クリス・メルテンス医師と連絡を取ったことでドーピング疑惑が浮上したグレッグ・ファンアフェルマートだが、ベルギー自転車競技連盟は5月7日付けのプレスリリースで無罪を発表した。



ベルギー自転車競技連盟のドーピングコミッションに参加したグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)ベルギー自転車競技連盟のドーピングコミッションに参加したグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング) photo:CorVosベルギー自転車競技連盟のアンチドーピング委員会が、クリス・メルテンス医師と連絡を取り禁止薬物使用疑惑のあったグレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシング)に対し、2年間の出場停止処分を要求していた件で、連盟は処分を課す理由が無いとして、5月7日付けでファンアフェルマートの無罪放免を発表した。

以前からファンアフェルマートはアンチドーピング規約によって禁止されているオゾン療法を行ったメルテンス医師と接触を取っいたものの、ルールに反することは行っていないと主張していた。内部調査を行ったBMCレーシングもルール違反を示唆する情報がないとしてファンアフェルマートのレース出場を認めており、ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ〜ルーベで3位、アムステル・ゴールドレース5位という結果を残していた。

この発表を受けてBMCレーシングはリリースを出し、その中でチームGMのジム・オショウィッツ氏は「私たちは一度たりともグレッグを疑ったことは無い。今回の決定に喜んでいる」とコメント。ファンアフェルマート自身も「悪夢が終わって良かった。ようやくピリオドが打てるし、ようやく競技だけに集中できる。友人や家族、チームなどサポートしてくれた全ての人に感謝したい」と述べている。ファンアフェルマートは今後ベルギーツアー、ツール・ド・スイス、そしてツール・ド・フランスに出場予定だ。

text:So.Isobe


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