ワンティ)
6位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)
7位 マッズ・ペデルセン(デンマーク、クルトエナジー)
8位 ダミアン・ゴダン(フランス、AG2Rラモンディアール)
9位 フロリアン・ヴァション(フランス、ブルターニュ・セシェ)
10位 ブリース・フェイユー(フランス、ブルターニュ・セシェ)
4h44'26"
+03"
+07"



+25"


+34"


個人総合成績
1位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)
2位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
3位 アロ・ヤキン(エストニア、オベール93)
4位 フレデリック・バッカールト(ベルギー、ワンティ)
5位 ダミアン・ゴダン(フランス、AG2Rラモンディアール)
6位 マッズ・ペデルセン(デンマーク、クルトエナジー)
7位 エドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
8位 フロリアン・ヴァション(フランス、ブルターニュ・セシェ)
9位 ブリース・フェイユー(フランス、ブルターニュ・セシェ)
10位 アントニー・ドゥシェーヌ(カナダ、ユーロップカー)
17h30'40"
+20"
+31"
+35"
+40"
+44"
+56"
+1'04"
+1'36"
+1'37"


ポイント賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

山岳賞
ジュリアン・アントマルキ(フランス、ルーベ・リールメトロポール)

ヤングライダー賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

チーム総合成績
マルセイユ13KTM

text:So.Isobe
photo:www.4joursdedunkerque.org


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