マトリックスパワータグ所属の和田 力が走行中の事故で死去

マトリックスパワータグに所属する和田力選手が3月8日、大阪府堺市の路上で命を落とした。和田選手はトレーニングを終えて帰路につくライド中に自損事故を起こしたとみられている。

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JBCF湾岸クリテリウム2014のラスト2周回でアタックする和田力（マトリックスパワータグ） photo:Hideaki TAKAGI一般報道やチーム関係者の談話によれば、3月8日の昼ごろ、大阪府堺市南区富蔵の市道で和田力選手が路上に倒れているのを、一緒に自転車で走行していたチームメイトが発見した。現場は右にカーブした片側1車線の下り坂で、和田選手はセンターライン付近に倒れているところを後方から走ってきたチームメイトによって発見された。

大阪府警によると、和田選手は病院に運ばれたが、全身を強打しており、搬送中は意識があったが、その後心肺停止状態に。病院での蘇生処置むなしく死亡が確認された。道路左脇の電柱には血痕があることから、大阪府警は和田選手が衝突したとみているという。チーム関係者も状況について情報を集めているが、現在のところ報道以上のことは分かっていない。

故・和田力選手は和歌山県出身、1992年3月18日生まれの22歳。和歌山北高校から日本大学自転車競技部へ進み、2012年全日本選手権ロードU23　3位となるなど活躍。2014年3月に同大卒業後、マトリックスパワータグ入りした。2014年は実業団湾岸クリテリウムで3位、そして現在JCFのU23強化指定選手であり将来を期待されていた若手選手のひとり。

和田 力（マトリックスパワータグ) photo:Hideaki.Takagiマトリックスパワータグ 安原昌弘監督の談話

昨3月8日、チーム走行中において不幸な事故が起きました。走行終盤での下り、先頭を単独で走っていた和田力が転倒し全身を強打。通りかかった車に救急車を要請して貰い、迅速な対応により数分で救急車に乗せる事ができました。救急車乗車の際は救急隊員の問いかけに答えることができていた本人でしたが、搬送途中にて心肺停止し、その後病院にて懸命なる蘇生処置にもおよばず、そのまま息をひきとりました。

今回の件においては、監督はじめ選手達も大変なショックを受けております。しかしながら、我々が悲しみ、くよくよしている姿を見せるのは、和田選手の本意ではないと思います。我々は彼の遺志を継いで前に進んで行くと、監督と選手達で誓い合いました。

このたびは皆様にご心配をおかけしましたことお詫びいたします。チームとしてあってはならないかかる事態の再発防止によりいっそう取り組みます。 最後に、和田力という、大きな大きな選手がいたことを忘れないで下さい。（マトリックスパワータグ監督 安原昌弘）

なお、葬儀は出身地の和歌山県において行われる。現在案内されている会場と日時は記事下部のとおりだ。　

故・和田力選手のご冥福をお祈りいたします。

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和田　力　（わだ　ちから）
1992年3月18日生まれ　22歳
和歌山県出身
自転車競技の名門、和歌山北高校から日本大学自転車競技部へ
2014年3月同大卒業後、マトリックスパワータグ入り
2012年全日本選手権ロードU23　3位
2014年実業団湾岸クリテリウム　3位　など
2015年3月8日（日）、走行中の単独事故により死去。

故 和田力 氏　葬儀の日時
通夜：3月11日（水）18時から
告別式：3月12日（木）13時30分から
喪主：父　和田好史
場所：有限会社くしもと公益社
　〒649-3503和歌山県東牟婁郡串本町串本2245
　電話：0735-62-2603

最寄りの鉄道駅：紀勢本線「串本駅」　葬儀場まで徒歩15分、タクシー3分

※葬儀当日までの続報はこちらの記事に追記します。