ツール・ド・台湾2日目は大雨によって荒れた展開に。増田や中根、入部らが落車に巻き込まれる中、アヴァンティレーシングのパトリック・ベヴィンが頂上ゴールを制し、土井雪広がステージ9位に。総合順位を7位にジャンプアップさせている。



桃園市内をスタートしていくツール・ド・台湾第2ステージ桃園市内をスタートしていくツール・ド・台湾第2ステージ photo:tourdetw


宇都宮ブリッツェンや日本ナショナルチームが集団を牽引する宇都宮ブリッツェンや日本ナショナルチームが集団を牽引する photo:tourdetw落車した入部正太朗(日本ナショナルチーム)落車した入部正太朗(日本ナショナルチーム) photo:tourdetw台北市内でのクリテリウムで開幕したツール・ド・台湾は2日目。台北首都圏に隣した台湾北西部の桃園市内を駆け巡る122.2kmのコースは後半に掛けて山岳地帯に突入し、最後に用意されたのは標高438mの1級山岳角板へと至る頂上ゴール。この日は予報通り激しい雨と風がプロトンを襲い、総合争いに加えて落車を頻発させる荒れたレースとなった。

山岳をハイペースで登るメイン集団。先頭付近をイラン勢が固める山岳をハイペースで登るメイン集団。先頭付近をイラン勢が固める photo:tourdetw雨降る中でオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)やアメリカナショナルチャンピオンのエリック・マルコット(スマートストップ)らがアタックし、ここに次々と選手が合流したことで6名の逃げグループが形成。更に時間を置いて4名が合流したことで、エスケープは最終的に10名まで膨らんだ。

1分半差を追うメイン集団では、増田成幸を総合表彰台に導きたい宇都宮ブリッツェンや、日本ナショナルチームが中心となって牽引を行うが、濡れた路面に落車が発生。鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)、中根英登、入部正太朗(日本ナショナルチーム)らが巻き込まれ、体調不良を訴えた佐野淳也(日本ナショナルチーム)がバイクを降りることに。

人数を減らした集団がゴール手前30kmで逃げグループをキャッチすると、2級山岳の登りで再び落車が発生。増田が足止めされ、更に集団復帰を試みていた際のスリッピーな下りでクラッシュ。チェーンリングが破損したことも重なり大きなタイムロスを喫してしまう。

一方集団はハイペースのままゴールへと続く1級山岳に突入し、土井雪広(チーム右京)を含む精鋭グループから、最後はホセイン・アスカリ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)とパトリック・ベヴィン(ニュージーランド、アヴァンティレーシング)よる一騎打ちに。残り250mから仕掛けたベヴィンがステージ優勝を飾り、一躍総合リーダーに浮上した。

集団内で粘った土井はステージ9位でゴールし、総合成績は7位に。「最後はチームでひとりぼっちの戦いになり、他チームに対抗するにはちょっと力不足でしたが、チーム全員が落車なく、ゴールにたどり着いたことが何よりの収穫と言えるでしょう。」と自身のブログに綴っている。

翌第3ステージは、ツール・ド・台湾名物の八卦山大仏を目指す登坂ゴール。標高89mの頂上まで約1kmを駆け上がってスプリントにもつれ込むのが通例だ。



ゴール勝負を制したパトリック・ベヴィン(オーストラリア、アヴァンティレーシング)ゴール勝負を制したパトリック・ベヴィン(オーストラリア、アヴァンティレーシング) photo:tourdetwステージ2位のホセイン・アスカリ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)ステージ2位のホセイン・アスカリ(イラン、ピシュガマン・ヤズド) photo:tourdetwリーダージャージを獲得したパトリック・ベヴィン(オーストラリア、アヴァンティレーシング)リーダージャージを獲得したパトリック・ベヴィン(オーストラリア、アヴァンティレーシング) photo:tourdetw




ツール・ド・台湾2015第2ステージ
1位 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、アヴァンティレーシング)
2位 ホセイン・アスカリ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(イラン、タブリーズ・ペトロケミカル)
4位 ラヒム・エマニ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)
5位 マルコ・ザノッティ(イタリア、パークホテル・ファルケンブルク)
6位 ヤスパー・オケローン(オランダ、パークホテル・ファルケンブルク)
7位 トラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ドラパックプロサイクリング)
8位 アレクサンドル・シュシェモイン(カザフスタン、ヴィノフォーエバー)
9位 土井雪広(チーム右京)
10位 ヴィクトール・デラパルテ(スペイン、ヴォラールベルク)
2h50'32"
+02"
+12"
+26"
+30"








個人総合成績
1位 パトリック・ベヴィン(オーストラリア、アヴァンティレーシング)
2位 ホセイン・アスカリ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)
3位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(イラン、タブリーズ・ペトロケミカル)
4位 ラヒム・エマニ(イラン、ピシュガマン・ヤズド)
5位 ヤスパー・オケローン(オランダ、パークホテル・ファルケンブルク)
6位 マルコ・ザノッティ(イタリア、パークホテル・ファルケンブルク)
7位 土井雪広(チーム右京)
8位 アレクサンドル・シュシェモイン(カザフスタン、ヴィノフォーエバー)
9位 トラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ドラパックプロサイクリング)
10位 ヴィクトール・デラパルテ(スペイン、ヴォラールベルク)
3h55'16"
+06"

+36"
+37"
+40"






ポイント賞
マルコ・ザノッティ(イタリア、パークホテル・ファルケンブルク)

山岳賞
パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、アヴァンティレーシング)

チーム総合成績
ピシュガマン・ヤズド

text:So.Isobe
photo:tourdetw

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