プロアマ問わず数多くのサイクリストから絶大な信頼を集めるアイウェアメーカー、オークリー。昨年のツール・ド・フランスでマーク・カヴェンディッシュがプロトタイプを着用して以降、大きな話題となっていた「Jawbreaker」がついに発売される。同じく新登場の「Radar EV」「Flak 2.0」と共に紹介しよう。



オークリー Jawbreaker

オークリー Jawbreaker(Uranium/Prizm Road)オークリー Jawbreaker(Uranium/Prizm Road) (c)オークリージャパン
「Jawbreaker(ジョウブレイカー)」はRacing Jacketの後継にあたる約3年ぶりの新型スポーツアイウェア。マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)のリクエストによって誕生した、ブランド初のサイクルスポーツに特化したモデルである。

昨年のツール第1ステージでJawbreakerのプロトタイプを着用したマーク・カヴェンディッシュ昨年のツール第1ステージでJawbreakerのプロトタイプを着用したマーク・カヴェンディッシュ photo:Kei Tsujiマーク・カヴェンディッシュのアイデアとフィードバックを多く取り入れ開発されたJawbreakerマーク・カヴェンディッシュのアイデアとフィードバックを多く取り入れ開発されたJawbreaker (c)オークリージャパンその特徴はスポーツサイクル独自の使用環境にあわせて設計されたこと。レンズは、ロードバイク特有の深い前傾姿勢を取った際にも視野が大きく確保できるよう、より上下方向にワイドになった。また、カヴェンディッシュの意見をもとに通気性が高められ、ベンチレーションホールが標準仕様となった。アイコン付近に設けられたサージサポートとあわせて、レンズと顔の間にこもる熱を効果的に放出する。なお、レンズ素材は高強度で視界の歪みが少なく、紫外線を100%遮蔽し、目を守ってくれるPlutoniteを採用している。

軽さ、耐久性、しなやかな掛け心地を兼ね備えるアジアンフィットのO Matter製フレームの特徴はステム部にある。ヘルメットのクロージャーとの干渉を防ぐために3段階の長さ調節が可能となっているのだ。そしてRadarlockやRacing Jacketで好評であった「SWITCHLOCK」にも改良が施され、より少ない力で簡単にレンズ交換ができる様になっている。

アジアン仕様のノーズパッドも大きくアップデートされ、より多くの日本人に高いフィット感をもたらす様に設計されているとのこと。イヤーソックとノーズパッドは他モデルと同じく水分が多い環境でも高いグリップ力を発揮するUnobtanium製だ。

ラインアップは全部で8モデル。この内、黒字にグリーンの差し色が入ったフレームの「Cavendish Polished Black」、トレンドの蛍光色をフレームカラーに用いた「Uranium」、オーソドックスな「Polished White」の3モデルには、オークリーが15年の歳月を費やして開発したロードライディング用レンズ「PRIZM ROAD」が搭載される。価格は32,000円~42,000円で、フレームカラーとレンズの組み合わせによって異なる。下記にカヴェンディッシュとオークリー研究開発担当のライアン・カリアング氏のコメントを紹介しよう。

オークリー Jawbreaker(Cavendish Polished Black/Prizm Road)オークリー Jawbreaker(Cavendish Polished Black/Prizm Road) (c)オークリージャパンオークリー Jawbreaker(Redline/+Red Iridium)オークリー Jawbreaker(Redline/+Red Iridium) (c)オークリージャパン

オークリー Jawbreaker(Polished White/Prizm Road)オークリー Jawbreaker(Polished White/Prizm Road) (c)オークリージャパンオークリー Jawbreaker(Black Ink/OO Red Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Jawbreaker(Black Ink/OO Red Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパン

オークリー Jawbreaker(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Jawbreaker(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパンオークリー Jawbreaker(Polished White/Jade Iridium)オークリー Jawbreaker(Polished White/Jade Iridium) (c)オークリージャパン


マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)
「99%の出来では、ダメなんだ。常に100%でなければならない。あらゆる状況において準備しておかないといけないんだ。オークリーはそんな私の考えに耳を傾けてくれる。どんな小さいことに対しても自分のことのようにこだわってくれる。なぜならそれが後に大きな違いを及ぼすことを知っているからJawbreakerは、プロテクション性能やベンチレーションが更に進化している。これはもう単なるアイウェアではないよ」

ライアン・カリアング氏(オークリー研究開発担当)
「マークからサイクリングにおける最高のパフォーマンスアイウェアの開発を依頼され、彼からのリクエストであるベンチレーションとプロテクションに重点をおいて開発に取り組みました。また広い視野を確保することも重要事項でした。ラボやフィールドテストのデータを通してレンズ上部を拡張し、最大限の視界を確保することが、サイクリストのパフォーマンスと安全面でとても重要なことであることがわかったのです。Jawbreakerのレンズ視野を最大限に拡張したことにより、これまでに得たことのない視界がサイクリスト達の世界をより一層充実させることでしょう。」

オークリー Jawbreaker
フレームカラー/レンズ/価格:
Cavendish Polished Black/Prizm Road 38,000円
Uranium/Prizm Road 35,000円
Polished White/Prizm Road 35,000円
Black Ink/OO Red Iridium Polarized(偏光レンズ) 42,000円
Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ) 42,000円
Polished White/Jade Iridium 32,000円
Redline/+Red Iridium 32,000円
Polished Black/Black Iridium 32,000円



オークリー Radar EV

オークリー Radar EV(Silver/Fire Iridium)オークリー Radar EV(Silver/Fire Iridium) (c)オークリージャパン
「Radar EV(レーダー EV)は、Eyeshadeからの流れを汲むオークリー伝統の1眼式アイウェア。「Racing Jacket」と並んで多くのプロサイクリストが愛用する「Radar」の後継モデルである。「M Frame」を思わせるシンプルかつエッジの効いたデザインが特徴だ。

EVとはEnhanced Viewの頭文字であり、Radarからの最大の変更点はレンズを上方向に拡張し、より広い視界を実現したことにある。またJawbreaker同様にフレームとレンズの間に標準でベンチレーションホールが設けられて、ステム先端のサージサポートとあわせて放熱性の向上を図った。またフレーム形状も変更となり、細身のステムによってよりシャープな印象となった。

オークリー Radar EV(Carbon Fiber/State Iridium)オークリー Radar EV(Carbon Fiber/State Iridium) (c)オークリージャパンオークリー Radar EV(Polished Black Ink/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Radar EV(Polished Black Ink/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパン

オークリー Radar EV(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Radar EV(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパンオークリー Radar EV(Navy/Prizm Golf)オークリー Radar EV(Navy/Prizm Golf) (c)オークリージャパン

オークリー Radar EV(Uranium/Prizm Baseball Outfield)オークリー Radar EV(Uranium/Prizm Baseball Outfield) (c)オークリージャパンオークリー Radar EV(Polished Grey Ink/Prizm Trail)オークリー Radar EV(Polished Grey Ink/Prizm Trail) (c)オークリージャパン


今回発売される8モデルはフレームとレンズの両方がアジアンフィットとされている。また、この内の1モデルであるPolished Grey Inkフレームには、ガレた道や植物などトレイルのコントラストを高めたオフロードライドに最適な「Prizm Trail」レンズが付属する。

オークリー Radar EV
フレームカラー/レンズ/価格:
Matte Balck/Black Iridium 27,000円
Silver/Fire Iridium 27,000円
Carbon Fiber/State Iridium 27,000円
Polished Grey Ink/Prizm Trail 30,000円
Navy/Prizm Golf 30,000円
Uranium/Prizm Baseball Outfield 30,000円
Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ) 39,000円
Polished Black Ink/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ) 39,000円



オークリー Flak 2.0

オークリー Flak 2.0(Matte Grey Smoke/+Red Iridium)オークリー Flak 2.0(Matte Grey Smoke/+Red Iridium) (c)オークリージャパン
「Flak 2.0(フラック2.0)」はデイリーユースにも対応するコンパクトなデザインで人気を集めた2眼式スポーツアイウェア「Flak Jackt」の後継モデル。Radar EVと同様に従来モデルよりレンズを上方向に拡張し、より広い視界を実現したことが特徴である。

フレームは従来モデルよりも更にシェイプアップされ、カジュアルモデルの様なシンプルさに。フレームとレンズは共に多くの日本人に快適な掛け心地を提供するアジアンフィットとされており、顔の形にあわせて微調節できる2種類のノーズパッドが付属する。

オークリー Flak 2.0(Uranium/Prizm Golf)オークリー Flak 2.0(Uranium/Prizm Golf) (c)オークリージャパンオークリー Flak 2.0(Silver/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Flak 2.0(Silver/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパン

オークリー Flak 2.0(Carbon Fiber/State Iridium)オークリー Flak 2.0(Carbon Fiber/State Iridium) (c)オークリージャパンオークリー Flak 2.0(Polished Black Ink/Prizm Golf)オークリー Flak 2.0(Polished Black Ink/Prizm Golf) (c)オークリージャパン

オークリー Flak 2.0(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ))オークリー Flak 2.0(Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ)) (c)オークリージャパンオークリー Flak 2.0(Polished White/Prizm Road、製品版ではソック、アイコン、ノーズパッドは全てレッド)オークリー Flak 2.0(Polished White/Prizm Road、製品版ではソック、アイコン、ノーズパッドは全てレッド) (c)オークリージャパン


ラインアップアップは全部で8種類。サイクルスポーツのみならず、ランニング、野球、ゴルフなど様々なスポーツをマルチに楽しんでいる方や、上位モデルと同様のテクノロジー多くを搭載しながらも価格が抑えられていることから初めてのオークリーという方にもおすすめだ。

オークリー Flak 2.0
フレームカラー/レンズ/価格:
Matte Balck/Black Iridium 22,000円
Carbon Fiber/State Iridium 22,000円
Matte Grey Smoke/+Red Iridium 22,000円
Polished White/Prizm Road 25,000円
Polished Black Ink/Prizm Golf 25,000円
Uranium/Prizm Golf 25,000円
Silver/Jade Iridium Polarized(偏光レンズ) 30,000円
Polished Black/Black Iridium Polarized(偏光レンズ) 30,000円

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